第8回大山登山マラソン

1993年3月14日(日) 晴れ
種目:9Km 男子30歳代
記録:47分50秒 26位

 SPL.LAP標高標高差 
スタート0:0030m伊勢原駅前
1Km3:283:2838m8m246号交差点
2Km7:193:5055m17m東名ガード手前
3Km11:244:0480m25m石倉橋バス停
4Km15:304:06105m25m比々多神社
5Km19:564:25160m55m子易バス停
6Km24:224:26220m60m大山駅バス停
7Km29:204:58300m80m阿夫利橋手前
8Km37:177:56470m170m紅葉橋
9Km47:4910:32680m210m阿夫利神社下社


 今年は昨年に引き続き2度目の出場であり、コースの知識もあるので、是非とも昨年の記録、順位を上回りたいとレース前には思っていた。しかし客観的に判断すると、昨年の方が練習量、質ともに上回っていた訳で、そう簡単にいい記録が出るわけではないという事が証明された。但し救いであったのは、登山道に入る手前のバスターミナル付近の7キロ地点までは、きつかったものの、殆んど昨年と同じタイムであったという事である。登山道の階段に入ってからは、全く走れる状態にはならなかった。

 朝は昨年と同じ6時半のバスで大船へ向かう。今年は平塚まで行き、そこから伊勢原行きのバスに乗って行った。7時15分平塚発で7時45分には着いてしまった。昨年の藤沢、相模大野経由よりも15分程早い様である。早速受付を済ませ体育館に入るが、そこでも昨年同様ATCの高城氏が居て、今年も合流となった。8時過ぎにはすっかり準備も整ってしまい、暫くのんびりする。ゴール行きの荷物は家で準備してきたので、そのままデイパックに詰めるだけで済んだ。中には、タイツ、ウィンドブレーカー、タオル、Tシャツ、パンツ、お金、つまみ(ビール用)などなど、必要なものは殆んど詰めた。

 日が出ているので内よりも外の方が暖かい。高城氏にゴール行きの荷物を頼む。その後、開会式の終わった頃、ウォームアップを兼ねて外へ出る。今年の栄区ロードレースの時に3位に入賞した石川氏が居て、私の顔を憶えていて、暫く立ち話。大山にも数回来ている様である。上りはあまり得意では無いらしい。

 20代以下は10時のスタート。20分前には早くもコールが掛かり、小学校の校門前に並び始める。400人程しか出場しないが、やはり前の方がいい。そろそろアップを切り上げ着替えをする。10時に花火が上がる。最初のスタートが切られた様だ。その頃から30代が集まり出す。前から2列目の位置、昨年と同じ様なところであった。高城氏も居る。

 10分ほど前にスタート地点の伊勢原駅前へ移動。それ程たくさんという訳ではないが、少々応援の人達も居る。スタート地点の鳥居の前まで移動。スタート前の注意の後、10時20分ちょうど、予定通りスタート。一斉に勢い良く飛び出して行く。最初から飛ばして行くつもりであったので、殆んどダッシュ。やや速すぎるくらいのペースで行った。街中の応援の中、1キロ地点は国道246号の交差点付近、3分28秒、なかなかのペースである。若干速すぎるかと思ったが、今年の目標タイムからすれば、速い方が良い。

 1.5キロ辺りで左へ曲がり、大山方面へと向かう。東名高速のガードの手前100m程のところが2キロ地点。7分19秒-3分50秒。何とここまでは1キロ、2キロとも全く昨年と同じペースであった。しかし今年はややオーバーペース気味であった様な気がする。この後は次第に勾配はきつくなって行く。先行していたランナーも次第にペースは落ちてくる。同じ様に私のペースもやや勢いが失せてきた。

 何しろ今年はずっと辛かった。ペースとしては昨年のイメージがあるので、それを上回るペースで走ろうという気持ちがあったが、上り坂というと、やはりトレーニング量がそのまま現れてくる様である。前の方には平塚市役所の小宮氏が居た。やはり私よりもスピードがあるので、なかなか追い付かない。しかし、少しずつではあるが、前を行くランナーとの差を縮め抜き去って行く。

 6キロを過ぎると勾配がだいぶきつくなって来る。6~7キロの間は一気に80m上っている様だ。確かに坂は急である。7キロまでの1キロはおよそ5分…4分58秒掛かってしまった。そして脚の方はもう既に目いっぱいであり、殆んど余裕は無かった。

 7キロ過ぎにバスターミナルがあり、そこを過ぎるといよいよ参道となり、階段が始まる。両脇には土産物店が並ぶ。土産物店が途切れるといよいよ山道。男坂、女坂の分かれ道を女坂の方へ進む。もう殆んど階段では走る事もできず、歩いて上る格好になってしまった。後続からも追い上げられ、一時は20位くらいまで順位を上げていたものが、ズルズルと落ち、25、6位くらいになってしまった。平地ではずっと先行していた高城氏にも残り500mくらいのところで追い抜かれ、そのまま追い付く事はできず、40秒くらいの差を付けられてしまった。最後もどこも良いところは無く、何とか47分台をキープしたところでやっとゴールする事ができた。

 ゴールした後は少々辛かったものの、神社に着いてみれば下界の景色が広がりとても気持ちのいいものだった。みかん、コーラ、おしるこ、甘酒、おかゆなどサービス満点でとても満足できるものだった。神社からの帰りは、ATCのメンバー3人(藤原、高城、福島(女性))と一緒に男坂から伊勢原小学校まで走って来てしまった。

(No.150)


  
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