第17回神奈川マラソン
1995年3月19日(日) 晴れ
種目:ハーフマラソン 一般男子の部
記録:1時間19分22秒 120位/5000人
| 5Km | | 18:43 | | 18:43 |
10Km | 19:08 | 37:51 |
15Km | 18:55 | 56:47 |
20Km | 18:33 | 1:15:20 |
21.1Km | 4:01 | 1:19:22 |
前日はシトシト雨。晴れていたら受付にバイクで行くつもりだったが、仕方なく車で磯子まで行って、受付を済ませる。日曜日、朝方は曇っていたが、コンディションとしては悪くなさそうだった。朝は6時40分頃起床、しばらくのんびりとして朝食を取る。大きめのもちを4個。8時過ぎに家を出て本郷台駅へ向かう。本郷台から磯子まで電車、そのまま西山宅へ向かう。まだ誰も来ていず一番乗りだった。ここでもしばらくのんびり、そのうち善久さんがやって来る。
5キロは10時40分スタート。そのスタートを見るのとウォーミングアップをするため、10時30分頃西山宅を出発した。現地に着くと、ちょうどスタートするところだった。皆出て行ったあと、後ろからアップがてら付いて行く。1キロほど行って戻ってくる。あとはストレッチを少し。アップをしている最中にすぐにトップは帰って来た。トップは高校生の様である。ひとりだけ15分を切った様だ。今回から今までの20キロがハーフマラソンに変更となった。そのためか、1,500人ほど参加者が増えたらしい。またゴール後聞いたところでは、距離も正確に測定した様である。これで今後更に参加者が増えるかもしれない。
ハーフのスタートは11時30分。スタート時刻だけ見れば、エリートマラソンの様である。そのお陰で朝もゆっくりできる。11時過ぎにはアップも終了し、着替えを済ませる。20分頃にはスタート地点へと向かう。既に人でいっぱいだった。何とか前から4~5mくらいのところへ入り込む。栄区の鈴木や鉄人の遠藤、古沢さんもすぐそばにいた。定刻に、混乱も無くスタート。今年からハーフマラソンとなり、コースも少しばかり変更になった。今までのいい加減な距離ではなくなり、全てきっちりしていた。
副産業道路を直進しT字路にぶつかるまで真っ直ぐ。そこから今年は左折し、根岸線のガード横を本牧方面へ向かう。次のT字路を右へ曲がり、初めてのヨットハーバーへと向かう。初めてのコースであるが特に変わったところは無い。距離表示は無いがおよその距離は判っている。ヨットハーバーをぐるりと回って例年のコースへ出る。あとは全く一緒である。東京ガスではいつもの様に給水所。私はこの辺りがいちばん好きな場所だ。割合に速いペースで来ている様だった。
前方にずっと松下通信の女の子らしき選手が見えている。トップか2位かは判らないが、走りもペースもなかなかいい。いずれはとらえるだろうとは思いながら走るが、少しずつではあるが離れて行ってしまった。
海釣り公園まで行くと広報車がやって来て先頭集団がやって来る事を知らせる。例年通りすれ違う所は同じ、海釣り公園の手前。しかし今年はトップの殆んどが青いユニフォームの神奈川大生。かなりの数、20人くらいは走っていた。
折り返してぐるりと回って給水所。そして5キロ地点があった。18分43秒、なかなかいいペースで好記録が期待できた。水を1杯飲んで気分更新。折り返してすぐに竹山とすれ違う。その後奈良島。彼にしては速い方だと思った。
後方グループに石山さん、善久さんがいた。仲間の顔を見て元気が出て、少々ペースアップ、またまた気分を入れ替える。しかし今まで真っ直ぐ行っていたところが、今年はハーフになったために、ヨットハーバーをぐるりと回って行かねばならず、何となく重い気分で走っていた。その気持ちの分だけこの5キロは遅くなっただろうか。
ヨットハーバーをぐるりと回って直線へと出る。この直線も走り慣れてはいるが、なかなか長い。ゴールとなる日清製油前を過ぎ陸橋を上り始めて10キロ地点。やはり少々ペースダウンし、19分08秒。しかしそれでもトータルでは何とか37分台の37分51秒。上りを一生懸命走ってすぐ左折。そしてすぐに下ってその先の折り返しへと向かう。その中間あたりで女子トップとすれ違う。松下通信のピンクのユニフォームだった。
