第21回横浜マラソン
2001年11月11日(日) 晴れ
種目:21.1Km
記録:1時間21分53秒
順位:一般男子96位/1794人
前日までだいぶ雨が降ったが、今日は朝からいい天気、いいレースになりそうだった。もう何年も――今年で17回目になる――出かけている。7時過ぎに家を出て、会場には8時頃到着。いつもの赤い靴の女の子の近くに場所を確保してから受付を済ませる。
スタートは10時20分、ウォームアップは1時間程前から始める。だいぶ前から集合のアナウンスがかかっていた。9時50分の集合時間に合わせて着替えを済ませ、早々と列に並んだ。しばらく列の中で待たされ、15分ほど前にスタート地点へと移動となった。開会式が行われ、挨拶やら注意事項やら聞かされる。何の問題もなく、定刻にスタート。整列の時に着ていたTシャツは道端に捨てていった。
一週間前の日曜日、雨の日のスイムの帰り道、バスの降り口で足を滑らせ腰と背中をしたたか打ってしまった。その影響で背中と脇腹がまだ痛い。そんな中でも、やや走りにくさは残っていたが、走り出したら痛さは感じなかった。スピード練習などをあまりやらないためか、スピードの切れというものがあまり感じられない。まわりで走っている他のランナーに比べると、スピード感が感じられなかった。坂を上りきったところの1キロ地点はいつもよりだいぶ遅かった。3:56、いつもよりスタートはややゆっくりだった。その後も、前半はあまり無理しないペースで行くつもりでいた。
3キロ通過が11:38、まずまず予定通りであった。まだそれほどスピードに乗っているという感じではなかった。産業道路に出てから中村が後ろから抜いていった。これは予想された事だったが、予想外の事がひとつあった。安川が前を走っているという事だった。中村が抜いていく時に教えてくれた。まさかとは思ったが、あり得ない事も無いと思った。安川のスピードからすれば、早いうちに追いつけるだろうと思っていたが、その影もなかなか見えてこない。埠頭に入ったあたりから、やっと気持ちよく走れるようになり、ペースを少しずつ上げる。それでもなかなか安川は見えてこなかった。中村は50mほど先に見えている。ペースが上がりきらないうちに、あっという間に中村からは離されてしまった。
5キロを過ぎても安川は見えなかった。シンボルタワーをぐるりとまわり、給水所を過ぎたあたりで、やっと安川らしき姿を確認、ここまで先行されるとは思っても見なかった。簡単には追いつきそうになかった。前を行く中村はすでに安川をとらえ、安川はその中村を追っているようだった。距離表示は相変わらずでたらめ。そのうちに、来たコースの埠頭の入り口まで戻り、かもめ町方面へと向かう。と、そこへ応援の小野さん。月例の鈴木氏が前にいることを教えてくれた。これで励みになった。安川との差もだいぶ詰まり、抜き去るのはもう時間の問題だった。
8キロを過ぎたあたりで、鈴木、安川と続けて抜き去る。鈴木は不調そう、安川は好調そうだった。あとは前に見えている中村だった。10キロは39:37。どう見ても距離はでたらめである。かもめ町の交差点を過ぎた陸橋の上りで中村との差を詰められるかと思ったが、なかなかそううまくはいかず、逆に次の下りで差が少し開いたように見えた。坂を下っている最中に、トップが下を通過、やはり、例年よりやや遅いペースである。速いときは、坂を下ってからトップとすれ違う位置にいる。
本牧公園前の新しくできた高速道路の下を走り、折り返しへと向かう。中村との差が少しずつ広がっている感じ。自分でも思うようにペースが上がっていかないような気がしていた。折り返してきた中村とすれ違う。中村は結構調子が良さそうだった。私の方は、今ひとつピリッとせず、走りに切れが感じられなかった。折り返しを過ぎ、例年ならペースが上がっていくのだが、スピードに乗り切らなかった。後ろからひとりのランナーがいいペースで追いついてきて、前に出ていった。気持ちを切り替えるため、やや無理をして前に付いた。すると、きつかったがなんとか付いて走ることができた。中村との差はかなり広がっていて姿を確認することはできなかったが、このペースで行けばなんとかなるかもしれないという気もしてきた。
2回目の陸橋まで来た頃は、調子も上がり、気持ちよく走れていた。しかし、前半の走りが良くなかったからか、左足にまめができていたようだった。痛さは我慢して走る事ができるが、やはり本調子ではなく、ぐいぐい引っ張って行けるほどではなかった。15キロ地点に給水、水をとって気分を入れ替える。ややペースアップする。かもめ町の信号を過ぎると、16キロ。残り5キロとなり、先も見えてきた。今年はあっという間にここまで来てしまった様な気がしていた。無理をするようなペースで走っていなかったからかも知れない。
中村の姿は、前方には見えなくなっていた。しかし、違うランナーが見えてきた。川俣だった。独特の走りなので、すぐに分かる。毎年同じような所で追いついている。そして、XAXの小川。前半かなりのペースで走っていたようだが、17キロを過ぎて、目の前に見えてきた。川俣、小川を抜き去って、残りは3キロ、今年は気持ちよく完走する事を目標としていたので、タイムはあまり気にしていなかった。左足にまめもできていたので、最後にきて更にペースを上げることもできなかった。
残り3キロ地点を過ぎ、自分なりにペースを上げようとするが、あまり変わらなかったような気もする。ややまめが気になる。あとはこのペースを維持し、後ろから抜かれないようにするだけだった。目標タイムは22分、まずまずその目標はクリアできそうだった。前方に目標となっていたランナーがいたが、引き離されてしまっていた。横浜は例の如く、最後の下りを下って右折してからが長い。目の前にゴールが見え、アナウンスも聞こえているだけに、余計長く感じられる。まわりはラストスパートで、必死にペースを上げて行くが、左足のまめと背中が痛く、思うようにはスピードは上げられない。集団の後方に置いて行かれてしまい、そのままフィニッシュとなった。
フィニッシュタイムは1時間21分52秒、なんとか22分は切ることができた。記憶では22分を切れば速いほうだと思っていたが、思い違いで、近年はほとんど21分台で走っており、横浜ハーフのベストは1時間20分50秒であった。悪い方のタイムとなってしまった。ゴールでは中村が待ちかまえていた。21分を少し切り、ベストタイムとのこと。今年は付いていけず敗れてしまった。また今年、やけに速かった安川は、私のおよそ1分遅れ、こちらもたぶんベストタイムであろう。とりあえず、今日のコンディションからすれば、合格点のレースであった。
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