ツールドちば 2010

■第3ステージ・1日目
2010年8月13日(金)晴れ

戸塚-久里浜(35キロ) … 浜金谷・保田・長狭街道・君鴨トンネル・上総亀山・中野・牛久(85キロ)

 往路の戸塚から久里浜までのルートはいつも同じ。出発時間も同じで久里浜港着も同じ時間。いつものとおりのペースで久里浜港まで行く。8時少し前に到着し、8時20分出航のフェリーに乗り込む。今回は車両で混んでいたのか、自転車は2階デッキに誘導された。

 浜金谷港には、予定通り9時着。風向きは南からの風。今ステージのルートは、今までほとんど通った事のない房総半島の中央山間部を貫くコース。結構きつい坂も含まれている。浜金谷から南下し、保田まで5キロほど、暫くは向かい風。保田駅を過ぎたところで左折し、県道34号線-長狭街道に入って、鴨川方面に向かう。目指すは国道410号線、交差点近くには長狭中学校もあり迷うことはない。

 スタートした直後でまだ元気なので、多少のアップダウンは苦にならない。しかし、国道の上り坂に気を取られて、長狭街道の上りを気にしていなかったが、160mくらいまで結構上る。鋸南町と富津市の間にピークが2つ、更に富津市と鴨川市の市境に1つピークがある。市境を過ぎてしまえばあとは下り、軽快に進む。しかし2日目は最後にこれを上って帰って来ると思うとやや憂鬱。

 国道に近付いてくると、それまで山間部だったところがやや開けてくる。長狭中学校の交差点の角にはコンビニもあった。この交差点を左折、国道410号線に入る。ここまでおよそ23キロ、1時間。

 交差点を過ぎてから徐々に上り始め、約3.5キロで200mほどを上っていく。なかなか上り応えのある坂である。車両用に作られているので、直登も多く嫌な坂だ。ここは鴨川市と君津市の市境、間に君鴨トンネルというやや長いトンネルがある。房総半島の山間部はトンネルが多いので、リアランプは必需品だろう。このトンネルをくぐってしまえば後は下り基調、410号線をJR久留里線にぶつかるあたりまで下って行く。

 更に進むとダムによって作られた亀山湖。そのそばに久留里線終点の上総亀山駅。初めて来たところなので駅に寄ってみるが何も無い。亀山湖と周囲の山を巡るハイキング客に人気の様だ。腹も減ったので大休止。ここまで46キロ、1時間50分。駅前には数軒の家だけ。商店が1軒、パンとコーラで腹を満たす。

 この辺りは今まで車でも一度も来た事が無かった。何となく雰囲気は、アウェイという感じ、よそ者という目で見られる。終点上総亀山駅から先は線路が切れている。その先、延びるような様子は全く無い。亀山から先、養老渓谷までも初めて、どんな場所かも見当も付かない。30分ほど休憩し、先を目指す。

 亀山を出るとしばらく山あいの村といったところを通過し、5キロほどで分岐点に到着。ここで、清澄山の方から来る県道81号線と合流する。明日の第3ステージ・2日目は、清澄山から来てここを亀山の方に向かう予定。間違ってまっすぐ行ってしまわない様にしっかりと道を確認しておく。

 上総中野方面に向かう道路はいつの間にか、国道465号線に変わっていた。国道410号線と465号線が合流して、亀山の手前で、表示が変わったのだろう。県道81号線が清澄養老ラインという名前が付いているので、この間は国道でも清澄養老ラインと名前が付いていた。この道路は山間部を通る道路だけに坂も多く、車の通行量はそれほど多くない。バイクで走るにはいいコースだ。

 この先は第1ステージ2日目で通った老川十字路へ向かうが、その中間点辺りにトンネルがあり、それを通過すると老川十字路まで一気に下る。十字路が一番谷にあるらしく、それを過ぎると上総中野駅方面まで再び上って行く。老川十字路を左折すると養老渓谷方面、今回は左折せず直進する。小湊鉄道の踏切を渡って三叉路を左折して県道32号線に入る。それを進むと、老川十字路を左折した道路と合流する。数キロほど遠回りした事になる。その32号線も暫くして再び三叉路で2つの道路に分岐する。県道81号線、牛久方面に右折する。32号線は久留里の方へ向かっている。

 あとは、牛久まで走り慣れた道、15キロほどで目的地に到着した。牛久着はちょうど1時、亀山からは40キロ弱、1時間45分ほどかかった。浜金谷からの走行距離は85キロだった。第3ステージ・1日目はアップダウンを多く含むいい山岳コースだった。

【ルート図】

  
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