第10回日本海オロロンライントライアスロン国際大会

1996年8月25日 日曜日 天候:晴れ
種目:Swim 2Km、Bike 110.3Km、Run 40.5Km
記録:7時間57分41秒 総合117位/341人

 Swim37:27 
Bike3:23:224:00:49
Run3:56:527:57:41
 
5Km29:2329:23
10Km25:4755:10
15Km26:351:21:45
20Km29:121:50:57
25Km32:492:23:46
30Km35:282:59:14
40Km59:093:58:23

■8月23日(金) 晴れ
 起床は5時、団地発6時10分、大船発6時40分羽田行きのバスで羽田空港へ向かう。羽田まで1時間ほど、8時前には着いてしまった。快適。

 JAS、羽田発9時55分千歳行き。到着はやや遅れ、11時半頃。そこからバスで増毛へ。今年はやや参加者が少ない様で、バスの座席も余裕。30人位の様であった。3時間と少々バスに揺られて開会式場の増毛総合体育館へ。今日は選手登録、競技説明会、そして開会式・パーティへと続く。8時には閉会となった。今年も大阪の大西さん、愛知の早崎さん、村田さんなどいつものメンバーも顔が見えた。函館の赤浜さんは来ていなかった。

 今日の宿は増毛ホテル。いつもの留萌より近くてずっと良い。今年は当たりかな…。今日中にバイクの組み立ても済んでしまい、準備は整ってしまった。大きなお風呂に入ってあとはのんびり。

■8月24日(土) 晴れ
 起床7時。今日は車検。8時頃食事をする。9時半にバイクケースの集荷。11時から車検と、10時から12時までスイム練習OKという事で、10時にバイクで宿を出る事にした。会場までは2キロ、10分あれば十分、ウェットなどを背負って出かけた。天気は快晴、場所も近くて申し分ない。

 すぐにスイム会場でひと泳ぎ。今年はクラゲがうようよ。岸の近くはもの凄い数、だが沖に出てしまえばひと安心。500m程は泳いだだろうか。車検が始まる頃まで水に浸かっていた。その後バイクの調整をして車検。後ろのリムが多少振れていた程度で、特に問題は無かった。

 車検が済めば今日の仕事はおしまい。あとは増毛のおすし屋さんでたらふく昼食。ホテルまでは歩いて帰って来た。もう一度おみやげを買いに増毛駅方面に出かけて、あとは明日の準備。ゼッケン付けとボトルにパワーバー、などなど。トランジッションバッグにも道具を詰める。明日の起床は3時半。9時過ぎには床に着いた。でも寝付いたのは10時頃になっていたろうか。

8月25日(日) 晴れ
 まだ星もよく見えていた。起床3時半。5時に宿のバスが出発する。最終チェックをして、IDカードを忘れる事なく出掛ける。天候は晴れ、風も無く絶好のトライアスロン日和であった。会場までもあっという間、やはり宿は増毛に限る。

 バイク用の食料やボトルの準備をまず済ませる。オロロンのボトルも今年は「アクエリアス」のロゴ入り、スタート前に2本頂く。滞りなく準備も進み、トランジッションバッグも預ける。あとは自分の身の準備だけ。最後にワセリンを塗り荷物を預けてしまえばスタートを待つばかり。6時半にスイムゲートをくぐる。既に殆んど集まっていた。ウェットを着込み、軽くウォームアップで泳ぐ。相変わらずクラゲは多いが、特に問題なし。水温20℃、気温は15℃という発表があったように聞こえた。

 7時ちょうど、定刻にスタートの合図が鳴る。私は少し遅れて左の方から間を見計らって出て行く。バトルも無くスムーズに出て行ける。左側をやや大回りに出て行く。今年はコースの間違いも無いようだ。200m行って防波堤の外に出て700mの直線、だいぶ長く感じた。外側から内へと少しずつ入って行く。第1ブイで少々混雑、ここでもう半分おしまい。タイムを取ろうとしたが、時間がもったいないのでやめた。

