第18回大山登山マラソン

2003年3月9日(日)晴れ
記録:46分16秒
順位:男子40歳代 4位

  POINT   LAP  SPLIT    ALT.  DIF.
   0Km   -:--   0:00    30m   ---
   1Km   3:39   3:39    38m    8m
   2Km   3:57   7:37    55m   17m
   3Km   4:09  11:46    80m   25m
   4Km   4:08  15:54   105m   25m
   5Km   4:22  20:17   160m   55m
   6Km   4:21  24:38   220m   60m
   7Km   5:03  29:42   300m   80m
   8Km   7:11  36:53   470m  170m 
   9Km   9:22  46:16   680m  210m

 今年の目標はただ入賞あるのみ、それに向けて準備をした。昨年まで40歳代3年連続入賞、歳を重ねても連続している。昨年の入賞者のうち、今年の出場者の中では一番年上。昨年の記録を見ると、今年も入賞は問題ないと思っている。

 昨日の土曜日は調整のため休養、何もしない。そのために、普段は休養日の金曜日に練習を入れた。今週の初めあたりから足の甲の筋がやや炎症を起こしているようだった。理由は判っていた。無理なストレッチをやりすぎたのだろうと思う。そのため、ここのところは走らずに、エアロバイクを漕いでいた。あとはスイム、これだけならば痛くはならない。

 会場はいつものとおり、伊勢原小学校、決まったルートで行く。時間的にはぴったり、受付締切間際の8時半に到着。しかし時間差スタートのため、余裕はある。今年も40歳代は、10時20分スタート、女性ランナーと一緒だった。

 いつもの場所に荷物を置く。今年は風が強いが、ここは別。風はなく陽も差し、気持ちがいい。早速、ゴール地点に届ける荷物を準備する。要領も決まり切ったもの。しかし、毎年忘れ物はある。今年は小銭を入れるのを忘れてしまった。スタート前に気が付いたが遅かった。もう荷物はゴール地点へ向かっていた。しかし、無くても困らないので、問題は無かった。帰り道で買い物ができないだけである。

 いつもより少々早めにアップを始める。246号線までジョグで出かけてみる。鉄人のバイク練習が通過するはずである。国道まで出てみるとどこかで見たことのあるような人が居た。対馬さんだった。鎌倉から直接伊勢原まで向かってきたらしい。そのうちにいつものメンバーが通過、見送る。再び軽く走って戻り、スタートの準備を進めた。

 風の吹いていないところでは陽気も良くて暖かい。早めに準備をしてスタート地点へと向かった。私の今年のナンバーカードは4006番、各年代の10番までは昨年の記録順となっている。少々誇らしげに出かけていく。集合地点に行って若いナンバーカードのランナーを捜す。4001番は小柄でいかにも速そう、先頭にいた。他にも何人かいたが、みんな速そうだった。今年もナンバーカードと同じくらいの順位には入りたかった。

 スタート10分前の10時10分にスタート地点の伊勢原駅前へ向かう。しばらく待たされて、スタートラインにつく。特に緊張感等はないが、わくわくするような感じはあった。スタートからハイペースで行くつもりでいる。女性も含めて400人位のランナーがいる。大会会長の合図でスタートが切られた。

 勢い良く飛び出す。すぐに速いランナーは前に出て行く。遅いランナーが少々邪魔だったが、あっという間にグループが形成される。私の前には、ざっと数えて20人位が居る。だんだんグループ分けがはっきりしてきて、前の方は2つに分かれる。私と前の差も少しずつ開いた。第3グループの先頭という感じになった。20数番というところだった。ハイペースで行っているつもりだったが、昨年よりは楽をしていたのかも知れない。足の不安も多少あったせいだろうか。

 国道との交差点が1キロ地点。3:37、昨年より10秒遅かった。これはまずいと、気合いを入れ直す。今年は時計に昨年のラップタイムを入れて、ラップ毎にチェックするようにした。昨年はベストタイムが出て、速すぎるくらいだったので、多少は遅い設定にした。しかし、46分ちょうど位を目標にした。もう今年で何回目になるのか、コースもよく憶えている。ラップタイムもここ数年は殆ど変わっていない。2キロではペースが戻った。10秒遅れのままスプリットを刻む。まだ殆ど平らに近く、勾配は無い。これから先が少しずつきつくなる。

