第26回青梅報知マラソン

1992年2月26日(日) 晴れ
種目:30Km
記録:2時間2分17秒
順位:総合567位/10,009人

 1Km 6:03   16Km 1:06:20 3:54 
2Km  17Km1:14:113:57
3Km  18Km1:14:113:54
4Km18:1912:1619Km1:18:093:58
5Km22:173:5822:1720Km1:22:073:5819:41
6Km26:214:0421Km1:26:074:00
7Km30:214:0022Km1:30:214:14
8Km34:244:0323Km1:34:214:00
9Km38:163:5224Km1:38:173:56
10Km42:153:5919:5825Km1:42:234:0620:16
11Km46:184:0326Km1:46:193:56
12Km50:264:0827Km1:50:183:59
13Km54:264:0028Km1:54:173:59
14Km58:233:5729Km1:58:163:59
15Km1:02:264:0320:1130Km2:02:143:5819:51


 前夜、夜半から雨が降り出した。16日は雨が残らないだろうという予報だった。朝は6時半頃起床、まだ曇っていたが雨は既に上がっていた。天気は次第に回復し、家を出る頃には晴れ上がっていた。昨日までにカーボローディングをしっかりと行ってきたので、グリコーゲンは十分蓄えられていた。── 昨日は青梅総合体育館にて開会式とカーボパーティ、そして受付が行われた。たまたま出勤の土曜日であったので、午後から河辺まで出掛け、カーボパーティに出席してきた。日清製粉のスパゲティ、マカロニサラダ、そしておでん、更にバナナ、アクエリアスまでが用意されていた。

 朝食は軽くご飯と餅3つ。大船から川崎、南武線に乗り換え立川へ。更に青梅線で河辺へと向かう。所要時間は2時間15分程、10時過ぎに到着した。体育館内で奈良島氏と落ち合う約束をしていたが、既に中はランナーでごった返していた。諦めて体育館の裏へ回ってひと休みしていたところ、そこで奈良島氏が着替えていた。まさに偶然であった。また偶然はいくつか重なり、平塚の児玉一家とは体育館前で、競技場でいつも一緒になる池田氏とは、スタートへ向かう途中でバッタリと顔を合わせた。

 今年はずいぶんと暖かく、アップも軽くジョグとストレッチを行う程度で済ませた。11時20分頃にはアップも終え、着替えをする。今日はランパン、ランシャツだけ、手袋は要らなかった。サロメチールは十分に塗った。── レース終了後、特に筋肉痛など無かったが、両太ももに2ヶ所ずつ股ずれができてしまった。今後はワセリンも股に塗る必要がありそうである。

 11時40分頃にはスタート地点へと向かった。3000番台は裏道を回って奥多摩街道にちょうどぶつかったところだった。選手登録をし、スタートまで10分ほど待った。いつものとおり、上空にはヘリコプターがうるさい。遠くで鳴るスタートの合図も聞こえてこない。前の方がスタートした様なので、とりあえず時計をスタートさせる。スタートの状況は例年どおりなるべく左側を走り、端から前のランナーを抜いて行く。スタートラインに着いたのがおよそ1分半、殆んど同じ様なペースで1キロ地点へと向かう。

 角のガソリンスタンドの手前が1キロ。スプリットは6分03秒、結局ロスタイムは2分という事になる。以降はまだ人が多いものの、多少走りやすくなる。なるべく左端を走り、ランナーをかわして行く。コースはどんどん上っているのだろうが、人が多くてどういう状況なのかわからない。そんなところで、2、3キロ地点は見過ごしてしまった。ちなみに、2キロ地点は青梅駅前、いつも『帰って来いよ』の歌が流れている辺りである。

 4キロ地点は18分19秒。この3キロが12分16秒、まだやや遅い。これを過ぎると、右手の消防署を通過し、一度下って10キロの折り返し地点を通過する。5キロ地点を過ぎ、日向和田駅まで来ると『へそまん』のお店の前でいつもの和太鼓。いつもの事ながら元気付けられる。その先には結婚式用の教会があり、ウェディングドレスに身を包んだ若い女性が応援してくれる。8キロを過ぎると復路の21キロ地点がある。難所の坂、往路は下り坂、復路は上り坂。そこを過ぎると再び道路は広くなり走りやすくなる。

 10キロ地点は数年前に給水係をしたところ。沢井駅農協前である。10キロといってもトータルのタイムは気にせず、ラップだけを注目した。ほぼ4分前後──なるべく3分台が出る様に努力した。10キロは42分15秒。初めのロスタイム分だけオーバーしている。最初からもっと速い連中の中で走っていれば更にタイムアップするのだろうが…。それは仕方がないという事にしよう。

 その先道は細くなり、上りもだんだん厳しくなってくる。天気も良く気温も高い。水が欲しくなってきた。沢井駅前給水所で水を取ろうとしたが、まだ水が入っていなかった。少し先に行ったところで、一般の人の給水サービスでポカリスウェットを1杯貰った。生き返った。折り返しまで上りが続くが、常に抜いて行くだけであり、抜かれるという事は殆んど無かった。

