第18回神奈川マラソン
1996年3月17日(日) 雨
種目:ハーフマラソン 壮年男子の部
記録:1時間21分56秒 37位/1600人
| 5Km | | 19:00 | | 19:00 |
10Km | 18:52 | 37:53 |
15Km | 21:00 | 58:54 |
20Km | 18:59 | 1:17:53 |
21.1Km | 4:02 | 1:21:56 |
神奈川マラソンはゆっくりできる。起床は7時前、家を出たのは8時20分。本郷台から西山さんの家のある磯子へ向かう。朝はゆっくり、電車もまだ空いている。でも会場の磯子駅はずいぶん混んでいた。朝から雨も降っているし、残念である。晴れていれば暖かくて申し分の無い大会なのだが…。会場をひと回りし、5本指ソックスを買う。1,200円。
その後西山家へ。まだまだ余裕の9時30分。1時間くらい間があった。西山宅で暫くのんびりとする。5キロのスタートが10時40分。雨が降っていて、アップもそれほどしないだろうという事で、5キロがスタートする頃に会場へ向かった。雨が降っているので適当な場所も見つからず、結局歩道橋の下に荷物を置いた。アップは11時から10分くらい、軽いジョグとストレッチを行った。10分くらい前にスタート地点へ向かい、前から5列目くらいのいい場所についた。雨がずっと降り、濡れはしたが寒くはなかった。
予定通り11時30分にスタート。アップも十分ではなかったので、初めはそれほど無理はしなかった。直線の1.5キロ程はそこそこ。周りに合わせて走るが、右へカーブして工場地帯へ向かうところからは、後ろからどんどん抜かれていく。しかし、それも後で抜き返せばいいと思いながら見送った。ぼろぼろというくらい抜かされた。
5キロコースの折り返しである2.5キロ地点では10分を切り、9分30秒くらい。ほぼ3分50秒ペースであるので、特に問題は無いだろうと思う。そのままのペースで暫く行く。その後もまだまだ後ろから抜かれる。Tシャツを着た女の子にもいい勢いで抜き去られる。かなりのハイペースなので何者かと思った。しかし結局彼女は国道上の13キロ辺りで捕らえることができた。
折り返しの水処理場辺りまでは調子が出ず、我慢のレース。いつもの折り返し地点に給水所。スタート前に水を取っておきたかったが飲む事ができず、ここが第1回の給水。小さなボトルでくれたが飲みにくい。今まではそこでぐるりと回って元の道に戻るのだが、今年は初めて処理場の中をぐるりと回る。先行するランナーが折り返して来ないのでどうなっているのかと思ったら、コースが変わっていた。
私はすれ違う方が好きなので、このコースは残念だ。速いランナーとすれ違う事で、自分も勢いがついてくるのに、それが無い。とりあえず、前のランナーに付いてぐるりと回ると、海釣り場のところへ出て来る。そこで19分00秒。たくさん抜かれはしたものの、そこそこのタイムであった。気を良くして反対側の折り返しへ向かう。
ランナーとすれ違う様になったからか、この辺りから徐々に勢いが出てき始めた。後ろから抜かれる事もあまり無くなり、周りとも同じ様なペースになった様だ。東京ガスの給水所で2回目の給水、口に含む程度にする。
再び元気を付けて、なるべく周りに付いて行く。19分×4で1時間16分。ハーフではだいたい20分を切るくらいのタイムが出せそうだという予想もついた。スタート地点へ戻る直線で流れに乗り、スタート地点を通り過ぎ、更にその先の得意の上りで勢いを付ける。陸橋を上りきったところを左折し海の方へ向かう。いつものあたりで折り返し、再び陸橋を上り、今度は国道方面へ向かって坂を下って16号へ出る。
その折り返し地点でやっと前との差がわかる。私の前にいる女の子は4位の様であり、2、3位の女の子との差も大差無く、追い付ける距離だった。ただトップはだいぶ先にいて、追い付くには少々無理な気がした。
国道は交通規制され、片側の2車線がマラソン用に空けられていた。広々として気持ちの良いコースだった。こういうところだとペースも上がり、前を徐々に捕らえて行く。新杉田駅前まで1.5キロほどあるだろうか。そこで再び折り返しとなる。既に4位の女の子はとらえ、2、3位の女の子とも50m程の差も無くなっていた。国道が終わり、再び陸橋を上る頃には完全に2人をとらえていた。そして下りでは先行していた。
