第7回大山登山マラソン
1992年3月8日(日) 晴れ
種目:9Km 男子30歳代
記録:46分04秒 24位
| | | SPL. | | LAP | |
1Km | 3:28 | |
2Km | 7:19 | 3:50 | 東名ガード手前100m |
3Km | 11:26 | 4:07 |
4Km | 15:30 | 4:04 |
5Km | 19:56 | 4:25 |
6Km | 24:18 | 4:22 |
7Km | 29:11 | 4:53 | 橋手前50m |
8Km | | |
9Km | 46:03 | 16:51 |
初めての大山登山、期待と不安のなかで今日を迎えた。起床は5時半、団地発6時半のバスで大船へ。目的地は伊勢原駅だが、どういうルートで行くのが良いか迷った。藤沢から小田急か?あるいは平塚からバスか?一長一短という事で、行きは小田急、帰りはバスという事にした。案の定、相模大野からの下りは混雑していた。8時頃伊勢原駅に到着。そこで早速記録集の受付があった。1部500円。
受付は7時30分~8時30分。レースのスタートは、というと、29歳以下の10時を最初に、20分毎に4回。最後は11時。その間ずいぶん間があるが、荷物をゴールまで運ぶために仕方がないという事だった。荷物の受付は9時まで。間に合わなかった人のために最終は9時半。参加賞はTシャツ、ハンドタオル、そしてその荷物を入れるためのリュックサックである。預けた後は体育館内でしばらく休憩。ちなみに、会場は伊勢原小学校である。ひとりでいると、ATC神奈川の山崎氏、そして高城、藤原、猿渡の各氏が後からやって来た。合流する。体育館内でストレッチ、外で軽くジョグをする。
最初のスタートは29歳以下、10時ちょうど。20分ほど前から整列する様に放送が始まる。最初の組がスタートする10時頃に着替えを済ませて集合地点へと向かう。まだあまり来ておらず、2列目になる。10時12分頃スタート地点への誘導が始まった。暫く駅前の路地で待たされた後、スタート3分ほど前にスタート地点へ並ぶ。最前列に出る。場所は広く、ゆったりと並べる。
教育長の合図で10時20分、定刻にスタート。勢い良く飛び出して行く。50m程行ってすぐ右折、大山方面へ向かう道路へと出る。沿道にはたくさん応援も出ている。気持ち良く走れる。周りのスピードにつられややペースは速い。長谷川栄氏や高城氏も周りにいる。最初のうちは若干上っているものの、殆んどフラットに感じる。
最初の1キロはやはり速く、3分28秒で通過した。今日の距離は9キロであるので、この程度のスピードでも大丈夫だろうと思った。しかしその後、ややペースを落とす。レース中にバイクが行ったり来たりしている。登山マラソンという事だろうか、全線審判がトライアスロンのマーシャルの様にバイクに乗って全体をチェックしている。コースは徐々に上り始める。2キロ地点は7分19秒。このラップは3分50秒。ややペースは落ちたが、まずまずといったところ。長谷川氏、高城氏は前へ行ってしまった。
2キロ地点を過ぎると上を通る東名のガードをくぐる。だんだん勾配が急になってきてペースもだんだん落ちてくる。ただ周りのランナーも同様で、大した変化も無くレースは進む。3キロは11分26秒、ラップは4分07秒。ここで既に4分台に落ちてしまった。結局すぐこの程度まで落ちるのであるから、下の方でなるべく飛ばしてタイムを稼いでおくのも、タイムを上げるひとつの要素だろうと思った。
4キロ地点は15分30秒、ラップは4分04秒。まだ何とか4分少々でもっている。5キロ地点は海抜160m、ここまで130mほど上ってきた事になる。大山もだんだん目の前に大きく見えてきた。これから上るところも上に見上げる様になってきた。上りはだいぶ急になってきたが、それ程調子は悪くはない。ただラップはずいぶんと遅くなった。
5キロを過ぎると前方に長谷川氏が見えてきた。周りのランナーのペースもだいぶ落ちてきた。それに比べ、私のペースは速く、ぐんぐんとその差が縮まっていった。5キロは19分56秒、6キロ地点は24分18秒、ラップは4分22秒。ついに平均ラップも4分を超えてしまった。この6キロからの残り3キロがとても辛かった。
7キロまでの1キロで80m上る事になっている。三浦のコースもずいぶん急であったが、これ程ではなかった。そして7キロまでにペースの落ちた前方のランナーを10人ほど一気に抜き去った。順位もだいぶ上がった様な気がした。この辺りは大山の旅館街といった様子だった。
そして7キロまで来ると、もう目の前に大山、その登山道である。阿夫利橋を渡り、駐車場を過ぎて山道に入る。そして両脇に店が並び、階段が続いている。このままずっと階段が続いていそうな感じがした。1段ずつでは短く、2段ずつでは少々辛い。交互に繰り返して走り抜けた。そこを通過してしまうと、今度は本当に山の中。やや整備された山の階段と土の道。もはや距離の感覚は出てこない。得てして進んでいる様でたいして進んでいないものである。
下って来る時に初めて気が付いたのだが、残り1キロ、500mという表示があった様だ。上っている時には階段ばかりに気を取られ、全く気が付かなかった。途中、『あと1.5キロ』と言う人がいたが、後から考えると、それが本当かどうか疑わしいものであった。その地点から暫く走った──歩いたところで残りの距離を聞いたら、突然、『あと200mほど』という事だった。その後、急な階段を上った後、暫くしてゴール地点が見えてきた。その時には、何ともうゴールか、という気になってしまった。あっけないゴールであった。しかし上っている途中はきついレースだった。何しろ走れないのがいちばん辛い気がした。最後はいつの間にかゴールが見え、残り20m!という状態だった。
順位は階段に入る前にだいぶ抜き、途中で直後に居たランナーにひとりだけ抜かれた。そのランナーはもうひとり、私の前に居たランナーも抜き去り、22位でゴールインしていた。私も前のランナーとの差をだいぶ詰めたのだが、残念ながら順位を上げるまでには至らなかった。タイムは46分03秒、特に意識した訳ではなく、このレースでのタイムは後から付いてくる様なものの気がした。ただ、初めの目標は45分という事にしていた。
レース後はみかん、甘酒、おしるこがサービスされ、疲れた体にはとても美味しかった。その後はビール(350円)を1本空けた後、上ってきた階段をゆっくりと下った。お疲れ様でした。普通のマラソン大会とは異なる趣向の、また出場してみたいレースである。またいつもの様に外れてしまったが、2時からは抽選会も行われた。
(No.126)
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