第14回湘南国際マラソン

2019年12月1日(日) 曇りのち晴れ
種目:42.195Km
記録:3時間41分19秒
順位:総合2585位/16820人 男子2469位/14179人

      
0Km0:37
5Km25:0525:05
10Km25:1850:23
15Km25:291:15:52
20Km25:391:41:31
25Km26:162:07:47
30Km26:362:34:23
35Km28:023:02:25
40Km27:193:29:44
42.2Km11:343:41:18


 スタート直後から25キロあたりまでは後ろから抜かれ続けたが、その後は少しずつ前のランナーを追い越せるようになってきた。37キロ地点のプリンスホテル前を通過してからの最後の5キロは頑張って走ってやろうと思ったが、既にそんな元気はなく、前を走るランナーを懸命に追うだけだった。3度目のレースでやっと最後までしっかりと走る事ができた。最後はフィニッシュラインを走り抜けた。


 7時半からアップに出掛け、30分ほど汗をかいてきた。着替えを済ませて8時半にスタートラインへ向かった。余裕で間に合うかと思ったが、ランナーが多くてなかなか集合場所に行きつけず、私が着いた頃には集団はもうスタートラインに向かって移動を始めていた。まだスタート時間には余裕があったので、焦る事なく前の集団を追ってスタート地点に向かった。行けるところまで行ったらそこはAブロックだった。ちょっと前に行きすぎてしまった様だった。

 予定どおり9時にスタート、スタートラインまでは37秒ほどだった。スタート地点にはランニングチップのセンサーが設置されていたので、そこからレースはスタートした。スタート時はゆっくりのペースだったが、徐々にペースは上がっていった。自分では5分ペースを少し超えるくらいだろうと思っていたが、5キロ地点のラップタイムは25分で、5分を切るくらいのペースで走っていた。思ったより速いペースで、ある程度の余裕を持って走っていた。

 Aブロックから出てしまったので、暫くはそれらのランナーに抜かれ続けていた。周囲には余裕があって走りやすい方だった。抜かれるのは暫くの間だろうと思って、そのままやり過ごしていた。

 コース上には比較的多くのトイレが設置されていて、行きたければいつでも行けると思っていた。走り出して暫くしてから尿意を感じていたが、我慢できる範囲だったのでそのまま走り続けた。西湘バイパスを抜けて大磯から平塚市内に入る。西湘バイパスでは日を遮るものも無いので暖かく感じていたが、国道に入ってからは防風林が陰になってやや肌寒く感じた。

 走りは順調で気持ち良く走れていた。5キロ地点では25分5秒、思った以上のタイムだった。自分では26分近くではないかと思っていたが、1キロ毎のタイムはほぼ5分程度だった。良く走れていた。走りの感覚ではもっと遅いと思っていた。その先も同じ様な感じで走れていて、いい状態だった。マラソンコースは良く知ったところ、コースについては何の心配もなかった。湘南大橋はやや上り、上ってしまえばだいぶ下って柳島まで下りて行く。

 走りの方は変わらないペースで走れていたが、相変わらず後ろから抜かれ続けていた。ペースが落ちているのかと思ったが、そういう事は無かった。抜かれるペースは同じ様に感じていたが、少しずつ抜かれるペースも落ちていたのかもしれない。しかし抜かれ続けるのは変わらなかった。いつまでそれが続くのか分からなかった。

 5キロ毎にジェルは取り続けた。江の島の折り返し、19キロ手前に鉄人メンバーがジェルを持って待っていてくれるとの事だった。自分では走り切る分だけのジェルは持っていたのだが、仲間が渡してくれるのであれば貰いたかった。しかし楽しみにして行ったのだが、残念ながら目当ての仲間はいなかった。

 折り返しは江の島入口、そこから折り返してすぐのところ、江の島水族館の手前に公衆トイレがある。前回はそこで用を足したことを覚えている。それを思い出してはいたが、今回は通過した。ずっと少しばかりの尿意は感じていたが、行かなくても十分走れると思っていて、そのまま走り続けた。結局今回は最後までトイレに行く事はなかった。走り自体は悪くなく、良く走れていると感じていた。

 20キロ地点のラップは25分39秒、最初のラップからは少しずつだがペースが落ちていた。しかしスプリットタイムは1時間41分30秒、悪くないスプリットタイムだった。このまま行けるとは思っていなかったが、このまま行けば3時間半くらいで走れるのではないかと思ってしまった。自分ではいい感じだった。

 前回は24キロ辺りで肉離れを起こしてしまって、途中でやめた。その前は34キロ辺りで肉離れ。今回は最後まで走り切りたかった。24キロ地点は通過し、気持ち良く柳島の救護所の前を通過した。前回ここから歩き出した。

 30キロは湘南大橋を渡ったところ、ラップは遂に26分台に入ってしまった。タイムは2時間35分、ちょうどサブスリーの制限タイムから30分遅れだった。そのまま行けば3時間半という事になるが、そんな訳にはいかない。

 その先だったか、エイドに寿し飯のおにぎりがあった。前回は歩き続けてお腹が空いて、ここで何個もおにぎりをほお張った。一緒にあったキュウリの漬物もおいしかったのを覚えている。今回はおにぎり1個だけ、キュウリは貰わなかった。そして走り続けた。平塚通過はあっという間、花水川を越えれば大磯に入って、目の前には西湘バイパスが待っている。駅伝の中継点を過ぎて松林の横を通り抜ける。

 最初の時は西湘バイパスに入って残りも10キロを切っていて、これからという時に肉離れが起きてしまった。今回はそんな事にならない様に無理せずじっとこらえながら走った。残念ながら西湘バイパスには応援の人は誰もいなく、ランナーだけだった。

 西湘バイパスはほとんどアップダウンも無く、フラットで走りやすい。1キロ毎のペースもあまり変わらず、遅いなりに順調に走れていた。家内の応援は予定どおり36キロ過ぎで待っていてくれた。だいぶ暑くなって汗で濡れた手袋を脱ぎ捨てそのまま二宮の折り返しを目指した。

 ここからは2.5キロの折り返しと思って、もうすぐだと思ったが、なかなかそう簡単でもなかった。やはり最後になると思う様に脚は動いてくれない。抜かれた女性ランナーに付いて行こうと思うのだが、最後まで女性は強い。開いた差はそのままだった。

 二宮に近付いてくるとアドバルーンが見えてきた。そこが折り返し地点だった。今年は遅いながらも気持ち良く折り返す事ができた。折り返してからその先に40キロ地点、最後のラップを取る。残りも少なくなったからか元気が出てきて、少しだけタイムも上がった。

 30キロから40キロでは55分も掛かってしまった。その前の10キロは約53分、10キロで2分しか落ちなかったのは、いい方かもしれない。5キロにすれば1分落ち、良く走ったと褒めていいかもしれない、と考えを改めた。

 最後になればホテル側から応援がたくさんあって、元気になった。もう最後と思って、残っている力を出し切ってフィニッシュラインを走り抜けた。

(No.651)


  
home report