1997 JOYハーフトライアスロン
1997年7月20日 日曜日 天候:晴れ
種目:Swim 1.9Km、Bike 90Km、Run 21Km
記録:5時間30分48秒 2位/15人
| Swim | | 34分09秒 | (1.9Km) | 三浦海岸 300m×3往復 |
Bike | 3時間18分39秒 | (90Km) | 三浦半島南部 18Km×5周 |
Run | 1時間43分00秒 | (21Km) | かぼっちょ村~江奈湾 5Km×2往復+1Km |
三浦半島長沢のトライアスロンショップ・JOYの主催するトライアスロン、鉄人からは初の出場だろう。スタートは朝の5時。陽が上ってきてすぐの頃である。朝は3時に起床。おにぎりをひとつ食べ、3時半には家を出る。30分程で着くかと思ったが、5分余計に掛かった。着いた時はまだ暗かったが、準備が進むうちに次第に明るくなってきた。
三浦の練習会の様なものと思っていたからか、緊張感は殆ど無かった。そのせいか、ワセリンなどはすっかり忘れていた。また準備もゆっくりとなり、最後はだいぶ慌しかった。スタートの10分くらい前にやっとスタート地点の海岸へ向かった。陽が昇り始めたところで、海は穏やかだった。ウェットを着込み、スタート前の説明を聞く。
参加者は15人。5時過ぎ、予定通りにスタート。海は静かで風も無く、まるでプールの様だった。人も少ないので、バトルも無く、落ち着いて泳ぐ事ができた。ちょうど陽が昇ってきたところで、眩しいくらいだった。
岸に沿って300mのコースが作られ、それを3往復。毎回岸に上がって周回チェックを行う。300m先には黄色い旗が立てられ、それを目指す。バトルなどある筈も無く、数人が前を行き、それを目標にしながら気持ち良く泳ぐ。1周目は海に慣れるつもりで泳いでいたが、2周目になってからはコースの様子もわかり、前を行く選手を追った。後ろからもひとり付いて来ている様だった。3人がほぼ同じ位置を泳いでいた。
3周目では前に追い付き、引き離した様だった。後ろからの選手も殆ど同時にゴール、プールの様な海で気持ち良く泳ぐ事ができた。距離も短い事もあり、タイムは良過ぎで、あまり参考にはならなかった。トランジッションの「かぼっちょ村」まで少々走る。何人かは着替えを済ませて出て行くところだった。パワーバーなどをトップチューブに付けたりなどして、少々余裕の準備だった。体は浴びた水でびしょ濡れ、しかし気温が高いせいか、全く寒くなかった。
1周目のバイクをスタートする。前方には4~5人の様子、選手の数までは見えなかった。普通の大会ではこれだけの順位で上がる事などは全く無いだろう。三浦海岸まで戻り、マックを左折。最初の上り。このコースにはこういう上りがいくつもある。いつもの練習コースでもあり、自分の庭の様なつもりでレースができる。
坂を上り切り、三崎高校の角を左折すると暫くは下りが続き、富士スーパーまであっという間にやって来る。その先、城ヶ崎方面に左折。更に下って島の入口の手前を左折すると、今度は岩堂山までの上りが待っている。ここが最大の難所かも知れない。それほど急な坂ではないが、何しろダラダラと長い。最後はいちばんのローギアにしないと上りきれない。岩堂山を過ぎてもまだまだ楽はできず、今度は細い道が続く。緊張の連続。最後に江奈湾までグッと下ってスピードが上がる。あともう1回峠を上って、元の海岸線へと戻って行く。
結局バイクではひとりにも抜かれる事なく、順位を2位まで上げてバイクを終了する。さすがにバイクでは抜かれる事は無かったが、気になったトップとの差は5分付いていた。あまりにも前が見えないので、一時は自分がトップかと思ったくらいだった。そろそろバイクゴールという頃に、トップのランナーが走り出していた。長身の若者であり、走れそうな感じがした。とりあえず目標が分かったので安心した。
バイクからランへは靴下を履いてランシューズを履くだけだった。シューズを裸足で履いた感じを忘れていたので、靴下を履く事にしていた。履いた事で悪い事は無かったのだが、水をかぶってやや重くなった事は確かだった。
ランスタート時は9時近くなっており、既に気温もだいぶ高くなっている様だった。水のボトル用のウェストバッグを用意し、脱水だけには注意した。更に栄養補給用として、カーボショッツ、パワーバー、梅干しも用意した。これは大いに役立ってくれた。
カーボショッツの即効性は見事だった。3回目の折り返しを過ぎて、15キロを走った後、峠に差し掛かったあたりでもう体は限界を感じた。そこでひと袋。1~2キロ我慢して走ったところで、元気を取り戻し、走る気が出てきた。ただ左足にまめができそうで、それが痛くて無理をしない様にした。
もはや、後ろからの追い上げは全く心配なかった。10キロ地点で抜かれたトップとの差はかなり開いてしまっていた様で、それが気になった。ちょうど20キロ、エイドを過ぎたところで、500mの往復を戻って来たトップに会った。結局、私が10キロ走るうちに、相手は11キロ走ってしまっていた。私がおよそキロ5分で走ったのに対し、あの暑さの中、キロ4分半で走っていた。私にはそこまでの気力は無かった。
最後の1キロは左足の痛さに耐え、まめができない様に無理せず走った。だいぶゆっくりになってしまった。ゴールタイムは5時間30分、まずまずのところ。ランは1時間43分。こちらもそこそこ、いい走りができたと思う。
ゴール後は暑くてたまらず、プールの中に暫く浸かってしまった。10時半だというのにかなり暑かった。久しぶりのハーフトライアスロン、スピードレースに近いレースであった。
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ランに移ってから他のランナーとの関係が不明確なため、その補足をする。
レースのレポートから判断すると、バイクを2位で終了し、その後、そのランナーは捕らえた模様。しかし、10キロ地点で後ろからのランナーに抜かれ、結局は、トップに1キロの差を付けられて2位でゴールしたものと思われる。
(2011年2月)
(No.262)
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