ツールドちば 2010
■第5ステージ・2日目 2010年11月21日(日)曇り 牛久-大多喜-勝浦-天津-鴨川-長狭街道-岩井-浜金谷(99キロ) … 久里浜-戸塚(40キロ)
寒い中、朝5時半に起床。まだ外は暗い。早速出掛ける準備を始めて、6時頃に出発地点のコンビニへ向かう。2日目のスタートは6時半。今日もそれほど急ぐ必要もなく、コースも平坦なのでのんびりとスタートする。
2日目の概略としては、コースの大半を今まで走行していない国道を選んでみた。勝浦までは房総半島を縦断する国道297号線、勝浦から鴨川までは沿岸を走る国道128号線。鴨川から内陸に入り国道410号線を目指し長狭街道を通り、410号線から県道に入って岩井方面へ向かうというルート。もう観光シーズンも外れているだろうとの思いで、平坦な国道を選んだ。
コンビニ前を走る国道297号線を南下し、勝浦方面に向かう。交通量が多いという理由で、今までこのルートは選ばなかった。この国道沿いにもゴルフ場が数多くある。そのためだろうか、朝早いというのにやはり交通量は多い。少々ストレスを感じながら走行する。このコースは、アップダウンの繰り返しは結構あるものの、高低差はそれほど無い。
297号線のいちばんの上りは大多喜町手前にある峠。少々の時間上らされる。上り終わった後は下りカーブの連続、そして最後は長い下り坂とバイクにとっては少々テクニックを必要とされる箇所である。
この峠を通過すると、前ステージで長南方面から来てこの国道と県道27号線の交差する横山交差点に出る。この先勝浦に向かうルートは千葉合宿でよく走行しているコースである。あまり高低差の無い走り易いコースである。大多喜町に入ってからは交通量も少なく、路面状態の良い国道を気持ち良く走る。大多喜から勝浦市に入ると徐々に下り気味のコースとなる。
297号線と小湊方面に向かう県道82号線との分岐が松野交差点。今までは勝浦に向かって行った事は無く、ここを右折し小湊方面に向かっていた。今ステージでは敢えて国道を進み、勝浦市街を目指した。市街地までもう少し、というあたりに国道128号線が走っている。これはバイパスで、旧道は直進した先の海沿いの市街地を通っている。ここではこれを右折しバイパスへ入る。
ここでちょうど8時頃、1時間半走ったのでそろそろ休憩したいところ。しかしなかなかコンビニも見つからない。バイパスとの交差点の近くにコンビニがあったが、逆方向に戻るのでこれはパスした。次のコンビニを目指してそのまま走り続けた。
ここは車両用に作られた道路なので、緩やかで長い上り、長い下りが続く。トンネルも多い。車のスピードも出ているので気を使う。結局15分ほど走って、興津の街に入る手前にコンビニがあったのでひと休み。ここまで1時間40分、43キロを走っていた。トイレとレッドブル、糖分を補給した。25分の休憩。
勝浦からだいぶ走ったので、次の休憩予定のコンビニまでは少々短くなった。128号線を鴨川に向かって走る。小湊までのコースは初めてだが、海岸沿いを走る旧道に代わるバイパスなので、山間部を抜けるコースは景色の変化も乏しく面白くない。車と一緒に走るのも嫌なので、小湊の先の天津から走り易そうな旧道に入り鴨川を目指した。通行の少ない街並みの間を抜けて走るのは気持ちがいい。
天津の街から先の旧道は海岸沿いを走る。今日の天気は生憎の曇り、厚い雲が空を覆い、海もどんよりとして重い感じがする。海沿いだけに小雨もぱらついてくる。バイクを楽しむには向いていない天候である。数日前の予報では晴れマークが出ていたのに残念だ。
鴨川の街の手前で、バイパスとの合流地点。バイパスを通ればシーワールドの前などを通過する幹線道路。今日これから向かうのは、長狭街道を経由して国道410号線。旧道をまっすぐ入って行くと県道181号線、暫く行ったところで長狭街道の県道34号線と合流する。バイパスからの道にぶつかる。今回はシーワールドの前は通らず、まっすぐ県道に入って県道34号線を目指した。
34号線に合流する手前で、鴨川市の防災無線が車両火災を報じていた。どの辺りだろうかと思って走っていると消防車のサイレンが聞こえてくる。私の行く先が現場だった。手前で止められ迂回するように言われたが、迂回路も分からず、そのまま火災現場の前をバイクを押しながら通過した。既に火は消えた後だった。廃車となって積み上げられていた車両から火が出ていた様だった。
少々停滞したが、先の国道を目指し軽快に走る。やはり距離は短くちょうど25キロ、1時間で目的の国道410号線に着いた。その角のコンビニでひと休み。ここでもレッドブルを補給する。最近はどこのコンビニに入ってもレッドブルが置いてあり頼もしい。栄養ドリンクコーナーに置かれている。
鴨川から来た道を左折して国道410号線に入る。ここから千葉県で最高峰の愛宕山の麓を通って岩井の街を目指す。今ステージでは唯一の山岳コースと言っていい。ただいちばん標高の高いところでも180mほど、平均勾配も数%と言ったところで、どこにでもある様な坂だ。この山岳区間の10キロ程を走り終えると、今回の目的のひとつである富山道の駅に到着する。ここは館山自動車道のサービスエリアも兼ねている。ここで昼食休憩、美味しい海の幸を頂く事にする。ここまではちょうど20キロ、半分は下り坂なので、40分で到着した。時刻は10時40分、もうこの先金谷港まで僅かなので、時間を気にせずのんびりとする。
美味しい海の幸を食べ終わったところで11時15分。次のフェリーは12時20分出航。それに間に合うように金谷港を目指した。410号線からのルートは県道89号線に入り、その県道は岩井で国道127号線に入る。最後は国道を通って金谷港まで11キロ、20分で到着した。ここまで本日の走行距離は99キロ、平均速度は27キロ弱、この時期にしては良く走れた。
フェリー出航までは暫く間がありのんびりとする。乗船待ちの車はそれほど多くない。今日はバイクが15台ほど、いつもよりは多く見られた。久里浜から1日目と同じかなや丸が定刻に到着、そして金谷からも定刻どおり久里浜に向けて、12時20分に出港した。
久里浜には13時に到着。いつものルートを通って、戸塚を目指した。逗子海岸では流鏑馬が催されており、多くの人で賑わっていた。またその先の鎌倉の大仏前はいつにも増して人通りが多かった。ここを無事に通過できれば後は何の障害も無い。慣れ親しんだコースをいつもの様に戸塚を目指して走った。戸塚には14時40分、ほぼ予定通りの到着だった。今回も無事にツールドちばの第5ステージが終了した。
年内はこれで全ステージを終了する。また来年、ツールドちば 2011を開催したい。
今回のステージで驚いた事、感心した事にバイクのメーターがある。私の走った距離=メーターに表示されている距離と、地図上の距離が全く同じという事だった。気を使って設定したメーターが間違いなかった事に驚きを感じている。当然、タイヤの空気圧もちょうどそれに合っていたという事になる。
【ルート図】
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