第15回つくばマラソン

1995年11月26日(日) 晴れ
種目:マラソン 一般男子
記録:2時間59分15秒
順位:総合447位、一般164位

  LAPSPL. 
5Km20:1920:19
10Km20:0841:28
15Km20:121:00:41
20Km20:141:20:55
25Km20:501:41:46(トイレ)
30Km21:172:03:03
35Km22:212:25:24
あと5Km (37.2Km)10:142:35:39
あと4Km (38.2Km)4:302:40:09
あと3Km (39.2Km)4:412:44:51
40Km3:492:48:41(23:17)
あと1Km (41.2Km)5:432:54:43
42.2Km4:482:59:14


 今年のつくばはバスの旅。東京駅から会場まで運んでくれた。東京駅は6時半。大船は5時44分の横須賀線。家からはタクシーで大船駅に向かった。前夜は早めに寝たのでそれほど眠気は無い。東京からはリムジンバスのゆったりシートでのんびりと行けた。バスの中で朝食を取る。7時15分頃出発。1時間後の8時20分頃にはもう筑波大の会場に到着していた。電車よりも楽な様な気がした。

 受付はやや混雑しており、少々もたついていた。朝の準備を早々に済ませて、昨年と同じグラウンド内のゴールの後ろでのんびりとする。スタートは10時30分。9時半頃から軽くアップを始める。もう一度大学構内に入り込み、トイレを済ませる。40分くらい前からスタートのコールが始まり、やや早めにスタートラインへと向かった。横浜の時と同じ様に、上にTシャツを着て防寒対策をした。着ていたTシャツは、スタート直後にコース上に捨てて行った。──しかしゴール後に回収に行った。並んだところは一般参加のいちばん前。初めのうちはゆったりしていたが、スタート直前にはやはり横から入って来た人達でいっぱいになってしまった。

 10時30分、定刻にスタートは切られた。初めのうちはややもたついたものの、すぐにトップスピードに落ち着く。周りは殆んど陸連登録者。混雑はなく、殆んど問題は無い。最初は大学構内を1周して元のところまで戻ってくる。1周するとほぼ5キロ。朝のうちは風も無く気温も9℃くらいで、ベストコンディションである。まさにマラソン日和と言ったところだろうか。1周目、走り出して暫くして前方に川俣さんを発見。彼は速いものと思って無理には追い付いて行かない。

 1周して5キロは20分19秒、いいタイムである。このペースを維持するよう努力する。5キロ地点に水、とりあえず手袋を取って軽めの給水、口をゆすぐ程度。グラウンド前から一般道へ向かい北上する。このまま12~3キロ辺りまで行く。かなり長い。片側2車線の道路を車も通っているので、なるべく左側を走り、車が気にならない様なポジションで走る。ペースはあくまでも4分ペースで行く。いつも5キロ過ぎから徐々に下がって行くので、それだけは避けた。

 10キロ地点は1本道だったので何となく長く感じたが、ほぼ4分ペースを維持し、20分08秒。今日はうまくレースが運びそうな気がした。左折地点のラーメン屋の角まで遠く感じたが、ペースは良かった。左に折れて西に向かう。ここは国道でもないので、路面の状態も良く走りやすい。工業団地の中の様であり、車も無く、走っていて気持ちがいい。給水はしっかりしており、2.5キロ毎くらいにある。すぐ給水所といった感じ。

 15キロはその工業団地のはずれ、20分12秒。15キロを過ぎるとすぐに左折。今度は南下する。風は北風の様であり、追い風の様に感じた。道はのっぺりとしており嫌な感じだが、風が吹いており、走るには悪くなかった。

 最近は、20キロ近くになると右足付け根辺りに違和感を感じる。今回も同じ様に少し出てきたが、気にするのはよした。20キロも問題なく来て、20分14秒。非常にいいペースであった。こんなレースは初めて。このままどこまで行けるだろうかといった感じだが、先の事を考えるのはよした。とりあえず行ける所まで、そしてこのまま30キロくらいまでは行きたかった。

