第3回いすゞプラントマラソン

1994年3月27日(日) 晴れ
種目:10Km 男子39歳以下
記録:35分51秒 20位

 1Km 3:24 3:24 
2Km6:533:29
3Km10:283:34
5Km17:497:2117:49
6Km21:283:38(+14)
7Km25:033:35(+6)
8Km28:363:32(-2)
10Km35:517:15(-6)18:02


 湘南台にあるいすゞ自動車藤沢工場でのロードレース大会、初めての大会というのはどんな大会だろうかと思って、なかなか楽しいものである。家を7時頃出れば十分と思っていたのだが、少々準備に手間取り、7時15分のバスで団地を出た。藤沢で小田急に乗り換え、湘南台へ向かう。駅から20分くらい歩いただろうか、いすゞの藤沢工場が見えてきた。到着したのは8時10分頃、まだ準備の最中であり、少々早過ぎた様だった。

 体育館で8時半の受付が始まるのを待ち、受付を済ませてから会場のスタート地点へと向かう。そこは正門から真っ直ぐ延びている道路で、かなり広い道幅だった。まるで米軍基地の中の様な広さで、伸び伸びとしていた。暫くするうち人も集まり始め、羽生、善久、八田夫妻なども集まってきた。夫の方は竹山の代理の様で、竹山は用事があって来られないとの事だった。またあの川俣氏も家族揃って来ていた。子供、奥さんも走る様である。

 会場のスタート/ゴールはいすゞの人らしき人達がいかにも手作りといった感じで準備を進めていた。県のトライアスロン大会の様であり、親しみを覚えた。コーンも並べられ、大会らしい雰囲気になってきた。軽いジョグとストレッチでウォーミングアップを済ませる。やや風は強いが天気も良く、気持ちの良いレースができそうだった。

 5キロのスタートは10時、10キロは10時10分。10分くらい前にスタート地点へ人が集まりだした。それほど多いというわけでもなく、道幅も広いため、余裕のあるスタート風景である。人数は月例よりも少々多い程度といった感じ。5キロのスタート後、10キロもぼちぼちという感じで集まる。私は右端の方の前から2番目あたりに付く。こちらも余裕のスタートである。あまり速い人はいないだろうなどと思っていたが、とんでもない。クラブランバードなど、速い人達が勢揃い。私など入賞はお呼びもつかない様であった。しかしとりあえず川俣氏もいる事だし、前回の湘南マラソンと同じ様にどれだけ川俣氏に迫れるか、やってみようと思った。とりあえずライバルは川俣氏であった。

 スタートのピストルが鳴った途端、皆一斉にスタートダッシュ。いくら皆速いとは言え、こんなにみんながこのスピードで良いのだろうか、などと心配してしまった。私の前に4,50人は居る様な感じだった。これがどこまで続くのかそれも心配してしまった。

 広い道路にいっぱいに広がり、正門の方へ向かって皆突っ走った。正門の前まで行って左へ曲がるとすぐ1キロ。タイムは何と3分24秒。もの凄いタイムが出たと思った。やはり川俣氏の言うとおり、少々距離が短いものかとも思った。しかし先行く川俣氏も速いので、とりあえず必死に後を追いかける。

 少々狭い道を曲がりながらテストコースへ向かう。途中に2キロ地点。3分29秒でカバー。まだまだだいぶ速い。暫くしてテストコースに入る。ずっと直線が続いている。その直線の一部だけを走り、再び元の道へ戻る。

 坂を下る途中に3キロ地点、3分34秒。まだまだ速い。ほぼこのままのペースで行けそうだった。いくつか角を曲がると元のスタート地点辺りまで戻ってくる。角を曲がった少し先が4キロ。右脇に表示があったが、走っている時は分からなかった。そこから400m走って折り返し。そのままスタート地点へ向かって一直線。

 5キロは17分49秒。5キロだけを取ってもずいぶんいいペース。今回も35~6分くらいのタイムは出そうな気がした。何とかこのまま行けそうだった。川俣氏もここまでは調子良さそうであったが、50mほど先に見えていたので、何とか追い付けるだろうというつもりだった。月例にいつも来ている津志田氏は今まで私の後ろに付いて来ていたが、徐々に離れて行った。

 川俣氏との差も6キロ辺りでは殆んど無くなり、すぐ目の前に捉える事ができた。6キロは3分38秒。さすがに最初からはずいぶんと落ちた。やはりスタート時はかなり速かった様である。

 7キロ地点ではすぐ背後にまで追い付いた。3分35秒。テストコースに入ってからも同じ様な感じだったが、徐々に川俣氏のペースも落ち、テストコースを出るあたりで一気に抜き去り、8キロ地点を通過した。3分32秒。ここは少々踏ん張ったせいか、1周目を上回っていた。抜き去る時のペースから言って、これでは付いて来れないだろうと思ったが、力をゆるめる事なく更に前を追った。

 そのうち前を行くのが、あのトライアスリートで車体工業の角野氏である事が分かった。何とか抜いてやろうという思いで、やや先を行く角野氏を追った。しかしだいぶ近付いたものの少々及ばなかった。最後の折り返しで確認したところでは川俣氏とは50m以上差が付いていた様だった。これで何とか今回も勝てるだろうという思いになった。

 ラストは必死で前を行く角野氏を追い、ゴールを目指した。ラストは既に思う様に脚は出なかった。しかしゴールは何とか35分台のタイムが出ていた。35分51秒のゴールタイム、39歳以下では20位という立派な記録でした。

(No.178)


  
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