2015 IRONMAN CAIRNS | |
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2015年6月14日(日) 天候:曇り時々晴れ一時雨 |
種目:Swim 3.8Km、Bike 180Km、Run 42.2Km |
記録:12時間35分25秒 総合408位/880人、60-64男子5位/17人 |
| スイム | | 1:19:49 | | 1:19:49 | (587) |
T1 | 5:28 | 1:25:17 |
バイク | 6:30:15 | 7:55:32 | (515) |
T2 | 4:36 | 8:00:08 |
ラン | 4:35:25 | 12:35:25 | (408) |
| レースデイ | 出発~帰着 |
■6月10日(水)
・戸塚⇒成田
11時頃連れから電話があった。横須賀線が信号機故障で止まっているとの事。故障個所はなんと戸塚だという。
少し早めの行動をしようと12時過ぎに家を出発。2時過ぎの成田エキスプレスに乗る予定だったが、動き出したという横須賀線の1時過ぎのNEXに乗るつもりでいた。とりあえず何とか成田まで行けそうだとひと安心。みどりの窓口で切符の切り替えをやっている時に電話が鳴った。みっちゃんだった。
ジェットスターのケアンズ行きの便が欠航になったとの事だった。なにっ、えーって感じ。とりあえず早い電車の切符に変えて電車を待つことにした。
次に奈良島さんから電話があった。明日出発のメルボルン経由でケアンズ行きのチケットを確保したとの事だった。残りのチケットも限られているので早めに連絡してチケットを確保した方がいいだろうとの事だった。電車が次々と来るうるさいホームでジェットスターに電話がつながるのを待ち続け、何とか2時前にメルボルン行きのチケットは確保できた。
じゃあ次のNEXで行こうかと思ったところで、そのNEXは運休というアナウンス。振り替をやっていると言うので仕方なく日暮里からスカイライナーで行ってみることにした。ちょうど良く小金井行きの電車が来た。これなら乗り換え無しで日暮里まで行けると思った。上野を過ぎて次は日暮里と思ったら次は尾久に停車。尾久ってどこ?日暮里より先だった。日暮里には止まらないので、仕方なくまた上野に戻り、重い荷物を引きずりながら山手線でやっと日暮里へ。
やっとスカイライナーに乗れるかと思ったら、スカイライナーは振り替対象外との事だった。JRに嘘をつかれてしまった。仕方なく自費で切符を買って乗車した。スカイライナーに乗ってしまえば成田まではあっという間、何とか成田まで着いた。その時、既に5時を過ぎていた。戸塚の家を出てからかなりの時間が経っていた。成田に着けばホテルは何とかなるので、宿泊の心配は無かった。
成田に送ったスーツケースを受け取ってから、今晩の宿泊先のホテルに向かう。通常ならば既にケアンズに向かって飛んでいる頃、成田のホテルでビールを飲んでいた。ホテルは自費負担を覚悟していたが、翌日カウンターで確認したところ、ジェットスターが負担してくれるという事だった。食事まで面倒を見てくれた。とりあえず食事まで済ませて、成田のホテルでゆっくりすることができた。
■6月11日(木)
・成田⇒メルボルン
ゆっくり朝食を済ませて8時過ぎ、ホテルから成田空港へ。空港まではシャトルバスが運行している。ジェットスターは第3ターミナルから出発。しかしシャトルバスは第3には行かない。いつもの第2ターミナルから第3ターミナルに重い荷物を持って歩いて移動した。新しいが安普請の第3ターミナル、工場のような作りで今までのターミナルとはひと味違う。
メルボルン行きのチェックインは9時過ぎから。その前に案内カウンターでビジネスクラスとホテルの宿泊費の確認。席はビジネスクラスに、宿泊費は出してくれるとの事だった。手続きはまた日本に帰ってきてから。
フライトはメルボルン行きJQ24便。12時15分出発。メルボルンには現地時間午後12時頃に到着予定。そしてメルボルンからケアンズは翌朝の国内線で移動。ケアンズ行きは朝6時、メルボルン空港で夜明かしである。
成田は定刻に出発、メルボルンには予定よりもだいぶ早く、現地の午後11時過ぎ、およそ10時間で到着した。まだ飛行時間が1時間短くなっただけ楽だった。しかしケアンズなら7時間で着いていた。ケアンズは熱帯地域、メルボルンはもう冬の様相、ケアンズに行きたい人間としてはありえない状況だった。
メルボルン空港で荷物をピックアップし、入国検査をしてようやくオーストラリアに入国。そして国内線のターミナルに移動。ジェットスターの国内線は第1ターミナル。そこまでまた荷物を持って移動する。夜中には何にもやっていない。なんとか食事だけはとれるようなお店は開いていて助かった。お腹も満たされ、あとは朝まで寝るしかない。ベンチに横になり朝を待った。6月11日木曜日は移動だけで終わってしまった。
■6月12日(金)
・メルボルン⇒ケアンズ
・選手登録
・ウェルカムパーティ