私のすぐ前の女の子は2位だと思っていたらもうひとり女性がいた。3位だった。第2の折り返しを過ぎて、ややきついなと思いながらも、何とかペースを落とさずイーブンペースで行く様に、少々気持ちを抑える。もう一度陸橋を上り、そして下りで勢いを付けて2周目に突入。2位を走っていた一般の女の子は、ペースダウンし後ろへ下がっていった。2位に上がった女の子はだいぶ前にいたので追い付けるか心配になった。とりあえず目標は前を行く2位の女の子だった。 2回目のヨットハーバー通過の頃には私の調子もだいぶ上がってきた。前方にはピンクの松下通信の女の子の姿も見えて来ており、だんだん射程距離内に入ってきた気がした。
後半になりややペースを上げてきており、少しずつではあるが、前を行くランナーをとらえて行く。トップとは海から最初に曲がった辺りですれ違った。最初はかなりの集団だったものが、既に4人に絞られていた。その後ろはかなり離れて、ぽつり、ぽつりといった程度、全てが神大の選手だった。その先で15キロ、56分47秒、ラップは18分55秒と少しペースも上がった。
海釣り場の辺りまで行くと、松下通信の女の子もすぐ目の前にまで来た。私の調子もなかなか良いので、このままとらえられそうである。栄区の鈴木とはこの辺りですれ違った。距離にすると1キロ程度は離れてしまっているかもしれない。ずいぶん速い。
工場内の折り返しでは前方の女性にその差5m、もう間もなくとらえる。給水所では水を1杯、少し飲んであとは頭へ掛ける。日差しも多少あり暑い。しかし風も少々あるので、向かい風の日陰では少し寒過ぎるくらいだった。水に濡れ過ぎ、腹が冷たくなってしまった。汗の流れを良くするため、シャツをパンツの上に出す。
給水をして、折り返してからの直線で一気に女性を抜きに掛かる。かなり辛そうな呼吸をしていた。他に抜いて行くランナーはあまり居ないので、私に付いて来るつもりらしかった。しばらくは後ろに付いて来ている様だった。すぐ後ろに付いており、出した足が軽く当たって来た。私は付いて来て欲しかったが、少しずつではあるが、離れていった様だった。
その後も私のペースは周りよりは少し速く、1人、2人とランナーをとらえて行く。東京ガスの給水所では残りも3キロ程なので水も取らない。このレースのコースではここがいちばん好きな場所、景色である。だがのんびりとは見ていられない。最後のヨットハーバーをぐるりと回れば、あと残りは1.5キロ程。ひとりだけ素晴らしいペースで私を抜いて行くランナーが居た。今まで何をしていたのだろうかと思える様な、3分半くらいのペースで走っていた。とても付いて行けるペースではない。しゃくだが仕方がない。
最後の直線、前方に信号が見える。あの辺りまで行けばもうゴールだと思う。20キロは1時間15分20秒。これだけのタイムを見てもなかなかである。ほぼベストに近いものかも知れない。この5キロは18分33秒、キロ3分43秒というかなりのハイペースで走り抜いた。1時間20分も切れそうだった。最後はごぼう抜きでゴールインしたいところであったが、それまでのハイペースで限界となったのか、あまりペースは上がる事はなかった。一度抜き去ったランナーにもゴール直前、抜き返されてしまった。
ゴール前、左折地点に時計、ちょうど18分から19分に変わるところで、18分台までの記録は無理だった。ラストは力を抜く事なくしっかりと走り抜いた。ゴールタイムは1時間19分22秒、終わってみればベストタイムかも知れない立派な記録となった。ゴール後は先にフィニッシュしていた鈴木さんと立ち話。彼もベストタイムが出た様だった。
その後はさっさと着替え、ゴールするランナーを迎えに行った。カメラを持って逆行した。最初は西山さん、そして次は意外にも鉄人の平井さんだった。だいぶ体重が増えており、苦労した様だった。その次は善久さん、これは肉のかたまりが走っている様だった。最後は石山さん、なかなか来ない。結局直線の端の信号まで来てしまった。10分くらい待ったところでやって来た。
ゴール後は西山宅でいつもの様にお疲れさん会、6時頃までのんびりしてしまいました。同日、びわ湖マラソンが開催され、山梨学院の中村選手が、学生では瀬古に続いて2人目の優勝という快挙を成し遂げた。
(No.198)
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