ツールドちば 2011
■第5ステージ・1日目 2011年9月23日(金・祝日)曇り 戸塚-久里浜(35キロ) … 金谷港-保田-安房鴨川-安房小湊-上総中野-牛久(83キロ)
お彼岸の時期になり、夏の暑さが嘘の様に消え、急に秋の陽気に変わった。今回のツールドちば2011は、絶好のサイクリング日和の元で行われた。
夏の暑さも和らぐとの予報で、行き帰りともやや長めの距離を設定した。暑くもないので、戸塚出発は通常の時間にした。戸塚から久里浜まではいつものコース、特に変わった事は無かった。家を出た時間が少々早かったので、久里浜に着いてから少し余裕があった。
久里浜港からは東京湾フェリー、かなや丸。いつもの場所に席を確保する。最前列の窓側、誰にも邪魔をされず、のんびりしてウトウトする。港から出た後、他の船を迂回したのか、大回りをしたらしく、金谷港に着岸したのが定刻より10分ほど遅れた。そのため、金谷港から出発したのも予定より10分遅れた。
今ステージは、涼しくなってきたので、千葉県内は往路復路とも今年のステージの中ではやや長めのコースにした。往路は、保田から長狭街道-県道34号線を走って房総半島を横断して安房鴨川に抜ける。鴨川からは暫く国道128号線を安房小湊方面に向かって走行し、安房小湊から北上し、県道82号線、県道177号線、県道32号線、県道81号線を経由して牛久を目指す事にした。走行距離はおよそ83キロになる。久里浜までの距離をあわせると、本日の予定は118キロとなる。
9時10分、フェリーを下船して国道127号線を南下、保田を目指す。今年は初めて国道を南下する。そのため、コースの感覚を忘れていた。しかし暫く走行するうちに、逆ルートのイメージから、コースが見えてきた。保田の街は駅の近くにクランクがある。良く行く小田原のクランクよりも更に短く狭い。そのクランクの先、長狭街道への入口がある。ここも若干のクランク、真っ直ぐには進めない。
この長狭街道は房総半島の丘陵地帯を、14キロほどダラダラと上る。最高点は170m程、富津市と鴨川市の市境。斜度はきついところでも5%程度、このダラダラ上りをクリアすれば、鴨川の街まで18キロほど、海岸線まで下りの道が気持ちよく続いている。この長狭街道は、鋸南町から富津市、富津市から鴨川市の市境に2つの峠を通過する。峠を下って来たところで、国道410号線とも交差している。410号線は明日の復路で走行するところ、明日のルートを思いやる。この付近は学校などもあり、やや開けた感じがする。
鴨川の街に入って、国道128号線と交差する。一度国道を横切り、更に海沿いまで進む。128号線には新道やバイパスなどが作られているが、それらはなるべく通らず、海沿いの旧道を通るようにした。旧道はカーブが多いが、車は少なく海に近く、バイクで走るのが気持ちがいい。
鴨川から小湊までは10キロ程。海岸線を走行する。まだ朝も早いためにそれほど車の数も多くなく、ストレスは少ない。金谷から小湊まで42キロほど。1時間半ほど走行したので、小湊の街の海沿いのコンビニで休憩にする。この先、房総半島の丘陵部分を通過するために、補給を取っておく。本日の千葉県内の走行距離は83キロで残りは41キロ、ちょうど半分を走行した事になる。
20分ほど休憩し、コンビニを後にする。ここからすぐに県道82号線に入る。海岸線から2キロほど、ちょうど鴨川市と勝浦市の境の丘の部分まで上りきる。およそ140m地点辺りまで上る。斜度から言えば、この部分が今日のコースではいちばんきつい。部分的には10%程度の斜度もある。
勝浦市に入ってからは緩やかな下り坂が続き、県道177号線へと入る。177号線は粟又の滝方面へ向かう県道178号線と分岐しているが、今回はやや短め、斜度もやや緩い177号線を選択した。県道としては、177号線の方が一般生活道に近く、路面状態も良く走りやすい。
勝浦市と大多喜町の間に200mを超えるピークがあるが、既に100m程の地点まで上がって来ているので、それほど辛い上りではない。そのピークを過ぎれば、177号線の終点の上総中野まで下りが続く。山あいの快適なルートである。上総中野はあまり大きくない街並みがあり、すぐに山あいのルートに変わる。上総中野は大多喜町にあり、そこから市原市との境に再びピークがある。ここも100m程を上って市原市に入る。地理的には養老渓谷の近辺を走行している。西側にひと山越えた所が養老渓谷になる。
市原市内の県道32号線から更にその先、牛久方面に向かう県道81号線に入る。この先の81号線は多少のアップダウンはあるものの、下り基調のコース。残りの距離も減って、気持ち良く牛久を目指す。あとは慣れたコース、快適に走行する。牛久には12時30分、予定通りに到着した。
千葉県内の走行距離は83キロ、本日の走行距離は合計118キロになった。実走行時間は4時間20分だった。快適なツールドちば2011第5ステージ1日目となった。
【ルート図】
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