 ペースは自分なりに速い方。右手の伸びにも注意した。右回りのコースで右オープンなので、安心して泳げるが、時折右側に人が出てきて、コースを徐々に外れて行ってしまう事もあった。更に最近は何故か左に曲がるようになってしまい、左の方へとコースを外れそうになる事も何度かあった。何故だろうか…。

 帰りのコースも特に問題も無く、潮の流れが多少あったのだろうか、割合に速く感じられた。港内に入ると再び周りに人が集まってきて混雑。ここでは左側の方が少々近道になった様で、少しだけ時間を稼いだ。ゴールも目標に大きなクレーンができたので、確認しやすい。安心して泳いで行く。

 ゴールも最後まで泳ぎ、貝殻で足を切らないように注意する。時計を見ると何とか37分台。スイムコースの距離も正確そうなので、まずまずと思って上がっていった。石山さんのバイクはまだ有ったのでひと安心。先に行かれてしまったら少々ショックである。隣の福本さんのバイクは当然の事ながら、既に無かった。トランジッションではそれほど慌てず、着替えを済ませる。シューズがなかなか履けなかった。ひととおり着替えてバイクスタート。少々トイレに行きたい気もしたが、途中でする事にした。スタート地点では子供らがカメラを構えて応援してくれていた。

 バイクスタートしてやや寒くはあったが、特に問題は無く、順調にスタートを切って行く。バイクも快調な様である。110キロのバイクの始まり、暫くは前を行くバイクを少しずつ捕らえて行く。前方には抜いても抜いてもいくらでもバイクがいる。暫く行ったところでは前方に大集団らしきものを発見した。かなりの団子状態の様に見えたので、追いつきたいところだったが、トイレにも行きたくなってしまったので、2番目のエイドのガソリンスタンドでトイレ休憩。昨年もここでひと休みしたが、その最中に山口に抜かれてしまった。今年は石山さんに抜かれてしまうのではないかと、少々不安になる。

 再び元気が出て飛び出して行く。海岸線は追い風で走りやすい。少しずつではあるが前を捕らえるのだが、同じくらいの数に少しずつ抜かれている様であった。まずまずの調子。バイクでは特に変わった事も無く、ただ今年はやけにマーシャルが多く感じ、何人かはドラフティングで止められてしまっていた。福本、村田も止められたらしい。

 海岸線では天気もいいので、天売、焼尻がよく見えていた。紀子、玲子の乗った応援バスが追い付いて来たのは55キロも過ぎ、徐々に内陸に入った辺りだった。内陸に入ってくるとアップダウンの繰り返しが多くなってくるが、そこからは抜かれる方が多い様な気がした。但し今年はそこそこバイクにも乗っていたので、腰もあまり痛くならず、最後まで気持ちも切れずにいた。

 ラストも20キロ辺りになると再び平坦になってくる。スピードもそれ程落ちず、33キロ程度は保っていた。何とか最後まで行けそうだった。ただ、だいぶ抜かれた中に、今年は早々と村田氏に抜かれてしまった。悔しかった。

 最後は道の駅「富士見」を通過し、ゴールへと向かう。その名のとおり、途中、利尻富士もよく見えていた。バイクゴールは4時間を少々回ってしまった。途中から目標を4時間に置いたのだが、やや及ばなかった。ゴールしてからのトランジッションも、ここでも焦る事なくのんびり。ゆっくりと腰を下ろし、着替えをする。再びトイレに行き、ゆっくりとスタートして行く。実況アナウンスがスタートして行く選手を紹介している。私の名もその中に上がっていた。

 スタートのエイドで水のボトルを探したが無かった。仕方なくそのまま行く。それほど暑くもなく、何とかなりそうであった。後ろのポケットにはサロンパスを入れておいた。最初のうちはほぼキロ5分ペース。無理をせずに行く事にした。このまま最後まで行ければベストであったのだが、そうは行かなかった。エイドの数も十分なので補給もあまり心配しなかった。

 ここでも前方にたくさんのランナーが走っていた。とりあえずは全部抜けるだろうと思っていたのだが、そのうちに、抜いても抜いても前にいるので、少々腹が立ってしまった。私の順位は今年はずいぶん遅いようだった。

