第29回大山登山マラソン
2014年3月9日(日) 天候:晴れ
種目:9Km 男子50歳代
記録:52分12秒
順位:男子50歳代10位/408人、総合111位/2281人
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1Km | 4:02 | 4:02 |
2Km | 4:29 | 8:32 |
3Km | 4:38 | 13:10 |
4Km | 4:21 | 17:31 |
5Km | 5:10 | 22:41 |
6Km | 4:49 | 27:30 |
7Km | 5:56 | 33:27 |
8Km | 8:08 | 41:36 |
9Km | 10:35 | 52:12 |
今年の大山登山は入賞を狙って走る様な事はしないと決め、例年と比べて気持ちの楽なレースになった。朝からいい天気で、やや風が強かったものの、日なたでは暖かくて気持ちが良かった。それで一層楽な気持ちでレースをすることができた。
今年は大山登山マラソン宿泊パックなるもので、大山の先導師の旅館に前泊して、レース当日の行動が楽になるようにした。夕食、当日の朝食、会場までは車での送り届け、更にゴール地点への着替えは旅館から持って行って貰い、朝の着替えはスタート地点で預けて、宿まで送り届けてくれるサービスも付いている。荷物の送り届けなどはトライアスロンのトランジッションバッグの様である。
前日の夕食は大山名物の豆腐料理で満腹になる。朝食は早々に済ませて、8時過ぎに会場の伊勢原小学校まで送り届けて貰う。私のスタート時刻は最初の10時、受付を済ませても、まだまだ余裕がある。暫くのんびりしてからアップを始める。日差しは暖かく、気持ちがいい。
着て来たものなどを受付で貰ったバッグに詰めて、スタート地点近くの受付所で、宿に持って行って貰う様にお願いをした。他の選手が来るまで暫く駅前で待機をする。今までスタート地点までみんなで並んで来ていたが、あまり意味は無かった。きちんとマナーを守っていれば大きな問題は無い。
スタート10分ほど前になって、他の選手も到着。スタート地点に付く時に、その列に加わる。今年も前列右の方に並ぶ。今年も2名の女性ゲストランナーが来ていた。何れもオリンピックや世界選手権に出ていた一流ランナーである。例年、負ける事はないので、今年も問題ないだろうと思っていた。
予定より2分程遅れてスタートした。今年のスターターは、小田急電鉄の元?会長さんだった様だ。朝早くからご苦労様である。無理をしないペースでスタート。前を追う様な事はせず、自分のペースを守った。周りを見回せば、いつものメンバーが走っている。
レースの先導は白バイが付いている。先導されて走ってみたい気もするが、私より速い人はたくさんいる。そんな事を考えながら、246号線の交差点で1キロ、タイムは4分と少し、結構速かった。あまり無理しない様にと思う。この先コースはいつもと変わらない。いつものコースをいつもの様に走る。ただ全盛期と比べると、1キロ当たり30秒くらいは落ちているそれは、力が落ちている事、無理をしないという約束事で仕方の無い事である。現実を受け入れるだけである。
東名高速ガードの手前に2キロ地点。このラップは4分半ほど。これも30秒程遅い。この少し手前から女性ランナーが追い付いて来た。ゲストランナーだった。今までこれほど速いゲストランナーはいなかった。いつもは後ろの方を走っていた。付いて行けるかと思ったが、少しずつ離され、先に行かれてしまった。さすがに(元)実力者である。しかしこのゲストランナーも山道に入ってから、しっかりと抜き返した。
2キロを過ぎると、勾配も次第に増していく。徐々にきつくなっていく。3キロ辺りまではよく覚えている景色。その先は両側に住宅の並ぶ細い道の間を走り抜ける。時おり急な坂道が現れる。よく似た様な景色が続き、距離も分からなくなってくる。4キロを過ぎる辺りには私設のエイドも出ている。喉が渇いていた事もあって、水を1杯貰う。
5キロを過ぎ、新道とのT字路を右折するとそろそろ6キロ。この先はバスターミナルまでかなりの勾配の急坂が続く。前を行くランナーのペースもがっくりと落ちて、何人かをとらえる。スタート直後は前に20人以上はいたが、この辺りで既に10番台まで上がっていた。バスターミナルの直前の急坂では私のペースもかなり落ちてしまった。バスターミナルで時計を見ると33分台、まずまずか。
この先は更に急になり山道に入る。参道の階段は1段抜かしが理想だが、昨年はそうやって走り抜けることはできなかった。無理せず1段ずつ上って行く。ケーブルカーの乗り口までかなり長く感じられた。
山道に入り走り易くなったところで、下で抜かれたゲストランナーがすぐ前に見えてきた。抜ける事はもう分かっていた。徐々に追い詰め、階段で抜き去る。
今までてっきり大山寺が8キロ地点かと思っていたが、今回はっきりと8キロの表示を見る事ができた。石段を上りきったところ、下から石段の真上に見えていた。残りは1キロ、しかし勝負はこれから。大山寺に着いたところで、大山の水の給水、1杯貰う。
あとはもうどれくらいか、何度上っても覚えない。ペースの落ちたランナーを1人、2人抜き去る。順位は10番前半まで上がった様だ。家族で応援に来ていた人が教えてくれた。
後ろの様子を上から覗くと、ひとり、勢いのあるランナーが見えた。私が抜いたランナーを次々にとらえ、私との差もどんどん詰めて、気が付いた時には私も抜かれていた。この山の中で私が抜かれる事は滅多に無い事だった。しかしそれも仕方がない。筋力の衰えを身をもって感じた。走って上がった石段では走れなくなっていた。
急な石段をだいぶ上ったところで、整備された石段が見えてきた。ゴール地点まではもう少しだった。最後の石段も走る事はできず、一歩ずつ歩を進めた。何とか無事にゴールに着くことができた。
タイムは52分、昨年とほぼ似た様なタイムだった。首から順位札を付けた人が羨ましかったが、札はもう無かった。もう50代では無理な様である。60代に期待しよう。まだ2年先の事だ。
まだゴール地点は人も少なくゆったりとしていた。暖かいお汁粉が甘くて美味しかった。その後は、下社まで上って着替えを済ませる。次のランナーが上がって来るまで暫く待つ事にした。
ゴール後は、ケーブルカーで参道まで下って行く。ランナーもたくさん上って来ていて混雑し、だいぶ待たされてしまった。朝出てきた旅館に戻り、お風呂に入ってさっぱりとして帰路に着いた。宿泊パック、なかなか行き届いたサービスだった。
(No.583)
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