2周目に入り、直線になってからもスピードは落ちない。後ろに女の子が付いて来ている様な気がした。直線を右折し、東京ガスの給水所を過ぎ、その先の角に15キロ地点。ラップは21分00秒、明らかに遅い。2分くらいはオーバーしている。ペースが落ちたのではなく、500m以上は距離が長い様だ。第2折り返し部分が余計な様な気がする。この分どこか短くなっているだろうと思って走り続ける。
走っていると、沿道からしきりに、女子2位、3位と声が掛かる。すぐ後ろに女の子が居そうだと思ったが、それが一度抜き去った久里浜高校の女の子だとは思わなかった。1人は一時4位を走っていた子で黄色のゴム、もう1人は白色のゴムで髪の毛を結んでいた。2人とも同じ様な髪型で、体型は少々細めと少し大きめという程度で、殆んど変わらない。見分けが付くのはゴムの色だった。白は2位、黄は3位だった。だいぶ差の付いていた「黄」がかなり追い上げて来た様だ。2人でデッドヒートを演じていた。
私もこの仲間に入れて貰おうと、スピードを上げしっかりと付いて行った。そろそろ海釣り公園に差し掛かる辺りから「白」がスパートを掛けた。徐々に差は付いて行き、「黄」は私のうしろへ落ちて行った。そして私も「白」から離されてしまった。彼女のスパートは成功した。私は徐々に差が付いていった。折り返しの給水辺りでは50mくらい前方に行ってしまっていた。追い付きたいという願望はあるものの、追い付けそうにはなかった。
水処理場をぐるりと回って来ると残りも4キロ程。気が付くともうレースも終わりに近づいていた。すれ違うランナーの列も細く長くなっている。知った顔ともすれ違う。残りも僅かとなり、ラストの勝負となった。後ろからのランナーには抜かれない様に踏ん張る。
海の見える辺りまで来ると、周りも明るくなってくる。あと2キロ少々といったところ。対向のランナーから掛けて貰った声援に再び元気を取り戻し、ラストを踏ん張る。直線そばのマンションからは、スタートしてからずっとタンバリンでの応援が続いていた。励みになった。
20キロを過ぎ、残りもあと1キロ。この間も距離は正しい様であり、結局、10~15キロの間の500mは長いままであった。分かっているだけに、長く走らされて悔しい。20分を切る事はできないが、精一杯頑張ることにした。
ラストも周りのランナーと勝負である。ずば抜けて速いということもなく、スピードはどっこいどっこい。ここでぐっと行きたいところだが残念だった。ラストは左折して工場内へ。時計はもう21分になっていた。なんとか三浦の記録は上回りたかった。
まだまだ雨の降る中ゴールイン。なんとか21分台でフィニッシュした。もう少し走れそうな気分であり、気持ち良くゴールする事ができた。ゴール後はジュースを貰って、栄区の鈴木氏と出会い、一言二言。トライアスリートの中込も鈴木氏と一緒に出場していた。しかし私が最後に抜き去っていた。失速していた様である。
その後は着替えて仲間の帰りを待つ事にした。1時間50分は過ぎるだろうと思っていたが、意外にも早く帰って来た。みんな帰って来たところでさっさと着替え、西山宅へ戻ってきた。後で気が付いた事だが、私は今年から壮年の部(40歳以上)に入ってしまっていた。いつの間にか年寄りグループでした。そのお陰か、種目別では1600人中37位でした。
(No.224)
・神奈川マラソン(3月17日)
本吉 民男 1:21:56 37位/1600人
堀 修平 1:32:04 262位/1600人
松岡 享 1:35:12 373位/1600人
上野 純二 1:36:20 414位/1600人
瀬川 敦司 1:37:23 569位/1647人
対馬 達也 1:42:55 701位/1600人
広田 太郎 1:44:47 825位/1647人
松野 喜巳 1:47:28 894位/1600人
今村 徹 1:48:03 925位/1647人
青木 啓次 1:48:23 934位/1647人
丸山 修市 1:48:41 943位/1647人
石山 千晴 1:49:34 87位/ 305人
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