 20キロで1時間20分55秒。このまま30キロまで行けば2時間02分くらい。30キロのベストも出そうな雰囲気である。とにかく、“このまま行ければ”大幅記録更新!などと考えてしまう。中間点も1時間25分、なかなかのもの。

 20キロを過ぎた辺りから、周りでは小用を足す人が出てきて、あの川俣さんも道端で用を足しているのを発見してしまった。私もやや催してきており、少しペースも落ちてきた様な気がしたので、気分を入れ替えるため、コースを外れてオシッコ。少し体は軽くなった。気分もスッキリ、気持ちも新たに先を行く。

 25キロは20分50秒。小用を足していたせいか、少し遅い。またわずかではあるが、ペースも落ちているはずである。小用の時間のロスタイムは20秒程度のはず。従ってやはり走っている自分でも分かっているとおり、確実にペースは落ちていた。今思うと、いつもはトイレに行きたいと思う事は無いのだが、やはり夜にビール1本飲んでしまったのが原因だろうか。やはりビールは良くないかもしれない。それが原因で竹山にも負けてしまったか…。

 25キロを過ぎ、更に左折して東へと向かう。ここはややアップダウンがある。おととしの1回目ではこの辺りで既にダウン状態であった。それがあるだけにとても嫌なところであった。しかしペースは落ちているものの、それほど急な落ち込みではない。4分を少し回ったくらいである。まだまだ先はある。しかし残りは15キロ。今回はそれほど残りの距離は気にならなかった。とりあえず、前へ進むことしか考え浮かばなかった。

 30キロも近づいてくると、かなりペースダウンしていた。21分17秒。そして目安の30キロのタイムは2時間3分3秒。やや落ちたが、サブスリーを十分に狙えるタイムである。そのうち、後ろから大きな声、何と勝倉、竹山の2人であった。調子良さそうなペースで追い付いて来た。スピードの落ちてしまった私にとって、2人のペースには合わなかった。そのまま見送り、マイペースで進んだ。

 エキスポ通りは32キロまで。大学通りへ左折すると残りは10キロ。今までここを曲がると、筑波おろしが吹いてきてランナーを苦しめていたのだが、今年は全く風は無し。そのお陰で太ももがパンパンに張っていても何とか走ることができた。自分ではペースはもうキロ5分くらいに落ちてしまったろうかと思えるくらいの勢いでも、何とか4分半くらいのペースで走っていた。元気もあまり無く、ボランティアの差し出すバナナ、水を必死で腹に詰め込んだ。

 残り5キロを過ぎると陸橋を上って右折。その陸橋が辛い。無理をすると途端に脚がつりそう。橋の上をゼッケン「3」を付けたランナーが歩いていた。招待選手の様だった。もう先も見えてきたが時間も限られてきた。残り3キロ地点では前方に川俣氏を発見、ペースはがっくり落ちていた。ひと声掛けて抜いて行く。彼はしっかりと後ろに付いて来ていた様である。

 筑波大学構内に入ればもうコースは知れたもの。距離も1キロ毎に表示されている。ラスト2キロを過ぎた辺りにもうひとつ難関の陸橋。こちらも無理せず、脚がつらない様にゆっくりと上る。下ってしまえば残りは少し。

 ラスト1キロ地点で2時間54分。何とか3時間を切れる目途だけは付いた様だった。グラウンド内を1周するので、ゴール地点はもう間もなくといったところ。グラウンドに入れば足元はタータントラック。脚には優しく走れた。時計は見なかったが、間違いなく3時間は切れるだろうというつもりでいた。トラック内を4分の3周くらい。第3コーナーから第4コーナーを抜ければ目の前にゴール。58分から59分に変わった辺りだった。

 子供達がゴール前で出迎え。それに応えてゴールイン。時計は59分14秒で止まっていた。つくばでは何とか3度目の挑戦でサブスリーを達成する事ができた。しかし実際のところは全く疲れきってしまっていて、達成を素直に喜ぶ事はできなかった。勝倉、竹山は既にゴールしてしまっていた。

(No.215)


  
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