 この先は4分台のラップになる。徐々に勾配が出てきたところで、飛ばしすぎのランナーが落ちてくる。また、まだ楽だと思っているランナーは私を追い抜いていく。毎年同じような光景が繰り返される。違うのは、今年は出だしが遅かったので、前にランナーが沢山いることだった。しかもそれがなかなか落ちてこなかった。抜けることは判っていたが、どこまで付いてくるのかが判らなかった。なるべく早いうちに抜いて自分のペースを作りたかった。ラップは最初が遅かっただけで、ほぼタイム設定通りだった。しかし、4キロを過ぎ、更に勾配がきつくなってから、前にランナーが沢山居たからか、予定よりも大分良いラップとなった。スプリット差もあまり無くなり、最初の遅れをほぼ取り戻したようだった。

 5キロから先は、ぐっとペースが落ちる。部分的に、かなりの急坂も出てくる。少しずつではあるが、やっと前のランナーをとらえ始める。スタート直後に私の前の第2グループに居たようなランナーは、大分抜き去った。

 6キロを過ぎ、7キロまでの間が舗装道路では一番の勾配となる。この辺りで、やっと10番位までに上がる。いつもよりもワンテンポ遅れている感じである。まだ私の前には10人位は居るように見えていた。しかし、7キロ地点を過ぎ、参道の階段に入る手前で数人のグループを一気に抜き去り、ようやく入賞圏内に入った。一時は10位入賞がやっとかと思っていたが、なんとか安全圏内に入ったようだった。

 これから先は階段の連続となり、バイクで鍛えた脚の見せ所となる。階段は無理をしてでも一段抜かし、一段ずつだと遅すぎる。長年やってきて要領は判っている。土産物店の間の階段も一気に駆け上がる。前に何人か40代のランナーが見えていた。それも階段を上り始めたところで捉えてしまった。もう私の前には40代のランナーは何人も居ないはずだった。先にスタートした50代のランナーが邪魔になってきた。脚の方はまだまだ余裕があった。昨年もそうだったが、脚よりも息の方が上がってしまう。前に2人、40代のランナーがいることは判っていた。しかし、自分が何位だかは判らない。50代のランナーがいるので階段で何人抜いたか判らない。たぶん私が5~6位、昨年と同じくらいだろうと思っていた。さすがに前を走るだけあって、私と同じくらいのペースで走っている。差は詰まっていかない。50代のランナーが邪魔になり簡単に差も詰めることができない。しかし条件は同じなので、仕方ないと諦めるしかない。

 ラスト1キロともなると、山道の階段だけになる。まだ800段以上あるようだ。毎年思うが、どれが一段だか判らない。よく数えたものだと感心する。しかし、段数などはここでは問題ではない。あと何回角を曲がればよいかだった。残り500mの表示があったりするが、どの距離が500mかも判らない。何回も折り返しの角を曲がって、残り180段余りの表示が出てくる。ここまで来るとあと僅かだということくらいは判る。ラストまでの景色も思い出してくる。

 最後に山道の石段が終わって、神社へまっすぐ延びる階段となる。足元は登り易くはなるが、段差が大きく、二段ずつというわけにはいかない。目の前というよりも、見上げた頭の上の方にゴールが見えている。前を行くランナーも見えている。しかし、追いつけない。最後は走ることもできず、後ろが追って来ないだろうと思いつつ、ゆっくりとゴールラインを通過する。順位札を持った女の子が近寄って手渡してくれる。今年もなんとか目標どおり入賞することができた。番号を見るとなんと4位。結局2、3、4位とタイム差はあまり無かった。びっくりする位の順位だった。階段と山道で更に何人か抜いていたようだった。ゴールして初めてそれが判った。今までの最高位だった。

 止めた時計を見ると46:16、昨年より20秒以上、目標より10秒以上遅いタイムだった。ちょうど出だしで遅れた10秒分だけ遅くなっていた。ちなみに、1位は4001、2位は4005、3位が4002、そして私が4006、上位は昨年の入賞者だった。昨年私の前にゴールしたランナーは、一人欠場のようだった。またもう一人は、だいぶ下位に下がっていた。どういう理由だろうか、怪我でもあったのか、いずれにしても、昨年のランクを上回り、気持ちよくレースを終えることができた。来年も入賞を目指して頑張りたい。

 一休みした後に、下社の境内まで階段を上り、着替えを済ませる。境内からは、相模湾、三浦半島、房総半島までくっきりと見えていた。とても気持ちが良く晴々しかった。しばらくして表彰式が始まる。またお土産を沢山もらってしまった。確実に賞品を貰えるのはこの大会だけなので、とても嬉しい。入賞の盾もなかなか綺麗なものだった。終了後はこれも毎年同じようにスタート地点までのんびりと走って帰ってきた。帰りはちょうど1時間かかっていた。下りにもかかわらず大分かかっていた。やはりレースのペースは速いものだと思った。


  
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