第28回大山登山マラソン

2013年3月10日(日) 天候:晴れ
種目:9Km 男子50歳代
記録:52分35秒
順位:50歳代8位/410人、総合77位/2285人

     
1Km3:593:59
2Km4:288:28
3Km4:4113:09
4Km4:2717:36
5Km5:1622:53
6Km5:0427:57
・・・・
9Km24:3652:34

 定刻10時、きっちりとスタートした。1キロ地点はいつもの246号線交差点。時計は3分59秒、何ということ。この時点でもうタイムも順位も諦めた。6月の陽気との事、とっくに20℃は超えていた。風が強く、時折突風が吹いてきた。走るコンディションは良くなかった。

 4年振りの大山登山、どんな風になるか楽しみだった。行き先は伊勢原駅近くの伊勢原小学校。ルートは平塚駅から神奈中バスに乗って伊勢原駅南口に向かう。平塚駅を7時過ぎのバスに乗れば、7時半頃には伊勢原駅に到着する。朝のこの時間帯の東海道線下りはまだ本数も少なく、戸塚駅を6時24分の沼津行きの電車に乗って平塚に向かう。平塚駅には7時前に到着。バスの時間までやや待たされてしまった。

 受付はスタート時間の早い50代、60代は8時半まで。スタート時間は10時。受付を済ませた後、ゆっくりと準備をする事ができた。会場に着いた頃から強い風が吹いていた。また6月上旬の陽気という事で、3月にしてはかなり気温が上がっていた。

 スタートの時間までたっぷり余裕があったので、ゆっくりとウォームアップを始めた。昨日のバイク練習の影響か、または先週の月例マラソンの疲れか、やや体がだるい感じがしていたが、ゆっくりとアップをする事で、そのだるさもほぼ解消した。9時半頃までゆっくりとして、着替えを済ませ、9時40分過ぎに集合地点の校門前に並んだ。伊勢原駅前に移動し、更にその後スタートラインまで移動するので、整列位置にはあまり気にしなかった。最終的なスタート位置は、いつもの最前列に並んだ。

 最初のスタートとなる50歳代、60歳代のスタート地点には、スポンサー各社のお偉方が勢揃いしていた。小田急の会長、神奈中バスの社長などなど。ゲストランナーも毎回豪華メンバーが来てくれていた。

 定刻10時、きっちりとスタートした。脚の不安もあるので、それ程無理しないペースで出て行った。西の方から強い風も吹いており、時折風にあおられる様な事もあった。なかなか走るコンディションは良い状態ではなかった。

 前を走るランナーは20人くらい。いつもの様子とあまり変わっていない。ロード部分を走る距離も少ないので、精一杯のペースで行く。1キロ地点はいつもの246号線の交差点。応援の人達もたくさん出て来てくれている。ラップを取って時計を確認すると、3分59秒というタイムだった。それを見て驚いてしまった。これ程遅いとは思わなかった。しかしそれが実力だった。3分30秒を切って走っていた事が記憶に残っている。

 伊勢原高校入口の三差路を左折して東名ガード方向に向かう。じっとこらえながらそのまま走るしかなかった。後ろからは少しずつ抜かれて行くが、抜いて行くランナーは気にしない。実力の違いは仕方が無い。

 次のチェックポイントは東名ガード手前の2キロ地点。ここでも昔のタイムをよく憶えている。ほぼ4分という記憶がある。この通過タイムが4分28秒、これも30秒程度遅い。もう本当に遅い事が明らかになってしまった。

 ここから先が徐々に勾配がきつくなってくる。明らかにタイムが遅いので、脚に負担を掛けないような走りを心掛けた。数人の集団ができていたので、人の後ろに付き風よけに使った。

 久しぶりの参加で、以前の記憶をたどりながら距離ポイントを思い出していた。結構憶えているもので、おおよそ記憶に残っていた。しかし、やはりタイムはだいぶ遅れていた。

 5キロの手前、前回参加の時は新道を上っていたが、今回その新道は通らず、まっすぐ旧道を通る事になっていた。新道ができたのはいつの事だったろうか、それ以来新道を使っていたのだが、久しぶりに旧道を上って行った。しかし、旧道もおおよそそのコースを憶えていた。
(過去の記録を見ると、私は参加していなかったが、2007年からコースが変わった様だ。私は2008年から新コースを走っている。)

 左折、右折を繰り返し、新道と合流する。その先に6キロ地点があった。もう6キロという感じもあった。直登する新道に比べて、旧道の方がまだランナーにはやさしい。6キロを過ぎるとコースの両側に旅館が現れる。応援の数もそれまでに比べれば増えてくる。前方、上の方を見上げれば、ぱらぱらと走るランナーが見えている。7キロまでの坂道では抜けそうになかった。山道に入ってから抜けるだろうと思う。

 7キロの手前、勾配もかなりきつくなり、前のランナーとの差も縮まってきた。しかしバスターミナルまでには抜けなかった。そこから階段までに、もうひとつ、急な坂がある。ここでようやく数人とらえる事ができた。そしてその先、取り付きの階段部分で見えていたランナーは殆んど抜き去った。前方には数人がいるだけだった。それしか前方には見えなかった。

 大山ケーブルの入口を通過し、次第に山中に入って行く。階段は1段抜かしから1段ずつに、走って上っていた石段は歩いて上る様になっていた。それでも周りのランナーから比べれば速く、少しずつ差を詰め、追い付いて行く。

 山中の神社の前に設けられた給水所はどの辺りだっただったろうか。もうゴールもそれ程遠くはない筈だ。山中に入ってからも距離表示はあるはずだったが、走る方が必死で見落としていた。以前よりも余裕が無くなっていた。

 10位という声も聞こえてきた。とりあえずは当初の目標までは届いていた。すぐ前にランナーがいたので1ケタ台までは上がりそうだった。

 既に石段では歩いていた。以前の様に走って上るのは無理だった。かなり脚にもきていた。昨日のバイク練習の影響だとは思わなかった。単に力の衰えだろうと思った。それでも前を行くランナーよりは速かった。少しずつ差を詰めていた。

 山の石段もきちんとした階段に変わった。参道の階段に変わっていた。周りからあと100mという声も掛かった。しかしゴールなどは見えない。石段は真上に上がっている様に見えた。後ろからも少し勢いのいいランナーが来ていた。追い付いて来そうな勢いだった。山の中に入ってからは抜かれていない。ここでも抜かせるわけにはいかない。最後の力を振り絞って石段を上りきった。

 8位だった。上出来の順位だった。タイムは52分台、ちょっと頂けないタイムだった。今年のレース、全体的に記録は良くない様だった。気温、風、更に花粉の影響だろうか。

 入賞も無く、荷物の引き取りも無いのであとは伊勢原の街まで下りるだけ。持って来て貰ったウェアに着替えて、ケーブルカーとバスでさっさと帰って来た。伊勢原駅前に着いたのは12時を少し過ぎていた。10時にスタートして、2時間ほどで帰って来てしまった。ちょっと慌しいレースだった。荷物の運搬が無くなった事で、あちこちに影響が出ている気がする。

(No.567)


  
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