第15回三浦国際市民マラソン
1997年3月2日(日) 晴れ
種目:ハーフマラソン
コース:三浦海岸~城ヶ島往復
記録:1時間19分57秒 62位/4719人
| ポイント | 距 離 | SPL. | LAP | 5KmLAP |
霊園出口 | 4 | Km | 14:39 | 14:39 | |
岩堂山頂上付近(往路) | 5 | Km | 19:30 | 4:50 | 19:30 |
城ヶ島大橋手前(復路) | 10 | Km | 38:07 | 18:36 | 18:36 |
岩堂山手前 | 12 | Km | 45:53 | 7:45 | |
馬の背 | 15 | Km | 57:35 | 11:42 | 19:07 |
給水所手前 | 16 | Km | 1:01:25 | 3:50 | |
あと4Km | 17 | .1Km | 1:05:30 | 4:05 | |
海岸直線手前 | 20 | Km | 1:16:07 | 10:37 | 18:32 |
フィニッシュ | 21 | .1Km | 1:19:57 | 3:50 | 3:50 |
朝は5時起床。前日やや遅かった(11時)ので、少々眠い。大きめのもちを3個食べ準備をする。6時過ぎに家を出て天神橋へ向かう。上大岡に出てそこから京急というルート。上大岡には6時半着。6時44分、特急が来るが少々混雑していた。1本見送り、次の特急はガラガラ、座って行けた。三浦海岸には7時半頃到着。もう既に人で溢れていた。そのまま受け付け会場へ。海岸も人でいっぱい。Tシャツ、大根を貰っていつもの場所へ。荷物を置いてひと段落してからトイレに行ったらガラガラ。少々拍子抜けしてしまった。8時ではまだメインの連中は来ていないのかもしれない。その後は暫くのんびり。西山さんなどを探すが見つからない。
5キロは8時40分スタート。それに合わせてアップを開始する。30分ほどウォーミングアップ。その間に、あっという間に5キロのトップは帰って来た。着替えを済ませ、9時20分頃トイレがてらスタート地点へ向かう。今年も10キロの部に紛れ込み、スタート地点まで進む。
先頭に位置する。いちばん前でスタートを待つ。スタート時は前から3列目くらい。9時37分、スタートの号砲が鳴る。何の支障も無くスタートした。いつもと変わらずマイペースで出る。とりあえず、1キロまでは様子をみる。およそ1キロ地点は、左カーブをする民家のあたり、3分50秒で通過。まずまずであるが、何となく遅く感じたので、もう少しペースアップをした。先に出た10キロのランナーに既に追い付き、周りは人でいっぱい。気持ち良くどんどん抜いて行く。
10キロの部とはおよそ2.5キロ地点で分かれる。海岸の道路から右折して霊園へ向かう坂道を上って行く。霊園に入ると更にきつい上りが続く。ここで前方に見えていた女性--久里浜高校の女の子--を抜く。この子は2位で、前方50mくらいにいた子がトップのようだった。霊園の坂を上り切り、次に下って霊園の外へ出るところで4キロ地点。今年は14分39秒で通過してしまった。坂の上りもスイスイ上れたのでタイムも良かった。昨年を30秒ほど上回る。
霊園を出てからも上りは続く。とりあえずの目標は1位の女の子だが、なかなか追いつかない。逆に離されている様である。バイクに乗ったカメラが1台、しっかりと付いている。カメラに写るので、周りを走っている男連中を少々羨ましいと思う。早く追い付きたいと思っていた。一旦下って、再度岩堂山への上りを行く。頂上の少し手前に5キロ地点。ここは19分30秒。上りばかりなのでまずまず。
あとは城ヶ島まで下る一方。女の子には追い付けず、逆に離されて行く様であった。途中、ややスピードに欠け、いい走りができない時もあったが、後ろから抜いて行くランナーに引っ張られ、気を入れて走った。大橋あたりは少々応援もいて、走りがいがある。空にはヘリコプターも飛んでうるさい位だった。橋の上では追い風の様で走りやすかった。
