第25回横浜マラソン
2005年11月13日(日)
記録:1時間23分41秒
順位:総合156位/2734人 一般男子153位/2439人
5Km 19:33
10Km 40:21 20:48
15Km 59:08 18:47
21.1Km 1:23:41 24:33
私が初めて市民マラソンを走ったのが20年前の横浜マラソン。初参加から毎年欠かさず走って20年、連続21回出場ということになる。それがどうしたと問われれば、大した事ではないが、とりあえずは20年続いたという事。大会は25回目だそうだ。
今年は例年と違って、レースへの自信が無かった。頑張って最後まで走ってみようという程度だった。他の人が走り込みで一生懸命走っている時に、南の島で遊んで、疲れたと言っては休んでいた訳だから。だから逆に、レースでは一生懸命走らなければならないと思っていた。レースの準備は気を付けてやったつもりだった。自分の体に疲れ具合を聞きながら、無理をしないように練習した。何しろ今年最後のレース、不本意なレースはできない。一週間前の月例マラソンでは、ほぼ満足のいく走りができて、そこでやっと横浜でも走りきれる自信が持てた。
レース当日は慣れたもの。20年も通っているところなので、要領も全て知り尽くしている。横浜マラソンでは殆ど雨に降られたという記憶が無い。今にも雨が降りそうな天気でも、なんとか最後までもってしまった。夏の様な陽気になってしまった事もある。そんな事を思い出させる。トイレはどこが良いか、アップはどこですれば良いか、スタート地点に行くのは、寒い時の要領は、全て今までの経験の中に含まれている。しかし今回、走りだけは自信が無かった。不安が一杯だった。しかしその分だけ緊張感は無かった。いい結果を出さなければ、などという義務感が無かった。
スタートは最前列に近い位置に並んだけれども、リラックスしていた。中田市長や陸協の審判長の挨拶も適当に聞き流し、スタート時間まであっという間に来てしまった感じだった。スタートの合図は市長だった。ちゃんと間違わずにできればいいが、などと余計な事まで心配してしまった。10時20分に無事スタート。
この大会は25回も運営してきているので、今年こそはしっかりした距離表示をしてくれれば、と期待した。しかし、やはり今年もダメだった。せめてこれ位はきっちりとやってもらいたいものだ。自分の走りはまずまず。3キロの関門の位置は間違っていない。いつもと同じ場所。しかし、今年は遅い。遅いながらもまずまず納得し、そのままのペースで行ける事を願う。しかし、やはりいつもの様にペースが落ちる。後ろからのランナーに少しずつ抜かれていく。じっとこらえながら、後ろに付いていくようにする。しかしそれもまたなかなか難しい。
寒くはなく、また暑すぎる訳でもなく、20キロを走るにはちょうどいいコンディションか、きちんと走れれば最高の日和。5キロまでは距離表示もまず正確だった。その先、6キロ地点に給水。横浜はこの先15キロ地点まで無い。ここで取っておかないと後で辛くなる。左右両方に用意されていた。例年、距離表示は、この先からがいい加減になってくる。今年は途中7キロを見落としたか、10キロのランナーが走って来るところまで行ったところに8キロの表示。走りからするとほぼ合っていた。あとは、9キロ、10キロ。この10キロがいい加減だった。スプリットタイムを取るためか、RCチップのアンテナも置かれていた。こんないい加減なスプリットを取られてもいい迷惑である。10キロで40分以上かかっていた。次の11キロまでは3分を切ってしまっている。
いつもなら残り半分となったこのあたりからペースアップを図って行くのだが、今年はそうはいかない。前のランナーに離されない様に付いていくのが精一杯だった。その先の陸橋の1回目の上りも、後ろのランナーに追い付かれる始末、なんとも情け無い。上りきった後、下りだけは少し頑張ってみた。折り返して来たランナーがぽつり、ぽつりと走って来る。根岸ランナーズの三沢さんはどの辺に居るかと見ているが、なかなか来ない。女性トップは3001、昨年の優勝者か。2位も違う。だいぶ離れて三沢さん、時計で計ると私とは2分差だった。彼女も調子が良さそうで、今年の私では追い付きそうにない。もう一人、前方に昨年は私が勝った根岸ランナーズの矢羽田氏。やはり今年は追い付けそうもない。序盤で抜かれた時から諦めていた。
今回の私の目標は、少なくとも24分(4分/キロ)を切る事。昨年並みのタイムが出せれば満足だった。あとは上り坂でしっかりとした走りができる事、これは守りたかった。陸橋の2回目の上りも周りと競り合う。自分では自信を持っているが、やはり私を抜いていくランナーもいる。今回は遅いと思うしかない。そして遅いなりに精一杯走るしかない。
かもめ町の海側に給水。ここでやっと2回目、しっかりと取る。それほど暑くないのでまだ楽である。その先に往路10.4キロ地点の関門がある。毎年、遅れたランナーがバスに乗せられて行くのだが、今年はバスがいない。みんな通過して行く。今年から関門が無くなったのだろうか。更に先の方まで行くと、いつもは既に止めさせられた様なランナーも、後ろに救護車を引き連れてとぼとぼと走っている。
貨物鉄道の踏み切り辺りまで来ると17キロ。もう残りも少なくなり、ペースアップをしていきたいところだが、やはりペースが上げられない。ペースを維持する事しかできなかった。ラップタイムを見ると、なんとか同じペースでは走れていた様だ。残り2キロあたりでは、まだ10キロのランナーも走っている。まだそんなランナーとはスピードが違うので、さっそうと駆け抜ける。しかしラストも思う様にペースが上がらないまま、陸橋を下って右折。いつも嫌なゴールまでの長い直線を走り抜ける。なんとか目標はクリアして、1°23′41″。まずまずの出来だろう。
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