名古屋シティマラソン2012
2012年3月11日(日)天候:晴れ
記録:1時間37分06秒
順位:総合914位/8733人 男子908位/7852人
|
| | LAP | | | SPL. | | 5Km |
0Km | | | 0:16 |
1Km | 4:43 | | 4:59 |
4Km | 13:39 | (4:33) | 18:39 |
5Km | 4:41 | | 23:20 | 23:03 |
6Km | 4:42 | | 28:02 |
8Km | 9:30 | (4:45) | 37:33 |
9Km | 4:35 | | 42:09 |
10Km | 4:39 | | 46:48 | 23:28 |
12Km | 4:44 | | 56:12 |
14Km | 9:19 | (4:40) | 1:05:31 |
15Km | 4:36 | | 1:10:07 | 23:19 |
17Km | 9:10 | (4:35) | 1:19:18 |
18Km | 4:17 | | 1:23:35 |
19Km | 4:19 | | 1:27:55 |
20Km | 4:23 | | 1:32:18 | 22:09 |
21.1Km | 4:47 | | 1:37:06 | (1:36:50) |
2月下旬に左足ふくらはぎの肉離れを起こして3週間ほど。1週間前の日曜日あたりから何とか走れるようになっていた。まだ違和感は残り、無理をして走れば再発してしまいそうな感じがあった。今回の名古屋のハーフマラソンは、男のためのマラソンではなく、ロンドンオリンピックの代表選考会でもあり、女性だけの名古屋ウィメンズマラソンの併設のマラソン大会として開催された。そのマラソン大会に出場する女性ランナーのサポートという意味合いが強い大会参加であった。そんな事情で参加した大会だったので、タイムは気にする事も無く、自分の体調の様子を見ながら、そしてランナーのサポートをしながらのランとなった。
前日10日(土曜日)、新横浜から新幹線で名古屋に向かう。今回の4名の名古屋ツアーはツアコンの中村さんが全て手配してくれた。ありがたい。車内にはランナーらしき女性を多数見掛ける。12時過ぎに名古屋駅に到着。ランニング用の格好をした女性がみんな降りてくる。まずは名古屋駅できしめんを食べて腹ごしらえ。その後、本日の宿泊先の東急ホテルに寄ってから受付会場のナゴヤドームに向かった。
ナゴヤドームに向かう地下鉄や通路は既にランナーがたくさんいる。行列の向かうままその流れに乗って、男性は手前のスポーツセンター、女性はナゴヤドームで受付を済ませる。トライアスロンほど難しい手続きも無く、すぐに受付は終了した。アリーナ内ではマラソンEXPOが開催されていたが、特に興味を引くものは無く、ホテルに引き上げる。
女性のスタートは9時10分、男は1時間後の10時10分。朝はなるべく早めに会場入りできる様に、夕食はホテルの近くの定食屋で早めに済ませる。11時前にはベッドに入り寝入っていた。
11日(日曜日)、レース当日の起床は5時半。天気予報どおり、天気は良さそうだがかなり寒い。気を引き締めて準備に取り掛かる。さっさと朝食を済ませ着替えをする。今回は参加者も多く、更に待ち時間が多いので、レース用の着替えの準備が少なくていい様にして出掛けた。
6時40分頃ホテルを出て地下鉄の栄駅へ向かう。電車はまだそれ程混雑していなく、楽に移動ができた。とりあえず、女性の着替え場所であるナゴヤドームに向かい、ランナーを見送る。さすがに女性の着替え場所には男は入れてくれない。見送ってしまえば男達は大した用事も無くなってしまう。
ハーフマラソンはスタートとゴール地点が違うために、着替えた荷物は預けなければならない。しかも交通規制の影響で、8時半には荷物預かりが締め切られる。スタートは10時10分、預かりは8時半まで。という事で、荷物を預けてしまっても1時間半くらいは時間を持て余してしまう。着替える前にアップをしても時間が余ってしようがないので、レースウェアに着替えた上に、雨用のポンチョを着て寒さをしのいだ。今回は記録を気にする訳でもないので、待ち時間は気楽に構えて、のんびりトイレの列に並んでいた。
スタート地点に近いところでは、オリンピックの選考会として参加しているエリート選手が緊張した様子でアップをしていた。こちらは有名選手が間近に見る事ができて、勝手に盛り上がっていた。
