1994 東京シティマラソン

1994年1月23日(日) 晴れ
種目:21.1Km
記録:1時間20分55秒
順位:総合399位 男子30歳代104位

 1Km 4:04 4:04 
2Km7:483:44
3Km11:333:44
4Km15:203:47
5Km19:163:5519:16
6Km23:103:54
7Km27:043:54
8Km31:013:56
9Km34:553:54
10Km38:503:5419:34
11Km42:423:53
12Km46:393:55
13Km  
14Km54:117:31
15Km57:593:4819:09
16Km1:01:443:44
17Km1:05:323:48
18Km1:09:203:48
19Km1:13:063:45
20Km1:16:533:4618:54
21.1Km1:20:554:02


 第3回目の東京シティマラソン、なぜか今回はあまり緊張しなかった。次のさいたまマラソンへの調整レースというつもりであったからだろうか。しかしそういうレースでも目標はしっかりと設定し、それをクリアするつもりでいた。さいたまへ向けて、スピード練習の最終レースという事で、目標はとりあえず1時間20分程度。この大会のベストは、19分台のタイムが出ているので、そのベストがクリアできれば更に言う事は無いだろうというつもりでいた。

 起床は5時半。それなりのカーボローディングもしてきたので、朝は餅4個だけにした。6時半のバスで出掛けた。大船発は6時50分頃の電車に乗った。新宿には8時頃到着。そこから歩いて10分程、会場の東京都庁へ到着。そう言えば、このレースは都民または勤務者に限られているが、私は本社勤務という事にして申し込んでいた。もう要領も分かっているので、すぐに当日受付を済ませ、アップもすぐに始めた。トイレはアップがてら、招待選手の泊まっている京王プラザホテルまで行った。なかなか立派なホテルであった。(満足)

 20~30分間ジョグ、ストレッチなどをし、着替えを始めた。とりあえず、荷物は9時までにトラックへ預ける。その後は仕方なく防寒シートを貰って寒さを凌ぐ。スタート地点へは9時20分頃に向かった。スタート時間は車椅子の部が9時半、一般の部は5分後の9時35分である。今回もまたATCの高城氏が来ていた。どこにでも顔を出す。私もそうか…。

 9時30分、皆の声援に送られて車椅子の部はスタートして行った。その5分後、鈴木都知事の合図で一般の部はスタートした。今回はそれほどタイムにはこだわっていなかったが、レース自体は一生懸命走る事にしていた。スタートからも積極的に飛ばした。その甲斐あってか、最初の1キロは4分04秒と、ロスタイムを考慮してもずいぶん良いタイムとなった。このままの調子で行ければいいだろうと思いながら走る。

 前半の5キロくらいはだいぶ下っているコースの様で、思い切って走った。しかし、ペースのいいのは3キロまでで、その後は下り坂があるにも係わらず、3分55秒くらいの平凡なタイムとなった。結構スピードがあったせいか、ややすねの筋肉が痛かった。半分の10キロくらいまではそれを我慢しながらのレースとなってしまった。その為?か、10キロは平凡なタイムで38分54秒。しかしこのタイムであれば、この先何とかそこそこのタイムが出るだろうとは予想した。天気もコンディションもいいので、後半の粘りとペースアップが期待された。

 左手には東京駅、右手は皇居、そして日比谷通りを我々ランナーは堂々と走っていた。予想通り10キロを過ぎてからペースは少しずつ上がった。毎年殆んど同じ、日比谷公園を過ぎた11キロあたりで、あの山田敬三氏に追い付く。60歳を過ぎていながらしっかりとした走りである。13キロの給水所辺りまで私の前方を走っていた。

 その給水所辺りからだろうか、急にペースが上がった。それまで3分55秒平均のタイムが40秒台に突入した。残りの距離とペースの配分もおよその見当がつき、やっと本来の走りになった。また昨年、14キロ過ぎの国道横断の際、一旦停止させられてしまったので、なるべく途切れの無い集団に付いて行こうとペースアップをした。お陰で停止させられる事もなく、またタイムアップもし、残りの距離に弾みがついた。残念ながら、この12キロから14キロ地点だけ、13キロでのタイム確認ができず──ちょうど増上寺前の給水所付近が13キロ地点となっているため──2キロのラップになってしまった。7分31秒。しかしこれは、スタート直後の他はベストに近いタイムと言って良いくらいのラップである。これで弾みがついた。

 15キロ地点は田町ハイレーン・タツノビルの目の前である。57分59秒。15キロのタイムとして特に悪いものでも無い。この5キロは19分09秒。だいぶ良かったと言えそうだ。あと残りは6キロ。残りの先も見えてきたので、積極的に飛ばして行く事にした。この先は旧海岸通り。川を渡る橋がいくつかあり、ちょっとしたアップダウンとなっているが、その他は殆んど平坦である。自分はペースアップ、周りはだいぶペースダウンしているので、前を行くランナーを次々にとらえる。18キロあたりに来たところだろうか、てっきり後ろにいるとばかり思っていた高城氏が前方に見えた。ペースはだいぶ落ちていた。こんなに前にいるとは思ってもいなかった。前半のスローペースのせいであったのだろう。しかし、ひと声掛けてさっさと抜き去る。後ろからは付いて来なかった。

 20キロは1時間16分53秒。この5キロは18分54秒、頑張って走ったので、かなりの良いタイムが出た。20キロのレースのタイムとしても十分に評価できるタイムだと思った。高速のガードをくぐって真っ直ぐ競馬場へ向かう。ラストはどれくらいのタイムになるだろうかと思いながら、最後の力を振り絞り、全力で走った。例の馬小屋の臭いをかぎながら、スタンド下を通過し、スタンド前のゴールへと向かった。ゴールは1時間20分55秒。時計を見て、あれ?と思った。最後の1キロは4分02秒。もう少し良いタイムで、1時間20分20秒そこそこだろうと思っていたが、ラストは100m長く、1.1キロだった。1キロ当たりに直すと3分40秒くらいのタイムである。それなりに頑張ったタイムであった。

 ゴールタイムもまずまず納得のいくタイムであった。これで2週間後の「さいたま」も望みのタイムが出せるだろうと思った。ご苦労様でした。レース後は結局ひとりだったので、スタンドでのんびりとビールを飲みながらのアフターレースだった。

(No.173)


  
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