メルボルン空港で長い一夜を過ごし、朝6時のケアンズ行きのフライトで9時過ぎにようやくケアンズに到着。水曜日の午後に戸塚を出発してから、金曜日の朝、やっとケアンズに到着した。到着ロビーには首を長くして待っていた松岡一家が出迎えてくれた。早速市内のホテルにタクシーで向う。大型ワゴンは市内まで34ドル。コンドミニアムはエスプラネードのマントラ・トリロジー・リゾート。高層タワーが3棟建つこの辺りでは大きなホテルである。
ホテルに着いて一休みしてから選手受付に向かう。今年は出場者が少ないのか、受付会場は空いていた。ひととおりの受付を済ませ、パーティチケットを貰い、アイアンマンエキスポに向かう。特に目新しい物もなく、初日は何も買わずに帰った。近くのスーパーマーケット、ウールワースで買い物を済ませ、日本人のたくさんいるオーキッドハウスで日本食を食べる。やっとひと心地がついた。
部屋に戻りバイクを組み立てる。バイクの確認に行こうと思っていたが、雨が降ったりやんだりを繰り返し、バイクに乗るのはためらわれた。
ひと休みした後、夕方6時からのウェルカムパーティに出掛ける。会場には我がチームのメンバーはすでに来ていた。昨年に比べると日本人は少ないようだった。50人くらいだったろうか。我がチームは総勢10人程。パーティの食事は例年どおりであまり変化はないが、量はたっぷりと出てくる。パーティは8時過ぎに終わり、まだレース前でもあるので、どこにも寄らずに皆ホテルに帰った。
昨年は食後にあった競技説明会が今年は無かった。翌日にT2の近くのシャングリラホテルの一室でビデオブリーフィングというのをやっていた。ビデオを繰り返し流しているだけで、人による説明などは無い。それで十分である。
夜は寝不足でもあったので、11半頃には寝てしまった。
■6月13日(土)
・バイク預託
・トランジッションバッグ預託
明日はレース。そのための準備として、まず朝9時過ぎに、スタート地点のパームコーブにバイクを送る。そのついでに、ランニング用のトランジッションバッグをT2に預けていく。
次は自分が12時過ぎにスタート地点のパームコーブに向かう。今日はパームコーブ泊なので、レース当日の準備を全て持って出掛ける。当日の朝早く出掛けてくるよりもかなり楽ができる。
1時頃にパームコーブに到着する。とりあえずはバイクの確認をしてからホテルにチェックインする。ホテルは昨年と同じプルマン。この辺りでは最高級のホテル。部屋は昨年よりややグレードが落ちたが、それでもゆったりと過ごすことができた。
夕食を取りに6時頃にエスプラネードに出掛ける。何にしようかといろいろと考えたが、結局は昨年と同じイタリアンレストランに入っていた。自分では違う店だと思っていたが、結局は同じ店だった。席も同じ様なところに案内された。ビール2杯、グラスワイン2杯、サラダ、春巻き、パスタで85ドル、これで十分だった。料金もさほど高くはなく、リーズナブルな料金だ。
食事から帰って来て、明日の補給食のおにぎりを作り始める。私は10時にはベッドに入った。レース当日の起床は4時。睡眠時間は6時間取れば十分だ。
土産用にケアンズ市内の昨年も買ったお店でハチミツを購入した。(250グラム、42ドル)
■6月14日(日)
・レースデイ
起床は4時、外はまだ暗い。……
■6月15日(月)
・ロールダウンセレモニー
・アワードパーティ
いつものように朝は雨が降っている。今日の予定はハワイのロールダウンセレモニーと夕方のアワードパーティだけ。9時半頃にロールダウンセレモニーの会場のホテル・シャングリラに向かう。
会場は既に人でいっぱいだった。10時を少し過ぎて始まる。私の記録は年代別で5位、日本人ではトップだがそんなことは関係ない。私のエイジのトップの記録は10時間40分である。私より2時間近く早い。とてもとても太刀打ちできるものではない。2位もほとんど変わらない10時間44分くらい。3位も11時間を少し超えたくらい。4位が11時間50分、そして5位の私が12時間35分。まだまだ上がいる。私のエイジは2位が辞退して3位まで回ってきていた。そして終わった。
セレモニーのあとは街を散策しながら部屋まで戻る。夕方のパーティまではバイクの片づけをしながら時間を過ごす。
夕方パーティ会場まで少し歩く。まだまだ良く雨が降る。会場では鉄人の一行と一緒になって美味しい食事をいただいた。パーティ会場をあとにした後は、昨年も行ったパブでビールを頂いた。これはなみさんのおごり、ごちそうさま。夜は疲れもあってさっさと寝てしまった。
暇もあってか、この日はお土産をだいぶ買い込んでしまった。高額出費の連続だった。日本人向けの土産物屋で店主におだてられ、ヘレンカミンスキーというオーストラリア製の帽子を買ってしまった。150ドルあまり。日本で買う事を考えれば半額くらいで気に入った。
■6月16日(火)
・グリーン島
昨日でアイアンマンの公式行事は終了していた。今日からしばらくリゾート地でのバケーションが待っている。初日はグリーン島に行って、マリンレジャー。グリーン島にはホテルはひとつしかなく、宿泊する人は皆そこに泊まる。
