第45回市原高滝湖マラソン
2019年1月12日(土) 天候:雨
種目:ハーフマラソン 男子60歳以上
記録:1時間34分44秒
順位:男子60歳以上4位/108人 総合120位/694人
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1周 | 31:02 | 31:02 |
2周 | 31:23 | 1:02:25 |
ゴール | 32:19 | 1:34:44 |
軽いアップを始めたところでポツリポツリと雨が落ちてきた。降り出すのは夕方だと思っていただけに予想外の状況になってしまった。雨のレースを覚悟してどのように走るかを考え始めた。
私のスタートは10時30分、最初に10キロが10時にスタートしてからその後になる。私の連れ合いは今年は10キロに出場、先に出て行った。スタートする頃には雨もやんでくれるかと思ったが、やむ事も無く降り続いていた。会場の旧高滝小学校の校庭に集合してスタート地点に移動したが、雨の降る中で体が冷えない様に気を付けた。
今年の目標は年代別3位以内、例年のタイムでいえば1時間30分程度で走れれば十分にその可能性がある。それには1周あたり30分程度で走れば上位3位には入れるだろうと予想した。1周7キロ30分というのは今の私ではかなり速いペースだが、今年はそれを目指して練習をしてきた。
10時30分、スタートの合図が鳴った。並んだ位置は前から数列目、周りに合わせてハイスピードで出て行く。この場所には年末年始に練習で2回走りにきていて、コースは完全に把握している。スタート直後は気持ち良く走れていた。自分でもいい感じに思えた。
500mほど走って高滝神社前を通過し、そのまま高滝湖の周回道路に入る。そこでだいぶコースは狭くなってしまう。今年は実業団のヤクルトの選手や箱根駅伝を走った選手などが来ていた様で、周回道路に入るところで既に3人くらいの選手が飛び抜けていた。私は周りの選手に遅れない様に必死で付いて行った。
まずは最初の1キロ地点、4分12秒くらいで通過した。上出来のタイムで幸先が良かった。同じ様なタイムで行くつもりだったが、その先できつくなってしまいペースダウンしていた。野球場のある2キロ地点では8分40秒ほどだった。この1キロは4分30秒ほどで、これ以上落ちない様にと頑張った。
2キロ地点の先からアップダウンが始まり、最初にやや長くきつい上り坂、その先で下ってそしてゆるい上り坂を上って加茂支所前の3キロ地点になる。その先もまだまだアップダウンが繰り返される。加茂支所の先には給水所があるのだが、雨も降っているので水は要らなかった。結局3周回るうち、この給水所では水は取らず、スタート地点そばの給水所で1回だけ水を貰っただけだった。
10キロのレースは私たちより30分早くスタートしているが、途中で小さい周回を回ってからゴールを目指すので、ハーフよりも3キロ多く走ったところを走っている。しかしスピード差があるので、私が4キロ走ったあたりで連れ合いに追い付いた。2年前とほぼ同じ地点だった。連れ合いはほぼ7分ペース、私は4分半のペースだった。ひと声掛けて先へ行った。
加茂支所を過ぎてからはスタート地点方向へ向かって走る。今日の風は北からの弱い風、向かい風になる。行きでは追い風で寒い事はなかったが、帰りは弱い向かい風でも寒く感じられた。少しでも風をよけようと人の後ろに入ってみたが、ほとんど効果はなかった。風よけは諦めて自分でしっかりと走る事にした。
湖畔美術館が見えてくればスタート地点まで1.5キロほど、タイムも気になるが途中で見ても何の役にも立たないので見ない。ただ前を見てしっかり走るだけ、前のランナーに離されない様にするだけだ。橋のたもとの交差点を過ぎれば残り1キロほど、応援やらスタッフやらたくさんいる。少しは元気付けられる。しかしまだ1周目、まだまだ元気、同じところをもう2周回ってくる。
最後の細い橋を渡りきってから左折、練習で何回もここを走った。そして1周目のタイムは31分02秒、目標の30分には届かなかったが、前回とほぼ同じタイム、数秒遅れだった。このコンディションではまずまずか、そう思って2周目に入った。自分の感じではスタート時よりペースは落ちているが、それほど悪い感じではなかった。
