2024 IRONMAN70.3 CAIRNS | |
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2024年6月16日(日) 天候:晴れ |
種目:リレー Swim 1.9Km、Bike 90Km、Run 21.1Km |
記録:7時間16分41秒 |
順位:総合1177位/1264人 リレー91位/92人 |
| スイム | | 40:03 | | | 40:03 |
T1 | 7:54 | | 47:57 |
バイク | 3:17:09 | | 4:05:06 |
T2 | 4:28 | | 4:09:34 |
ラン | 3:07:08 | | 7:16:41 |
| レースデイ | 出発~帰着 |
■6月16日(日)
・レースデイ
今回のレースはIRONMAN70.3、しかもリレーで私はスイムとバイク。ランは妻に任せた。初めての経験になる。
70.3のスイムスタートはプロが6時35分、その後次々にスタートして私の番は7時頃になると思っていた。プロがスタートする頃に準備も終わり、一度海に入って軽く水慣らし。朝早いがウェットを着ているので問題は無い。きょうも海は穏やか、気持ち良く泳げそうだった。
70.3はアイアンマンに比べてとても楽だ。全て半分、しかも今日の私はバイクまでで終了。バイクまで精一杯頑張る事にした。ランの事は考えなくていい。
スイムのスタートは、3番目のエリア、キャップの色は緑。最初のスタートから20分ほど経っていた。ほぼ予定どおりの6時55分だった。
波は無いので泳ぐのも楽。最初に100mほど沖に出て、それから右に曲がり岸に沿って400mほど泳ぐ。たいした苦労は無かった。最初のうちはまっすぐ泳げていたようだった。昨年の経験からそれなりにまっすぐ泳ぐような努力はしてきた。ガーミンによるとここまで13分ほど、速い方ではないがまぁこんなものか。
その後ブイを左に曲がり更に沖へ100mほど。もう一度左に曲がってあとは1キロほど先のゴール地点を目指すだけ。アイアンマンは同じところを2周するが、私は1周でいい。レースではいつも2キロくらい泳いだところで疲れてしまい、もうやめさせてくれといつも思っていた。今日はそんな事も思わず、やめさせてくれと思う頃にはゴールだった。
しかしゴールにだいぶ近付いてきた頃にはいつもの様に左にずれ始め、コースを修正しながら早く終わらないかなと思って泳いでいた。最後のMドットマークのブイを曲がった時には疲れていたが気は楽になった。
もうそろそろ岸も近くなってきた。みんな立ち上がって歩いていたが、私は最後まで泳ぐ気でいた。もうそろそろ立ち上がるかと思った頃、波に足をすくわれ体が半転、左脚がつってしまった。これはまずいと思って無理をしない様にしていた。そのうちに復活し走れる様になった。
バイクラックまでのルートは岸から近かったような気がしたがよく覚えていない。ウェットを脱ぎ、ゆっくりとバイクの支度をしてバイクをスタートさせる。トランジッションエリアの周りをぐるりと長く走らされ、スタート位置まではだいぶ時間が掛かった。バイクのスタート位置はアイアンマンと同じ。その先はいつものバイクコースだった。
例年ではケアンズからポートダグラス方面に風が吹いていて、行きは追い風、帰りは向かい風という風向きだった。そのとおり、行きは風に押されて気持ち良く走った。30キロは楽に超えていた。パームコーブから先は路面が荒くなり、あまり走りやすいコースではない。そしてアップダウンの繰り返しで楽には走らせてくれない。それでも2キロほどのスイムなので疲れは無く、まずまず気持ち良くバイクを走らせた。
いちばんきつい坂まではパームコーブからそれほど遠くはない。覚悟していたが、あっという間に来てしまった。きついと分かっているので無理はしない。のんびりと坂を上がっていく。そしていちばんのビューポイント、ペナルティボックスもある。思い出の地でもある。
ここを過ぎれば暫くはアップダウンも少なくなる。そして徐々に平坦になり折り返しも近付いてくる。折り返しは30キロ過ぎ、折り返してしまえば同じコースを走ってパームコーブへ戻る。ケアンズのバイクコースは平坦だと言っていた人がいるが、そんな事は全く無い。序盤で早かったペースも徐々に落ちてきて30キロは1時間5分を超えるくらい。帰りの30キロでは更にペースが落ちていた。
61キロ程のところで2時間15分、バイクは無難に進んでいた。当初の予定では90キロを3時間、それは無理としてもケアンズ到着は11時という予定でいた。7時スタートで4時間という予定だった。
アイアンマンならパームコーブまで戻ってきたらもう一回周回をこなさなければならないけれど、70.3はそのまままっすぐにケアンズを目指す事ができる。それはとても気持ちが良くて楽だった。
ケアンズまでの最後の30キロは平坦なハイウェイで気持ち良く走る事ができる。しかし脚の方はだいぶ疲れてきていた。なかなか30キロを超える事は無かったけれど、常に27から28キロくらいは出ていた。重いギアは踏めなくなっていたので、1枚軽いギアで回転を上げてスピードを維持した。心配された向かい風はあまり感じなかった。
ケアンズに近くなると車が増え、隣を車の列が走っていた。中には渋滞を苦々しく思う人もいるかもしれないけれど、応援してくれる人もいて、それは嬉しく励みになった。
見慣れた空港まで来れば残りは5キロほど。左折して空港に向かう道路に入り、その先を右折、エスプラネードに入る。空港に向かう道路は大渋滞だった。少々申し訳なく思う。しかし私はアイアンマン、今日のためにここまでやって来た。
昨年のアイアンマンと違いまだ周りではレースをやっている。しかしランコースでは既に多くのランナーが走っていた。もう少し早い時間に帰ってきたかったがそれは仕方のない事か。後方でないだけよかったと思う。早くバイクゴールに着いて妻にリレーしてやりたいと思っていた。
リレーチームのトランジッションはバイクラックのいちばん奥、かなり遠い。バイクを押して妻の待つところへ向かった。トランジッションは初めての事。どんな事になっているのかと思ったら、バイクとランは柵で区切られ、柵越しにタイミングチップを渡した。ゆっくり話をしながら、マイペースで行く様に伝えた。
妻がホテルのカギを持っていたので、それは逆にリレーして、部屋のカギを受け取り、ひとまず私は部屋に戻った。部屋ではお決まりの事、シャワーを浴びビールを飲み更にカップヌードルまで食べた。これで妻を応援に行く準備もできた。
チームメンバーの奥様がエスプラネードのマック前で応援していたのでそれに合流。1周目を終えて戻ってくる妻を待った。1周10.5キロほどを1時間半で帰って来た。ほぼ予定どおりのタイム、元気そうに走っていた。
残りは半分。またほぼ予定どおり戻ってくるだろうと思ってマック前で待っていた。やや時間は掛かってしまったけれども、最後は元気にエスプラネードを走って帰って来た。フィニッシュ前で私もコースに入れて貰い、二人揃ってフィニッシュゲートをくぐった。楽しいレースで嬉しいフィニッシュを迎える事ができた。
(No.698)
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