ツールドちば 2013

■第2ステージ・2日目
2013年5月3日(金)晴れ

牛久-小湊-長狭中学-市場-三芳村-平久里-富山-金谷港(104キロ)…久里浜-戸塚(40キロ)(144キロ)

 前日はほど良くお酒を飲んで、気持ちよく寝た。そして朝は気持ちよく目が覚めた。起床は5時45分。5月にしては寒く、厚着をして朝食のためにバイクで出掛ける。最近の朝食はコンビニはやめて隣のマックにしている。朝食くらいゆっくりと取りたい。でも本当はご飯を食べたいところだ。

 今日のルートは特に変わったところは無い。今までにほぼ走行しているところだが、千倉に向かう国道410号線からショートカットの様な形で逆戻りして県道を走行し、金谷港へ向かう。このショートカット部分が初めての走行区間となっている。

 6時50分、朝食も済み出発する。いつもの様に養老渓谷方面に向かって走り、上総中野駅前を通って安房小湊に出る。いつもは小湊のコンビニで休憩するが、今回は休憩の間隔を長く取るようにして、なるべく長く走る様にした。勝浦市と鴨川市の境の峠でトイレ休憩。ついでにコンビニで買っておいたおにぎりで補給をする。

 急坂を下って小湊の街に出て、そこからまっすぐ鴨川に向かった。連休の初日だが、この辺りまではまだ車も押し寄せて来ていなく、車の数も少なくて走りやすい。暫く外房の海岸線を走って鴨川市街の手前まで行く。

 長狭街道に入るまでは、少々ショートカット。前日に鴨川有料道路の入口まで走って来た県道181号線に入る。このルートもよく走行するルートなので、状況はよく分かっている。若干狭いので対向車などには注意する。鴨川有料道路の入口を通過し、田原交差点を右折して長狭街道に入る。あとは、国道410号線との交差点の長狭中学校までまっすぐ走る。平坦基調なので何の問題も無い。

 長狭中学校交差点で約60キロ、9時過ぎに到着した。途中のトイレ休憩はあったものの、2時間15分程で走破した。ここまで割り合いにスムーズに走って来ていた。

 いつものレッドブルとどら焼きを補給し、元気を付ける。この先は山間部を少々走行する。しかし、今回のルートは比較的に山は低く、難儀をする様なコースではない。3キロほどで100m上る程度の山間部を走る。車も少なく静かに走る事ができる。峠を越えると山の反対側には、酪農のさとという施設がある。ここは日本の酪農の発祥の地だそうである。そんな事が書いてある看板を目にしていつも通過してしまう。下りは舗装も良く、ついつい飛ばして通り過ぎて行く。アイスクリームなどが食べられる様なので、一度は寄ってみたい気もするのだが。

 この先は下り基調でほぼ平坦、車も少なく気持ち良く走る事ができる。まっすぐ走って行けば410号線は海岸近くまで行って国道128号線と交差するのだが、今回は走行距離も考えて、途中でショートカットして右折、410号線より西側=東京湾側を走る県道88号線を目指す。

 田んぼの中の市場交差点を右折して、三芳村方面に向かった。ここは今回初の走行ルートとなる。ここも比較的平坦で、一応県道296号線になっている。県道というよりも生活道に近い様に感じられた。

 県道88号線は東京湾沿いを走る国道127号線とほぼ平行しており、裏道の様子を呈している。比較的交通量は多く、道の駅などの施設もところどころに設けられている。海沿いよりも若干のアップダウンがあるが、バイクにとってはちょうどいい変化である。

 今ステージの目的のひとつに、道の駅富楽里に寄る事があった。この周辺はびわの産地であり、そろそろびわが出てくる頃だろうと思っていた。またここのレストランでは美味しい海の幸を食べさせてくれる。このふたつを叶えるつもりでこの道の駅を目指していた。

 道の駅は館山道路のPAでもあり、一般道からも入る事ができる。県道88号線からは、犬掛交差点を左折して県道258号線に入り、4キロほどで館山道路の下を通過する。途中、ちょっとした峠を越えるが、大した坂ではない。館山道路の下を通過した先に、側道の様な道路があり、右折してその道に入る。1キロほど先に、その道の駅が見えている。

 この富楽里道の駅は農産物や土産物がたくさん販売されていて、いつも観光客であふれている。高速道のPAでもあるので入りやすいのだろう。私の目的はびわ。しかし見当たらなかった。話を聞くと、来週から温室物が出てくるとの事だった。1週間早過ぎた様だった。以前にここから娘の家に送ってあげたら、孫達が喜んで食べたと聞いた。今回も送ってあげようと思ったのだが、残念だった。

 道の駅に着いたのが10時40分、長狭中学校から34キロ、1時間10分で着いてしまった。意外に速いペースだった。少々早いけれどもお腹も空いていたので、早いお昼ご飯にした。連休なのでどこも混んでいるだろうから、早めに済ませておくのが得策だろうと思った。

 ここの海産物は何を食べても美味しい。今日は以前にも頂いて美味しくコストパフォーマンスもいいバラちらしと穴子にぎりにした。本当は焼鯖にぎり5カンも考えたが、量が多い様なので穴子2カンにした。両方とも美味しかったが、焼鯖も食べられそうな勢いだった。両方で1320円、満足して道の駅を後にした。

 休憩時間は40分ほど。金谷港はもうすぐ先。20分ほどで金谷港に到着した。ここまで予定どおり104キロ、走行時間は3時間50分だった。フェリーまでの時間もちょうど良く、隣のおみやげセンターでびわのソフトクリームを食べてひと休み。予想通り、港近くの名の知れた食堂や、土産物店、久里浜港からのフェリーは大混雑。私はまだ空いている12時20分のしらはま丸で久里浜港に向かった。

 今日は天気に恵まれ、気持ちの良い東京湾だった。暫くウトウトしたら、もう久里浜港に着いていた。

 久里浜近辺は信号が多くて閉口する。信号の都度止められてしまう。そろそろ交通量も増えてくる時間帯、衣笠を抜けるまでは気が抜けない。車や単車に気を付けながら葉山、戸塚を目指す。逗子を過ぎて鎌倉の街を通過するのが苦痛だが、ここだけは仕方ないと思って我慢する。いちばん楽だと思われる長谷経由で手広へ向かう。長谷の細い道路はたくさんの観光客で溢れていた。

 戸塚まで40キロ、今回も信号待ちが多かったのか、1時間50分ほど掛かった。14時50分戸塚到着。無事にツールドちば第2ステージを終了する事ができた。本日の走行距離は144キロ、2日間の走行距離は、266キロだった。

【ルート図】

  
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