2周目の1キロ地点は4分半に近かった。1周目からすれば15秒くらい遅くなっていた。しかしそのままのペースが精いっぱいだった。2キロ地点は9分程度、ほぼ変わらないペース、このペースで落ち着いてしまった。しかしこのままでは納得がいかないので、アップダウンを利用してペースアップを図った。下りではなるべくペースを上げる様に頑張った。3キロ地点の加茂支所では13分30秒近く、やはり上りがあったせいか、ほぼ4分半のペースに落ち着いてしまっていた。このままのペースという訳には行かないので、周りのランナーを利用してペースアップを図った。
2周目、最後の橋を渡る前にジェルでエネルギー補給をする。体も冷えてきているので、ジェルを補給して体内にエネルギーを入れてあげる。そして2周目、加茂支所からの4キロを頑張ったつもりだったが、2周目のタイムは31分23秒、1周目からは20秒ほどペースダウンだった。結局最初の1キロのタイム差だけで、残りはほとんど同じだったという事になる。
3周目に入る前、ジェルを補給したし、いくら雨が降っているとはいえ多少の水分は必要だろうと思い、給水所で水を1杯貰う。1周目を終わって給水所前を通る時、誰かが私に声を掛けてきた。2年前に選手受付で声を掛けてくれた、なのはな館で働いているおばさんだった。2周目にそのおばさんから水を貰って、少し元気になった。
3周目、最後の周回になったと思って少しペースを上げる。チェックポイントの1キロ地点、2周目よりは少し速くなっていた。その後の2キロ、3キロ地点とも2周目より速かった。しかし結局いい調子だったのは追い風だったそこまでだった。
あとは向かい風と雨で体が冷えてきて、だんだん体が動かなくなってきた。そして左ふくらはぎにも少し違和感を覚える様になっていた。なるべくふくらはぎに負担を掛けない様に走った。そのせいもあって、だいぶペースは落ちてしまっていた。それまで競り合っていた選手からもだいぶ遅れてしまった。
あと気になるのは同じカテゴリーの選手だった。後ろから追い付いてきた選手のゼッケンが気になってしまう。明らかに若い人には抜かれても問題は無かったが、同世代と思えるような選手には付いて行く様にした。そして少し前に出て横目でゼッケンを確認、幸い私のカテゴリーより若いゼッケンだった。しかしみすみすそのまま前に行かれてしまうような事はせず、頑張って付いて行った。
残りも1キロほど、もう少し先にはゴールが待っている。体は冷え、脚は棒の様になってしまいペースは上がらなかった。一度抜き去ったペースの落ちたランナーにも抜き返されてしまった。頑張って再度抜き返してやりたかったが、頑張ればふくらはぎが壊れてしまいそうだった。もう前に追い付く事もなさそうで、気になるのは後ろからのランナーだけだった。橋を渡り切って残りは200mほど、後ろを振り返ってみれば追い付いて来そうなランナーはいなかったのでひと安心だった。あとは無事にゴールができれば良かった。
橋の先を右折、しばらく下りになるが、小湊線のガードをくぐった後はゴール地点まで緩い坂を上っていかなければならない。もうペースはどうでもよく、ただゴールにたどり着けば良かった。そしてゴール地点のマットを踏む。やっと終わった。3周目は32分も掛かってしまっていた。結局トータルタイムは1時間34分、3周目がそれまでより1分以上遅かったので、目標からはだいぶ遅くなってしまった。しかし、このコンディション、仕方ないだろうと自分を納得させた。そして60歳代のゼッケンのランナーは一度も見なかったので、かなり上位、ひょっとしたら1位かな?などとも思ってしまった。
連れ合いがゴールで待ってくれていたが、写真の準備をしていたら通り過ぎてしまったという事だった。そしてフィニッシュ後にすぐ記録証の発行、期待して出てくる記録証を見たら4位という事だった。遅くとも3位を目標としていただけに、4位ではどうしようもない結果だった。3位以下なら4位でも8位でも一緒だった。残念だったが、前回より1つ順位が上がっただけいいかと思って、連れ合いの助けを借りながら着替えに戻った。しかし最後まで無事に走りきれたのは何よりだった。
(No.638)
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