 トップとは12キロあたりの杉並木の中ですれ違っている。トップはダイエーの熊谷、前日の号外でも取り上げられていたのですぐに分かった。そして2位はワキウリ、ずいぶん速いと思った。思わず応援してしまった。あとはダンゴ状態で来ていた。

 折り返しは正式な時計では、1時間00分55秒あたりを指していた。まだ1分まではいっていなかった。まずまずのタイムである。今回青梅に出たが、とりあえずこれを最後にしようか、などと考えている。結局どんなに速くても陸連登録しなければ後ろの方に回されてしまうわけで、努力が報われない。また遅いランナーが前におり、思う様にも走る事ができない。更に、2月はランニングのトップシーズンであるが、中旬に青梅があるため、他のマラソン大会には出場できない。など、理由はたくさん挙げられる。──という事で、今回はこれで最後にしようというつもりで走っていた。そして自分の満足のいくレースにしようという思いで走っていた。

 折り返しは14.6キロとの事。折り返して暫く下って行くと15キロ地点。1時間2分26秒。10キロからの5キロは20分11秒。やや急な上りの為、20分を少しオーバーした。給水所は折り返してから用意されている。なるべく取る様に務めた。緩やかな下りは走っていると平らな様に思える。ただペースを上げようと思うと、どんどん上げられる。しかし、あまり上げ過ぎてしまうと、今度はラストに脚に負担が掛かり過ぎてしまう。その辺をちょうど良くコントロールする。20キロまで殆んど緩やかな下りで、各ラップは殆んど変わらず3分54秒~58秒というところ。なるべく左端を走り、仕方のない時は歩道を走ったりもした。先にスタートしていた池田氏も17、8キロ辺りでとらえた。20キロは1時間22分07秒、この5キロは19分41秒。なかなかの良いタイムであった。

 20キロを過ぎた辺りから少々お腹が空いてきた。何か食べるものは無いかと物色。初めに氷砂糖、暫く口に入れていたがダメ。次にスティック状のパン、パサパサで全くダメだった。水を貰って何とか飲み込んだ。やはりバナナがいちばんだっただったのだろう。パンを貰ってから気が付いた。その後、何人かがバナナを出している人がいたが、取らずじまい。

 復路の難所、21~22キロにある上りでは、やはりタイムは落ち、4分14秒というラップであった。ここでは水を貰って、止まって飲んだのでなおさら遅くなってしまった様だ。後悔する。ここを過ぎてしまえば、あとは下る一方。2年前のレースではここからやや飛ばし過ぎ、最後になってバテたので、飛ばし過ぎる様な事はせず、きちんとラップを刻む。3分55秒まで出たが、ほぼ同じ様なラップ、着実なレース運びと言って良い。

 帰りの日向和田駅前─24キロ地点では和太鼓。例年に無く人の数も多い様な気がした。道路の両脇に人が溢れ、応援が盛んに行われ感激してしまった。これだけはいつも変わらない。25キロ地点─残り5キロの少し手前に上り坂。消防署を過ぎると、あと5キロのチェックポイント。この5キロは20分16秒、上り坂が2回という事でややペースは落ちた。ここを過ぎれば後はまさに下る一方、残りは5キロ。水を取り過ぎると腹に溜まるので少々控える。青梅マラソンではこの辺りがいつもいちばん辛い。残った距離と今までの疲労がピークに来る様な感じ。

 このペースでフルマラソンを走ると、30キロでちょうど2時間。残りの12キロが辛いだろうが、いつもの調子で頑張れば2時間50分というところが出るのだろうが…。30キロまでキロ4分というペースで走れる事は分かったのであるから。

 青梅駅まで来れば市街地、あと残りは3キロ。まだあと3キロという気もする。あと2キロはガソリンスタンドの手前。大きな時計台を過ぎれば、あと残りは1キロ程か。最後まで何とかペースを落とさず走り切れる。前に3000人を置いてスタートし、抜かれる事は殆んど無い。2000番、1000番台を次々にかわし、復路も後半になると、3ケタのゼッケンの400番台くらいまでどんどんとかわして行った。河辺駅前まで帰って来ると、正面の時計は2時間1分40秒になったところ。2時間1分台のタイムが出れば、と思っていたが、そこまでは及ばなかった。ゴール手前50m程で時計は2時間2分を過ぎていた。最後は良いレースができた事を喜びながら、しっかりとフィニッシュラインを超えた。手元の時計は2時間2分14秒であった。

 ゴール後はいつものおにぎり、飴、そして初めての串だんごを味わった。甘酒もとても美味しかった。シャワーも浴びられ、帰りはサッパリとして帰る事ができた。良い青梅マラソンでした。

(No.124)


  
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