第6回秋季座間ロードレース

1992年10月25日(日) 晴れ
種目:10マイル
記録:1時間4分56秒

  SPL. LAP 5Km
5Km20:1220:12
7Km28:158:03
8Km(5Mi)32:164:01
10Km40:087:5219:56
15Km1:00:5020:4220:42
16Km(10Mi)1:04:564:06


 久しぶりのレース、久しぶりの座間、今日は紀子が一緒に行く事になった。大船、藤沢、相模大野と乗り継ぎ、相武台前へ7時45分頃到着。駅からゲートまでは近いが、ゲートを通ってからずいぶん歩かされてしまった。8時過ぎにメイン会場の体育館へと到着。昨日はずいぶん雨が降ったが、今日は予報どおり晴れ、タツノのメンバーもだいぶ来ていた。

 秋の座間のレースは5マイルと10マイル。今年は5マイルが9時30分、10マイルは20分後の9時50分のスタート予定となっていた。このレースではそれほど焦って準備する必要も無くゆっくりとできる。5マイルの選手が2キロほど走り、目の前を通過してからスタートの準備を始めた。スタートの位置は昨年とは変更になり、体育館の裏側――野球場側――であったものが、表側に移った。参加者はざっと700~800人という感じだった。今日はここのところの月例の様ではなく、久しぶりに一生懸命走るつもりで、ほぼ先頭の位置についた。

 9時50分、定刻どおりスタート。やや速めのスピードで出る。消防署前の角を右折し、野球場の方へ向かう。T字路を左折し、県道の上を通過して南側の基地へと行く。ほぼいちばん奥まで行ったところで1キロ、タイムは3分45秒、なかなかの出足であった。ひとまず安心。調子も良さそうであった。

 ぐるりと回って元のところへ戻って来て1マイル。タイムは6分を少し過ぎたくらいだったろうか。途中若干コースが変わっていた。その先はいつもと変わらぬコースで、体育館の裏側を通過する。この辺りは応援も多く、また平坦で走り易い。紀子の応援の前を通過し、今度は基地の北側部分へと向かう。やや上りながらハイスクール横を通過し、住宅の中を行く。ハイスクール手前の橋の辺りで2マイル、タイムは12分30秒。ややスピードは落ちたものの、まだまだ調子は良い。

 住宅地を抜けると最初の難所、100m以上続く急な上り坂である。ここでいつもの様に前を行くランナーをとらえ、少々順位を上げる。今年は細かいところで少しずつコースが変わり、上りきったところでも左折するコースにはなっていなかった。そのまままっすぐゴルフ場方向へ向かう。下り急坂手前に給水所。その先少し坂を下り始めたところがちょうど3マイル――4.8キロ――19分41秒。この1マイルは7分10秒も掛かってしまった。長い上り坂の影響であろう、などと思う。

 上りで掛かった分を下りで取り返そうと、一生懸命走る。靴が良いせいか、あまり足にショックが来ない。大したシューズだと思う。そして下り切ったところのゲートの先に5キロ地点、タイムは20分12秒。20分をオーバーしてしまった。こんなに掛かるとは思ってもいなかった。ややショック。しかし下りの勢いで暫く行けるところまで行く。

 ゴルフ場横はやや下り気味である。そしてゴルフ場が終わり、朝入って来たゲートまで来るとちょうど4マイル。ゲート横を通過すると木製の橋を渡り、今度は再び上りになる。前よりもなだらかな上りを上り切ると、いつもはそこに給水所があるのだが、今回は無い。その代りかどうか、ハローウィンのお祭り用なのか、首無しの人形が木にくくり付けられていた。

 今度は少しずつ下り。まっすぐ下って行くかと思うと、途中から右に折れ新しいコースに出た。そこへ7キロ地点、あっという間に1周目は残り1キロになってしまった。本当にあっという間の様な感じがした。28分15秒、5キロからの2キロは、やはり8分03秒も掛かってしまった。下りの続きであった割にはタイムが伸びなかった。

 その先は曲がりくねった急な下り坂となり、そしてメインゲートそばへと出た。あとは右折して体育館方向へ向かった。体育館横のゴールでは5マイルの部の完走者であふれていたが、私達はもう1周。何人かの5マイルのランナーも追い越した。スタート地点を通過し、5マイル、8キロ、タイムは32分16秒。何というタイムか。こんな遅いタイムも久しぶりである。悪くても32分は切れるだろうと思っていたが、とんでもなかった。スピード練習の不足であろうか……。

 スタートゲートを通過し、少し行ったところ。消防署の手前に2つ目の給水所。良く晴れ上がった天気に、気温もだいぶ上がった。水を取り頭にも少々。少しペースを上げて行けば遅れを取り戻し、何とか64分――キロ4分――も切れるだろうというつもりで走り続ける。暫くは平坦な道が続く。後ろから来るランナーには付いて行き、前を行くランナーには追い付く様に頑張って走る。殆んど1周目と変わらないだろうというくらいのペースで走ったつもりである。基地の南側をぐるりと回って1マイル――6マイル目は38分49秒――6分32秒、4分ペースより少々遅い。

 そして10キロはT字路の先、40分08秒。まだキロ4分を超えている。この5キロは何とかやっと19分56秒。下り坂がたくさんあったからだろう。再び紀子の前を通過。ぐるりと自衛隊の周りを回ってハイスクールへと向かう。ハイスクール手前で7マイル、45分16秒。この1マイルは6分27秒、やはり完全に4分ペースをオーバーしている。

 そして上り坂、ここで前との差を詰め順位を上げる。2回目の上りはやはり辛い。下り坂の手前までずっと緩やかに上っている。給水があって8マイル、52分29秒。この1マイルは何と7分12秒。しかし1周目と殆んど変わらない。大したものという事か、元々遅いのか。下ってしまうと、元5キロ地点、2周目は13キロとなる。残りは3キロ。あとは殆んど下りという事で、一生懸命飛ばした。だいぶ調子も良くなり、ランニングハイの気分であった。ゲート横までの1マイルはとても気持ち良く走れた。しかしこの1マイルがやっと6分24秒、何とかキロ4分というところまできた。

 最後の上り坂を精一杯上る。ずっと後ろに付いていたランナーも何とか振り切る。上り切り、そろそろ下り始めるところに15キロ地点、1時間00分50秒。10キロからの5キロは20分42秒も掛かってしまった。やはりスピード不足が挙げられるのだろう。あとは下り。そしてゴールを目指してひた走る。ラスト500m、前を行くランナーをとらえようと必死に追い掛けるが、ついに追い付けず、最後は逆に差を付けられてしまった。

 予想していた事ではあるが、スピード不足を痛感したレースであった。しかしながら、スタミナの方はまだまだ十分あり、まだ走る余力が残っている様だった。レース後はゆっくりシャワーを浴び、ビール、ハンバーガー、大きなピザを十分に堪能した。レースと同じ様に、のんびりとしたアフターレースとなった。

 このレースは走り込みの一環であり、また来月の河口湖に向けて、レースの準備の最初のレースという位置付けにある。11月の月例、そして次週の横浜とレースの感覚を養い、11月最後の河口湖にコンディションを最高にもっていくというつもりでいる訳である。今回のこのレースは、現在いかにスピードが不足しているかという事をはっきりと示した様である。

(No.137)


  
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