第6回栄区民ロードレース大会
1996年1月28日(日) 晴れ
種目:健脚コース/10Km
記録:36分20秒 総合7位
| 栄プール | | (2.4Km) | | 9:06 | | 9:06 | |
第4公園 | (5Km) | 9:07 | 18:14 | (18:14) |
栄プール | (7.4Km) | 7:52 | 26:06 |
桂台小 | (10Km) | 10:14 | 36:20 | (18:06) |
今日は朝からいい天気。歩いて会場の桂台小まで出掛ける。富士山もすっきり、よく見えていた。絶好のレース日和である。会場には9時頃到着。既に受付は始まっていた。10キロの部受付。いつもいたち川沿いで見掛けるランナーもちらほら見掛けた。タツノのメンバーも来ていた。
9時半から開会式。いつもの様に簡単な挨拶と注意事項。15分ほどで終了し、10時からファミリーの部、10時30分から5キロ、10分後の10時40分から10キロの部の始まりである。今年は、いつもの鈴木氏は見えていなかった。その代わりか、高校生がずいぶんと増えていた。ただ、応援、5キロの部というのもたくさんいた。
スタート直後の私の前には10人くらいの高校生が走っていた。これでは全く勝負にならず、入賞は頭から諦めた。とりあえず年代別の横浜マラソン出場枠だけを狙った。狙うは、一般の部1位だけだった。タイムもできれば昨年並みの36分くらいを出したかった。第4公園からの上りでほぼ形勢は決まった。
前方にはトップグループが5人ほど、そのあと何人かが続いて、私は10位グループといったところ。ペースもまずまず。いつもよりやや速いといったところで、例年どおりの栄区ロードレースのペース──めいっぱいの感じ。
矢沢小を過ぎて、早くもこぼれ落ちてくるランナーを捕らえる。野七里公園あたりでは、高校生の様な先生の様な、昨年も居たはちまきランナーをとらえる。昨年も同じ様なところでとらえた様な気がする。公園からの下りで前のランナーとの差をつめ、栄プールへ向かう直線で並んで、集団に吸収する。3~4人の集団となる。
プールの折り返し手前で高校生ではなさそうなランナーが割合に速いペースで抜いて行く。離されないようにしっかりと付いて行く。5mくらいの差は付いてしまった。野七里小をぐるりと回って大通りへ出るまでの、やや上りのコースが、道幅が広く、スピード感も無く辛いところである。大通りのやや下りは、逆にスピードが上がっていくので、やはり辛い。
大通りから左折しての急な上りがひとつの勝負どころ。ここで周りのランナーの力が判断できる。前を行く若手ランナーは上りでややペースが落ち、上りではやや弱そうなところが見える。2周目で勝負できるかもしれない。上りきってしまってからは、折り返しまでずっと下り。ここではあまり差も付かない。コーナーでの主導権争いも面白い。
第4公園で折り返して再び上り。ここで仕掛けて後ろを引き離しにかかるが、なかなかそうもいかない。ラストまでこのままで行かれると、スピードのある高校生にはかなわないので、なるべく早めに差を付けておこうと思う。野七里公園あたりまでは周りの状況も全く変わらない。ペースも殆んど変わっていない様である。前を行く水色のウェアの一般ランナーも変わらない。が、少しずつではあるが、差も縮まっている様な気はする。
公園からの下りでスピードを上げ、少し周りをゆさぶる。若い高校生ランナーはしっかりと付いて来ている。プールへ向かう直線で高校生がペースを上げてきた。離されない様にくらい付いて行く。このデッドヒートがたまらなく面白い。前との差も徐々に縮まり、とらえられる気配が出てきた。1周目に抜かれた折り返し手前あたりで遂にとらえる。ペースがだいぶ違っていたので、問題なくすぐに差が付くだろうと思ったがそうでもない。抜いて行くときにややペースを上げて抜き去ったのだが、しっかりと付いて来ていた。
再び4人の集団となった。なるべく主導権を取る様にし、先頭を切って行く。野七里小へ向かうゆるやかな下りでは、だいぶスピードが上がる。その勢いで少々の上りも上ってしまう。そしてゆるやかな長い下りへと続く。そして勝負どころの最後の上り、ここで無理にでもペースを上げ、他を引き離す。思ったとおり差は付いた様である。少々安心、しかし気は抜けない。あとは下りだけ。更にペースは上がっていく。
公園横で石山さんとすれ違う。石山さんもかなりきつそうな顔をしていた。後の話では、私もずいぶんと厳しい顔をしていたらしい。声を掛けるのもちゅうちょした様である。石山さんの健闘を祈りながら、ペースを上げ、後ろとの差をあける様に頑張った。10m近くは差が付いていた様だった。
公園の角を曲がると緩やかな下りの直線。ここがラストの、ひとつの勝負どころ。残り1Kmの表示もある。やや長そうな気もしたのだが…。前方にスピードの落ちてきたランナーも見えてきた。しかし距離はだいぶあり、追い付きそうにもない。後ろには追い付かれない様にとスピードアップを図る。後ろもしっかりと付いて来ていた。最後の上りで、2人に絞られた様であった。後ろとの差は変わっていない様である。
道路を1本外側に出て、最後の下りの直線に出る。ここで勝負は決まるであろう。ラストスパートを掛ける。しっかりと付いて来ている様であったが、追いつくところまでは及ばない様であった。第4公園をぐるりと1周して小学校へと向かう。ラストのダッシュを掛けてゴールへと向かう。なんとか順位は守れそうであった。
小学校の入口で6位と呼ばれる。校庭の直線でも後ろとの差は変わっていなかった。ラストまで力は抜けず、とりあえず、集団の中ではトップでゴールイン。36分20秒。
入賞はならず、タイムも35分台かと思ったが、昨年より遅いタイムだった。なかなか思い通りにはいかないものである。しかし、なかなか面白いレースをする事ができた。高校生の中にも色々なレベルの選手がいるものだ。
(No.219)
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