橋の真ん中あたりでトップとすれ違う。4人くらいの学生の集団の様だった。その後、ポツリ、ポツリと後続がいた。橋を渡りきって、下って行ってもあまりランナーが戻ってこない。折り返しが見えてきて、今年はだいふ速いようだと気が付いた。折り返しのタイムは、折り返しをするのに必死で気が付かなかった。まだ折り返す数も多くなく、その中を走って行くのは気持ちが良い。途中、反対側のランナーから声が掛かり、だいたい70位くらいだと知る。いつもの半分くらいの位置である。
給水を取ってから、橋を渡るためにぐるりと回る。橋の手前に10キロ地点、38分07秒、速すぎる。10キロのレースのタイムでも申し分ないくらいだった。この先どうなる事やら心配げであったが、向かってくるランナーを見ると、なんとかなるのではないかとも思った。平塚の佐藤からも声が掛かり勇気が出てきた。このままガンガン行こうという気になった。
10キロを過ぎ、橋を渡りきってから久里浜の女の子も少々勢いが無くなってきた様で、少しずつ差が縮まってきた。12キロ過ぎの給水で水を取り気合いを入れる。そして岩堂山の上りに差し掛かったあたりであっという間に捕らえた。だいぶ疲れがきている様だった。頑張る様ひと声掛けて簡単に抜き去る。私の方も例年ならば上り坂でここぞとばかりにゴボウ抜きをしようとするが、今年は目一杯のためそんな余力は無い。周りに置いて行かれない様に必死で走る。
岩堂山も越え、もうひと山上ってあとは海岸まで下るだけである。ここまで来ると周りは完全にふるい落とされた。しっかり走れるランナーだけになる。霊園まで下って、その次にもう一度上って、そして15キロ地点となる。57分35秒、なかなかのタイム。
三浦半島の馬の背の様なところ。大根畑が続く。このアップダウンの中をあと2キロほど走ると、海岸線に出る。今年はやはり余裕があるのか、残りはあともう6キロしかないという思いができた。アップダウンの繰り返しも、たった2キロかとも思った。このカーブしながらのアップダウンが私のいちばん好きなところかもしれない。ポツリ、ポツリとランナーが落ちてくる。それをひとりずつしっかりと拾って行く。その後は大根畑のアップダウンを繰り返し、10キロの部のコースに合流する。
16キロ地点の表示も出てくる。信用はしていないが、とりあえず記録を取る。同じ様な繰り返しを何回行ったか。合流する前に給水。きちんと手袋は外す。水を取って調子を整え、ラストの4キロに臨む。今年は無茶なスパートはしない、できない。全て目一杯の状態。下り坂でも、平坦での走りを考慮して無理をしない。じっと我慢して人の後ろに付いて行く。
昨年も思ったが、勝負は平坦になってから。平地に入って、足が徐々に慣れてきたところでスピードアップして行く。ペースはいい調子、周りに必死で付いて行く。さすがに皆速い。往路で右折したところまで来ると、残りは2.5キロ。いつも思うが、往路では平坦の様に見えるが、復路で来ると少々上り坂になっている。行く時には坂だとは気が付かない。この緩やかな上りで周りを少々引き離す。
目の前を高校生の様な変なランナーが走っている。抜こうとすると必ずスピードを上げて逃げていく。変な奴だが、スピードはあるようだ。仕方がないので、うまく利用して行く。残り1キロ地点の少し手前で更に数人捕らえる事ができた。
20キロは1時間16分07秒。レース途中のタイムながら、このタイム自体も大したもの、なかなか出るようなタイムでもない。ラストは前を行く変なランナーと一騎打ち。必ず捕らえようと思うがしぶとい。ラストスパートも出ないと思うが、何しろハイペースで飛ばす。
残り100mほどでやっとゴールが見えてきた。時計を見ると自分でもびっくりしたが、まだ19分を過ぎたところ。何とか20分も切れそうだと思うが、ゴールが遠い。なかなかゴールにたどり着かない。秒読みしながらゴールを目指す。最後、ゴール直前に変なランナーをかわし、更に20分も切ってゴールイン。気持ちの良いフィニッシュができた。1時間19分57秒。今までの記録を2分以上縮める大会記録更新でした。
レース終了後はタツノの連中と京急三崎口まで行って、寿司、ビールのお疲れ会でした。
(No.250)
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