女子選手は9時10分にスタートして行った。後方に並んだ15,000人の参加者が全員スタートするには、かなりの時間を要していた。それを見送り、私達は自分の整列位置に並んだ。テレビ中継がそのまま会場にも映し出されていて、先頭の状況はよく分かった。
集合した集団は9時45分頃にはスタート地点に移動した。ハーフマラソンにはエリート選手などは出てくる訳も無く、一般の市民マラソンの様子を呈している。あまりギスギスした感じは無く、のんびりとした雰囲気だった。みんなスタート地点の近くで待たされ、女子のマラソン中継を見物していた。
ハーフマラソンは10時10分に河村名古屋市長の合図でスタートする。私の脚の具合は微妙な感じで、完全に復調している様子では無い。そんな感じなので、気分的にもダッシュして行く事はできず、周りに合わせて無理しないペースで走り出した。一緒に並んでいた中村さんはアッと言う間に私の視界からは消えて行った。後は自分のレースをするだけだった。
ハーフマラソンのコースは、全くフルマラソンのコースと同じところを走る。沿道ではフルマラソンの選手を見送った市民がそのまま残ってくれていて、完全に交通規制のされた市内の主要道路を気持ち良く走る事ができる。当然の事ながら、距離表示も1キロ毎に正確に表示されているので、ラップタイムも正確に刻まれる。
最初の1キロのラップタイムを見ると、5分を少し切っていた。自分ではもっと遅いだろうと思っていただけに、予想外だった。走り出しのペースで5分を切っているなら、この先1時間45分は楽に切れそうな気がした。当初の目標タイムはとりあえず1時間45分くらい。遅くても2時間以内では走れるだろうと思っていた。
3キロ手前あたりからフルマラソンのランナーとすれ違うようになる。しかし、1時間の時差があるので、既にトップランナーは16キロ過ぎの角を曲がってしまっていた。レースナンバーで言うと3桁の後ろの方のランナーが走って来ていた。ちなみに、エリートランナーとして、従来の名古屋国際女子マラソンに出る様なランナーは500人程だった。
その後は反対車線を続々とランナーが向かって来て、次第にその人数が多くなり、レース番号も大きくなっていき、走るペースは遅くなっていった。私の仕事は、フルマラソンのランナーのサポート、補給食を渡す事だった。その為に、車線のいちばん右側を走り、すれ違って行くランナーのレース番号を確認していた。
コースの左端には1キロ毎に距離表示が出ていた。特に気にする必要も無かったのでチェックはしていなかったが、4キロ地点で18分39秒。1キロ地点でチェックした後、4キロまでの3キロのラップは13分39秒。4分35秒程度のペースで走っていた。自分ではこんなに速くなるだろうとは思っていなかった。
どの辺りだったか、突然の事だったので分からなかったが、小林さんから声を掛けられた。彼女はまだまだ元気そうだった。タイム的に考えると、私の5キロ地点辺りだったと思う。次第にレースナンバーも大きくなってきて、そろそろ高野さんも来る頃だろうと思いながら走った。右折地点の少し前だったので、7キロ過ぎだったろうと思う。相手から私を確認してきて声を掛けてきた。私が用意していたジェルを渡す。当初の予定通り、1つ目の仕事が終わった。
次は私が追い付いたところで再びジェルを渡す事になっていた。この辺りからフルマラソンの後尾を走る女性ランナーに追い付いた。その数は次第に増えていく。私の脚は走るに連れてだんだん違和感は消えていった。前方を走っている高野さんにできるだけ早く追い付く為に、少しずつペースを上げていった。一時4分40秒ペースくらいに落ちていたタイムは、4分35秒ペースくらいに上がった。10キロの手前に最初の折り返し地点があり、そこを折り返して来た男性ランナーも徐々に増えてきた。
折り返しは脚に負担を掛けないようになるべく大回りで回る。多少のロスなど気にしない。その先の10キロ地点で、46分48秒。ゴールタイムは1時間45分は楽に切れる事が分かった。それ程暑くもなく、気持ち良く走れている。ランナーが多いので、好きなところを走れるわけではなく、道路の左端の水は簡単には取れない。しかしハーフなのでそれ程問題にはならない。
折り返してからはどんどんペースを上げて、目標のランナーになるべく早く追い付こうと思った。ウェアは上がピンク、下は黒いタイツ、ピンクのキャップ。似た様な格好のランナーがたくさんいる。しかし走り方は見て知っているので後ろから見れば大体分かる。そうやって前のランナーを見ていると、N島さんに追い付く。ひと声掛けて先に行く。もうそろそろ追い付く頃だろうと思って、ピンク色のウェアのランナーを気を付けて見る。本当にピンクのウェアが多い。追い付く前に、私の15キロ地点。タイムは1時間10分07秒、10キロからのラップは、23分28秒、こんなもの。そしてピンクのウェアにやっと追い付く。2個目のジェルを渡して私は先に行く。