 何とか15キロ辺りまではキロ5分台のペースで走れていた様である。20キロまで来ると天塩町の市街地を少し走る。残り20キロ、いちばん辛いところであった。20キロまでは周りは田んぼが多かったが、それを過ぎると今度は牧草地帯。周りは牧草地であり人も車もめっきりと減ってくる。

 エイドではスイカとオレンジがとても美味しかった。10キロ辺りのエイドでボトルが置いてあったので、1つ貰って行く。湿度が低くて唇が乾いてくるので、水で口を濡らす。暑いのだがそれほど汗も出ず、少々辛いところだった。

 ラスト10キロを切ってくると、前方には大きな橋が見えてくる。そこからやっと元気が出てきた。少々ペースアップし、堀さん流にロングスパート。汗もかいてきて本調子となった。前方にはバイクで抜き去られた村田氏の姿も見えてきた。何とか抜けそうである。橋の姿も徐々に大きくなってくる。ラスト5キロ手前のエイドで追い付き、更に引き離しにかかる。ランに入ってから一度抜かれた女性にも追い付いた。左折して橋を渡り切ると右折、長い直線に入る。2キロくらいはある。残りはまだ4キロ、もう4キロというところだ。女性を抜き去りカーブも終わるとラストのエイド、さっと立ち去る。

 北緯45度線を越えたところで残りは2キロ。ハイペースで来たが、右ひざに痛みが現れる。やや無理がたたったか。ラスト2キロという所なのに、仕方なくペースダウンする。しかし着実にゴールは近づいた。ハイペースを保ってきたので、一時はぎりぎりかと思った7時間台も難なく達成できそうだった。踏切もやや痛みの出てきた右足をかばいながらゆっくりと渡る。残りは300m程の直線。自分ひとりだけの為の様に長く続いている。何とか今年も歩かずにゴールに辿り着けた。感激の中で3度目のゴールもしっかりと踏みしめた。

 ゴール後はアイシングサービスで疲れた両膝を冷やした。ゆっくりと体も休める事ができた。4時半頃、そろそろ石山さんも帰って来る頃だろうと思ってゴール前まで出掛けた。何人かがゴールを通過したあと、人の間から見えたのは石山さんのしっかりとした足どりだった。石山さんもしっかりとゴールイン。立派なゴールだった。2年掛けての待望のゴールでした。

 ゴールの喜びを味わった後は、最終バスで羽幌まで戻ってきた。今年は羽幌グリーンホテル。朝早く起きてレースを走ったにも係わらず、夜はなかなか寝られず、11時過ぎまで起きていた。しかし、床に着いたらすぐに寝付いてしまった。

8月26日(月) 晴れ
 今日もいい天気。いちおう今日で大会は終了。閉会式の前にバイクと荷物の引渡し。のんびりと荷物を片付ける。10時半から閉会式。私達がのんびりと片付けし終わり会場に入った時には、もう全員集合し、始まるばかりになっていた。表彰式の終了後に完走パーティ。今年は「カニ」の代わりに殻ごとの「うに」が目玉だった。あまり回って来なかったけれども、十分満足できました。12時前には全て終了。皆さんはバスで帰路に着きました。

 私達はレンタカーで豊富温泉へ。100キロという距離も北海道ではあっという間、宗谷岬などもじゅうぶん回ってこられる時間でした。今日は豊富温泉で一泊です。温泉もお酒も満足でした。

8月27日(月) 晴れ
 北海道最後の日、いい天気だった。今回は天候に恵まれた。今日はサロベツ原野を通ってノシャップ岬へと出た。北海道らしい見事な景色でした。利尻富士もきれいに見えた。稚内市内を観光し稚内空港を2時10分に飛び立ち帰路に着きました。今年はレンタカーを借りてまるで北海道旅行の様でした。是非来年も出場したい大会です。

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宿 泊83,600円
交 通228,800円
診断書10,000円
食事他80,000円
大会参加費??
合 計   402,400円(4人)
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(No.235)


  
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