第33回横浜マラソン
2013年12月1日(日) 天候:晴れ
種目:10Km
記録:54分43秒
順位:男子2450位/4535人、総合2725位/5926人
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1Km | 4:20 | 4:20 |
2Km | 8:34 | 4:14 |
3Km | 12:56 | 4:21 |
4Km | 18:18 | 5:21 |
5Km | 23:29 | 5:10 | 23:29 |
6Km | 29:03 | 5:33 |
7Km | 35:38 | 6:35 |
8Km | 40:04 | 4:26 |
9Km | 48:09 | 8:04 |
10Km | 54:40 | 6:30 | 31:11 |
湘南マラソンで痛めた脚の回復は芳しくなく、1週間前の練習でも脚に違和感は残っていた。前日の土曜日、脚の具合を見るために軽く走ってみたところ、不具合は感じなかった。そして当日、天気は良くマラソン日和。脚の方も何の不調も感じられない。もはや何の憂いも無く、しっかり走れるものと思っていた。走るつもりになっていた。 その湘南マラソンの故障を遡ると、8月下旬の肉離れに始まる。9月初旬から徐々に走り始め、10月末までにフルマラソンを走る脚はでき上がった。すっかり故障は癒えたものと思っていた。しかしそのレース中に、8月の故障と同じハムストリングスが肉離れを起こした。結局、8月からの故障がずっと尾を引いていた。
33回目の横浜マラソンは、道路工事の関係でハーフのコースを使う事ができず、10キロだけになってしまった。10キロならば気も楽で、ピリピリした感じも無い。数日前まで脚を気にしていたので、無理して走るつもりは無かった。のんびりと準備を済ませ、スタートラインに並んだ。
スタート位置は、それほど前に行くつもりは無かったが、30分前でもまだ余裕があった。ハーフのレースと比べるとやはり参加者の意識も違っているからだろうか。いつものハーフと同じ様な場所に並んでしまった。
林市長のあいさつ等のセレモニーの後、スタートが切られる。この時、既に脚の事などはすっかり頭の中から消えていた。ペースはやや抑え気味で出て行ったものの、いちょう並木が終わる頃には完全にレースモードになっていた。
走る位置取りもいつもと一緒。左側の比較的空いているコースを選んで走る。結局いつもと同じという事が、いつもと同じ走りをしてしまったのだろうか。
いちょう並木を過ぎて左に曲がり、陸橋を渡る。橋のてっぺんまで行って、少し下ったところが1キロ地点。ここのところの練習不足でタイムは期待できない。しかしラップは4分20秒。状況から考えれば悪くは無い。まだまだタイムは上げられる。そんな思いで走った。
4分を切るペースでもないので、周りに女性ランナーがたくさんいる。しかし本当に最後までこのまま走れるのだろうかと、心配してしまう。ちょうど私の近くを走る女性がひとり、いいペースで走っている。どこまで行けるのか分からないけれど、一緒に走ってやろうかと思う。
10キロのレースでも折り返しまではコースは変わらない。距離表示も同じところに立っている。2キロは橋の手前。タイムは4分14秒、ラップも上がり気を良くする。このまま行けば、42分くらいでゴールできるだろうなどと計算する。今の体調ならば十分なタイムである。
橋を渡ると視界も開けてくる。高速の高架の先には給水所が用意されていたが、まだ必要も無い。給水に向かうランナーを避けて、右の方に寄って行く。その先は右カーブ、コース取りもいい。右カーブした後、すぐに左カーブ。そしてそこが3キロポイント。タイムをチェックする。4分21秒。少し自重して、ペースを落としていたので、ややタイムは遅くなっていた。
産業道路に出て埠頭の折り返しに向かう。臨海鉄道の線路を気を付けながら越えたところで、左脚のふくらはぎにピッと電気が走った。
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後ろからはどんどんランナーが来る。途切れる事無く延々と続いている。最初は後ろからのランナーがどんどん私を抜いて行く。危険を避けるため、左端によけてゆっくり進む。そのうちに、私を抜いて行くランナーのペースもだんだん遅くなってきた。私と同じ様なトラブルで、私に抜かれてしまう様なランナーも現れる。
私と同じペースで走っているランナーは、私を抜く事は無く、私より速く走るランナーは、私を抜いて行く。私の後ろにランナーがいなくなるまで、つまり私はゴールするまで抜かれ続ける事になる。
3キロを超えたところでレースは終わり、残りは6キロ以上。ちょうど先月の湘南国際と同じ様になってしまった。やめる事も考えたが、誰も助けてはくれない。まだまだ先は長く、無理をしない様にゆっくり走るしかなかった。この逆のパターンで走ったら、どんなに楽しいマラソン大会になった事だろうか。自分の愚かさを感じた。
(No.579)
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