2回目の補給をしてしまえばもう私の仕事はおしまい。走りながらそう思うと、もう後は好きに走ればいい事になった。脚の具合も違和感が無くなり、まだまだペースが上げられそうだった。だんだんペースが上げられると、面白い様に前のランナーを抜いて行ける。1キロ毎のラップも気にしながら走るようになった。4分20秒を切るくらいまでペースは上がっていた。
17キロを過ぎたあたりで左折し、西の方に向かう。ここから20キロ地点あたり迄はフルマラソンのコースで、ゴールに向かう選手とすれ違う。既にトップクラスの選手は通過してしまった後だった。それでもエリートの選手がパラパラ通過し、ゴールを目指していた。
残りの距離は徐々に減っていく。やはりペースが上がるときつくなり、残りの距離も気になってくる。結構ペースも上がっているだろうと思ったが、4分10秒台でとどまっていた。なかなか4分くらいまでは上がっていかない。やはりそれまでのスローペースが影響しているのだろう。
20キロのスプリットは、1時間32分18秒。もはや40分は問題なくクリアできる。最後のスパートと思ってペースを上げようとするがやはりなかなか上がらない。ラストになって私を抜いて行く様なランナーも何人か居た。どんな走りをしていたのだろうかと思い、私の方が速いだろうと思って追い掛けるが追い付かなかった。
最後になって頑張ったので、脚にはかなりの疲労が出ていた。20キロの先の日銀前交差点を左折してその先がゴール。左側に公園が見えて来てフィニッシュラインもあった。
時計を止めると40分まではまだまだ余裕があった。1時間37分06秒、最後に頑張ったのでとりあえずは満足できるレースになった。ハーフのゴールはフルマラソンのハーフ地点、横を走っている女性たちはもう半分残っている。こちらはもう終わりになるけれども、彼女たちはまだまだ走り続けなければならない。
私のレースが終わっても、まだやる事は残っていた。後ろから来るランナーの面倒見をしなければならない。16キロ辺りで追い付いて、ここまで5キロ。彼女はおよそ1キロ8分程度のペースで走っているので、ここまで来るのに40分。私は4分半のペースで走って22分半。その差が18分ほどあるので、それまで待っている事にした。暫くはゴール先の場所で、走って来て更に先に行くランナーを見送っていた。20分程待って目的のランナーはほぼ予定通りやって来た。既にかなり疲労していた様だが、ゴールを目指して走って貰うしかなかった。
それでやっと私のレースは終了した。後はさっさと着替えてホテルに帰るしかない。ホテルはチェックアウトが2時迄と遅くなっていたので、ホテルでシャワーを浴びる事ができた。
ようやくフィニッシャーの列に並んで、ランニングチップを渡してフィニッシャータオルを受け取る。後は荷物を受け取って、さっさと着替えてホテルに向かう。帰り道がなかなか分かりにくかったが、1時過ぎにはホテルにたどり着く事ができた。荷物を片付け、シャワーを浴びて、さっぱりとする。次はマラソンのゴール地点のナゴヤドームに向かい、ランナーを迎える事が残っていた。
速いランナーは既にゴールし、ドームから帰って行くひと達もたくさんいた。彼女達は当然の様に水色のティファニーのバッグを持っている。みんなこれを目的に名古屋に走りに来ていた。満足気に帰っていた。
ひとりは5時間ほどでゴールできる事は分かっていた。私達がドームに着いて程無くしてフィニッシュした。その後に2人残っている。そのうちの1人は完走は無理だろうとの予測もあった。残る1人が微妙なところ。周りのランナーと一緒に帰ってくれば完走できるだろうと思っていた。走る前の目論見では、6時間25分くらいがゴールタイムだった。
スタートして6時間も過ぎてしまうと、そろそろ制限時間が気になってくる。心配になってゴール前まで見に行ってきた。6時間半を過ぎ、そろそろ40分になる頃にやっと戻って来てくれた。これで全ての予定が終了した。全員ティファニーを貰う事ができた。
横浜までの新幹線は名古屋発が9時少し前ののぞみ。帰る前に駅の地下の居酒屋で祝杯をあげた。戸塚まで帰ってきたのは11時を過ぎていた。楽しい名古屋マラソンとなった。
(No.550)
|