グリーン島も鉄人の連中と一緒。朝10時半のクルーザーでグリーン島に向かう。およそ45分、ミコマスケイとは大幅に違うくらい近い。船はやや揺れたが天気は良く、快適な船旅だった。
私達はグリーン島に宿泊なので、とりあえずチェックイン。部屋に入ってからみんなのいる海岸に向かった。午前中は海岸でシュノーケリング。きれいな海で楽しかった。みんなで昼食のあとも再びシュノーケリング。大きな魚もたくさんいて楽しめた。皆さんは4時半の船でケアンズに戻って行った。最後の船が出て行くと島は急に静かになった。
その後は5時から魚に餌付け、シャンパンサービス、そして食事へと続いた。およそ150ドルで魚料理のプレート。2人では多すぎるくらいだった。美味しく頂いた。また9時からはナイトウォーク。桟橋や海岸から夜の海を見ながら説明してくれた。亀が泳いでいるのが見られた。
今日も疲れもあって、早々に寝てしまった。
■6月17日(水)
・グリーン島帰り
グリーン島2日目の朝。比較的早く目が覚めたので、散歩がてら朝日が上るのを見に行く。曇っていたが、少しだけ雲の切れ目があり、そこから日が上るのを見ることができた。その後朝食を取り、荷物を片付けてチェックアウト。荷物はフロントに預けて、船の出港時間まではまた海で遊ぶ。
朝も食べ過ぎていたので、昼は軽めの食事。2時半のケアンズ行きの船で帰る。
夜はカレーライス、うどんなど。外国食に飽きて、日本から持ってきた食材で夕食にした。オーストラリアに来て食べたもので、これがいちばん美味しかった。
■6月18日(木)
・キュランダ観光
昨年も行ったキュランダ、今年は行きはスカイレールに乗った。昨年はちょうどメンテナンスの時期に当たり、乗りたかったけれども乗れなかった。10時過ぎにホテルの玄関に迎えのバスが来て、スカイレール乗り場まで連れて行ってくれた。バスで15分程、他にも10数人乗っていた。
スカイレールはかなり大規模なケーブルカー。キュランダに行くまでに駅が2つあって、途中で下車して乗り換える。キュランダまでは、熱帯雨林のうっそうとした森が広がっていた。
ケーブルカーのキュランダ駅はキュランダ鉄道のすぐそば。ケーブルカーの駅を下りた後は、昨年見慣れた街と同じだった。
キュランダに行きたい目的のひとつは、キュランダのドイツソーセージを食べに行く事だった。街の様子は昨年と変わらず、同じ場所にあった。昼を少し過ぎた時間だったので、ゆっくりとできた。美味しいドイツソーセージを食べる事ができた。
キュランダのキャラメルのお店に、レースの時に応援に来てくれた、なみさんのお友達がいる。そのお店を訪ねたり、街の中をぶらついたりと、日本に帰る前の1日をゆっくりと過ごした。
キュランダからの帰りは昨年と同じキュランダ鉄道。ガタゴト揺られながら帰ってきた。こちらも昨年と何も変わっていなかった。
ケアンズ着は5時半過ぎ。この日の夜は松岡一家と食事をする予定になっていた。松岡さんは昼から待ち遠しかったらしい。何とか連絡を取る事ができ、ニール、なみさんのアパートを訪ねた。
ケアンズでの最後の夜は、ニールの作ってくれたたくさんの美味しい料理を、みんなで楽しく夕食を頂いた。松岡一家のお陰で楽しく過ごす事ができた。最後にいいケアンズのディナーになった。
■6月19日(金)
・ケアンズ⇒帰国
ケアンズからのフライトは12時過ぎ。ホテルは9時頃にチェックアウトして、タクシーで空港に向かった。
今年はなるべく現金を使わない様にしたので現金が多く余っていた。空港では税金の還付を受けたり、土産を買い足したりとフライトまでの時間を過ごした。
帰りの便は定刻どおり、機種はB787。従来よりも搭乗時間も短くなり、機内の環境も良くなり、快適に過ごす事ができた。
成田着も予定より早かった。成田に着いたらいつものとおりのつもりで、荷物を取り出し機内から降りてきた。しかし折角ケアンズで買ったお土産を機内に忘れてしまった。ひと騒動して暫く待たされてしまったが、無事に荷物は戻った。
ほっとしたところで日本食が食べたくなった。帰りの電車までにまだ時間の余裕があったので、国内線ターミナルまで行って食べたカレー、ナポリタンが美味しかった。
9時少し前の成田エキスプレスで帰って来た。11時頃無事に戸塚に着いた。帰りは楽で早かった。
| 【費用】 | |
エントリー | 848AU$ |
ホテル | 2,758AU$ |
レストラン | 453AU$ |
ビザ、ライセンス | 65AU$ |
税金還付 | -45AU$ |
航空券 | 330,000円 |
食費、土産(カード) | 65,400円 |
ホテル・交通費(国内) | 34,000円 |
現金(AU$) | 50,000円 |
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合計 | 88万7千円 | (2人) |
(No.602)
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