第15回神奈川マラソン

1993年3月21日(日) 晴れ
種目:20Km 一般男子
記録:1時間16分04秒 175位/1440人

 DIS. SPL. LAP 5Km DIS. SPL. LAP 5Km
1Km11Km42:364:14
2Km7:317:3112Km46:343:58
3Km11:173:4613Km50:263:51
4Km15:143:5714Km54:243:57
5Km18:593:4418:5915Km58:053:4119:43
6Km22:493:5016Km1:01:473:41
7Km27:004:1117Km1:05:474:00
8Km30:283:2718Km1:09:063:18
9Km34:083:4019Km1:12:363:30
10Km38:224:1419:2320Km1:16:023:2617:57

 例年、神奈川マラソンはのんびりしてしまう。20キロのスタートは11時30分。磯子の西山宅には9時頃着く様に家を出る。朝も7時起床、8時15分頃家を出て、ちょうど9時に西山宅に着いた。まだ誰も来ていなかったが、暫くすると竹山が来る。その後会場へ安売りの靴を買いに行く。

 5キロのスタートは10時40分。まだ1時間以上もあるので、一度戻って準備をする。5キロには竹山が出場。アップがてら応援に行く。5キロにはおよそ2,000人が出場の様である。竹山は練習不足のせいか、全くいいところ無し。20分をやっと切る事ができた程度であった。優勝は東海大相模の高校生の様である。ぎりぎり14分台で、大会タイ記録であった。また、栄区ロードレースで優勝し、三浦マラソンでも上位に入賞した田口氏もいいところで入って来ていた。

 ウォームアップはジョグとストレッチで軽く済ませた。11時過ぎにはそろそろ着替えを始める。20キロはおよそ4,000人が出場との事、狭いスタート地点に人がだいぶ集まる。スタートはいつものあたり。先頭から2~3mの速過ぎず、遅過ぎずというところ。案の定、先週もいた高城氏がすぐ目の前にいた。

 天候は良く、何の混乱も無く、定刻11時30分にスタート。割合調子良くスタートを切る。それほど調子も悪くは無さそうで、順調に行った。1キロ地点は見逃したが、直線が終わり、右折してから200mほど行ったところの2キロ地点では7分31秒、まずまずだろうと思った。先ほどの高城氏は50mほど前、後ろから平井氏も追い付いて来た。

 この辺りから、どうも調子が上がらない事に気が付いた。後ろからどんどん抜かされて行く。思う様にスピードも上がらない。両足のすねの辺りの筋肉が張り、いつもとは全く調子が違っていた。ずるずると後退してしまった。周りのみんなは順調に走るのだが、ひとりだけ違うペースで走っている様だった。どんどん後ろから抜かされる。そのうちペースが上がるだろうとは思ったが、じっと我慢するしか無い様だった。

 周りが防波堤と塀に囲まれ、カーブを左折した後の3キロ地点は、11分17秒。更に海釣り公園を過ぎ、水処理場へ入る道を曲がってからの4キロは、15分14秒。だんだん順位は下がって行った。いつも私が追い抜いて行く良く見慣れたランナーにも皆抜かれてしまった。じっと我慢しながら走る。

 ぐるりとひとまわりして来て、元のところまで戻る。5キロ地点は海釣り場のすぐ横。何とか18分台をキープした。18分59秒だった。この後も両足とも全く同じ様な状態。日頃スピード練習をしていないのと、ここ2週連続のレースの影響かなどど考えながら走った。何れにしても、後ろから抜かれるのには変わりなかった。

 6キロ地点は正面に海が見え、左にカーブする直前。海が見え、視界が開けると少しホッとする。いつもの様に東京ガスの給水所がある。水を取って気分転換を図るが全く変わり無い。7キロ地点は少々場所が違っている様で、4分11秒も掛かった。その代り、直線途中の8キロは、3分27秒のラップとなった。7キロ地点が少々先にあったのだろう。

 スタート地点まで戻って来ると9キロ、34分08秒。そこから陸橋が始まる。今年は上ってから左へ折れて一度下り、下りきったところで折り返し、再び上る。次にそのまままっすぐ道なりに行き、左の方へ折れて行く。そしてまた下りきったところで、折り返して上ってくるという事になっていた。今までのコースでは多少コースが短いという事で、距離稼ぎになったのだろう。これまでの不調を、この坂をきっかけに調子が変わるだろうかなどと思い、一生懸命得意の上りを上って、下りを一生懸命走った。しかし、再び平地に戻ったところでも、あまり変わりは無かった様である。

 2周目に向かって再び直線を行く。11キロ地点は42分36秒。この2キロは8分27秒も掛かっていた。途中昨年よりも延びているので11キロ地点はもっと手前になるのだろうが、同じところにあるのも、また何と言うのか、おおらかで良い様だ。後のコースは1周目と全く同じ。しかし調子の方は何とか治まり、少しずつ上向き加減になってきた様だ。

 脚の張りも10キロのハイスピードをこなして来たので何とか元の調子が出てきた様である。12キロ地点に来たところでは、前方に高城氏も見え、精神的にも楽になって来たのかもしれない。徐々にペースを上げて行く様に頑張る。

 13キロ地点で高城氏に追い付く。やはり走り込み不足は応えるのかもしれない。14キロでは、4キロと同じラップにまで戻った。ぐるりと回る折り返しでは、周回チェック。県トラの横田氏も役員で頑張っていた。ランナーもだいぶ抜く事ができた。

 元のコースに戻ってからは、あと残りは5キロほど。どんどんペースは上がり、ランナーも次々にとらえる。ペースは1周目とはおよそ10秒程上回るくらいに上がって行った。やっと本調子になってきた。やはりスピード練習不足なのだろう。

 16キロ地点を過ぎ、目の前に先行されていた平井氏が見えてきた。給水所で水を取り、頭に掛けた後は更にペースが上がり、平井氏に一気に追い付き、パスした。声を掛けると、ずいぶんびっくりした様だった。気分良く前を行く。

 17キロを過ぎ、左折すると、残りは2.5キロ程。やっと気持ち良く走れる。先に行かれていたランナーもだいぶ抜いた。ゴール前まで来ると、残りは1キロほど。今度は1周目とは違い、陸橋を上って右へ曲がり、市営バスの車庫の方へ下りて行く。戻って来てからは、そのまままっすぐ下りて来る。結局、海の方への折り返しの分が短くなってしまってる。

 得意の上りでは更に順位を上げてラストの直線へ向かう。あっという間に残りは500mになってしまった。最後はやはり本当のスピードが無い分ラストスパートは鈍ってしまった。ゴール前のラスト、一生懸命頑張ったが、時計は16分を少し回ってしまった。

 最初にスピードが抑えられた分後半にペースが上がり、気持ち良いレースにする事ができた。筋肉痛や疲労もあまり出ないレースであった。こういう我慢のレースもいいものだと思った。

 レースを振り返ってみると、どう見てもウォーミングアップは少なかった様である。もう少しウォームアップを十分に行っていれば、もう少し早くから本調子に戻ったかもしれない。あとはやはり、日頃のスピードトレーニング、それから3週連続のレースも体のキレに影響があったかもしれない。レース後は久しぶりに西山、勝倉、竹山の4人でゆっくりとビールを味わった。

(No.151)


  
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