第25回青梅報知マラソン
1991年2月17日(日) 晴れ
種目:30Km
記録:2時間7分39秒
順位:総合1132位
| 0Km | | 1:28 | | | | | | | | | | | |
1Km | 5:43 | 4:14 | | 16Km | 1:08:12 | 4:08 |
2Km | 9:54 | 4:11 | | 17Km | 1:12:18 | 4:05 | |
3Km | 14:00 | 4:06 | | 18Km | 1:16:28 | 4:10 | |
4Km | 18:10 | 4:09 | | 19Km | 1:20:32 | 4:04 | |
5Km | 22:13 | 4:02 | 20:45 | 20Km | 1:24:44 | 4:12 | 20:41 |
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6Km | 26:26 | 4:13 | | 21Km | 1:28:59 | 4:15 |
7Km | 30:35 | 4:09 | | 22Km | 1:33:24 | 4:25 |
8Km | 34:46 | 4:10 | | 23Km | 1:37:37 | 4:13 |
9Km | 38:45 | 3:59 | | 24Km | 1:41:50 | 4:12 |
10Km | 42:55 | 4:09 | 20:42 | 25Km | 1:46:19 | 4:28 | 21:35 |
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11Km | 47:10 | 4:15 | | 26Km | 1:50:40 | 4:21 |
12Km | 51:27 | 4:17 | | 27Km | 1:55:03 | 4:23 |
13Km | 55:42 | 4:14 | | 28Km | 1:59:19 | 4:16 |
14Km | 59:52 | 4:09 | | 29Km | 2:03:27 | 4:08 |
15Km | 1:04:03 | 4:11 | 21:08 | 30Km | 2:07:42 | 4:14 | 21:23 |
やっと風邪が治った日曜日朝7時、青梅線河辺駅へと向かうため家を出発。朝の調子はいつもと同じ。1時間前に起床した。青梅マラソンは12時ちょうどスタート。6時に食事では少し早過ぎる。少し軽めにご飯1杯ともち3個。そして弁当にもち2個、おにぎり3個を持参した。
7時のバスで大船へ。駅から東海道線で川崎へ。川崎に着いたのは7時40分頃。そこから立川まで南武線で1時間。立川まで行くともうそこにはランナーがたくさん、もう青梅マラソンが始まっていた。河辺駅には9時半頃に到着した。今週は鉄人クラブで何人か出場するということで、10時に河辺駅集合。暫く待ったが奈良島氏しか来ず、第2集合地点のプロパン屋へと向かった。
10時にスタートした10キロの部は、10時半頃にはトップが帰って来た。ケニヤからの留学生やドイツのチェルピンスキーなど、優秀なランナーがたくさんいて、素晴らしいレースであった。
今日は山からの風がかなり強い。準備中も風でずいぶん寒い思いをした。ウォーミングアップは10キロの部の大部分の人達が帰って来た10時50分頃から始めた。ジョグとストレッチに汗を流した。しかし、1週間の練習不足と体調不良は何ともしようがなかった。風邪気味くらいの時の方がかえって調子が良いのではないか、などと思ったが、そう甘くはなかった。25分くらいアップを行い、着替えを始めた。
青梅はスタート位置がゼッケンによりはっきり決まっているので、焦ってスタート地点に向かう必要もない。5分前でも十分である。初めての事の様であったが、今年はスタート地点で最終チェックをしていた様である。実走行人数を調べるためであったのだろうか…?
スタートは12時ちょうど。頭上には各社ヘリコプターが飛び交い、うるさくてたまらない。しかしこれも青梅マラソンならではである。30秒前にはスタート地点へ向かって--少しではあるが--移動した。突然であったので、少し戸惑ってしまった。スタートが切られたのかと勘違いした。しかしそれでもスタート地点までは100m以上あった様である。
スタート地点を通過したのは、スタートの合図が鳴ってからおよそ1分半を過ぎてからであった。3,000人もの人の後からのスタートでは仕方ない事であろう。1万人以上の人がスタート地点を通過するのに7分近く掛かったそうである。その時、トップは既に2キロ以上先に行ってしまっていた。私も人の中にもまれ、初めのうちはなかなか思う様に走れなかった。
1キロ地点はちょうどコースがクランクに曲がるガソリンスタンドの手前。その辺りのガードレールや電柱にはぶつかっても大丈夫な様にマットレスやスポンジが巻かれている。こんな事をしている大会は他には殆んど無いであろう。それだけ人が多いという事である。1キロは、スタート地点からでは4分14秒であった。人の混み具合からすれば、まずまずのタイムであろうと思っていた。これからもう少しスピードアップして行ければ十分であると思った。
2キロ、3キロとなっても周りの状況は殆んど変わらない。少しずつ空いて、やや走りやすくなっていくという程度である。コースの真ん中に入ってしまうともう全くダメである。前にも横にも人がいっぱいで思う様に走る事などできなくなってしまう。自分のペースで走りたいと思うならば、道路の端に寄り、前のランナーを簡単に抜ける様にして行かなければならない。
そんな調子で徐々にスピードアップを図っていったつもりであった。しかしやはり、どうもいつもの様にペースは上がっていかなかった。ペースは上がらないという事に気が付いた。4、5キロと頑張っても、ラップは4分を切る事はできなかった。5キロ地点での調子を見ても、この先更にスピードアップを図って行く事は無理の様であった。このままのペースで最後まで行くのがベストであろうと判断した。とりあえず15キロまで頑張ってみようという様な調子でしかなかった。30キロを同じペースで行けるかさえも疑問であった。
5キロのラップは20分45秒。タイムだけを見るとずいぶんゆっくりとしたペースである。しかし今日の調子ではこのままのペースで行くしかないであろう。予想タイムは2時間05分というところか。
青梅マラソンの名物は、日向和田駅を過ぎた「へそまん」前の太鼓の応援である。例年どおり、いつも元気づけられる。今年はずいぶん応援の数が多い様であった。今年は調子が良くないという事もあり、勇気づけられるよりも、帰りにはここを走って通過できるだろうか、という不安の方が大きくなってしまった。
その後レースは淡々と進んだ。1キロ毎の表示を見つけ、ラップを確認しながらのレースとなった。殆んど同じ様な調子なので、いつもそろそろだなと思う頃にキロ表示が確認できた。そのお陰で、全てのラップを取る事ができた。30ヶ所あるうちのラップで、3分台で走れたのは8~9キロ地点の3分59秒という1回だけ。あとは全て4分台。しかしいちばん遅いタイムでも4分28秒という事で、遅いながらもまとまったレースという事が言えそうである。
トップとすれ違ったのは御岳駅を過ぎ、道幅が狭くなり、杉木立の中の12キロを過ぎた辺りだったろうか。カネボウの早田、そして暫く遅れて横浜マラソンで優勝した日産の加藤がいた。更にその後ろに大きな集団があった。優勝した大胡選手はこの中にいた様である。SBの中村孝夫やベテランの神戸製鋼の喜多は、暫く遅れていた。カネボウの伊東国光はトップグループからはだいぶ離れてしまっていた。しかし、青梅では馴染みの深い選手という事もあり、すれ違うランナーからしきりに声が掛けられていた。他に知ったところでは、平塚の長谷川氏もずいぶん速いグループで折り返していた。
折り返し地点は14.6キロ程のところに有るそうであるが、私の折り返しタイムは、たしか1時間02分程であった様である。折り返してしまえば、あとは下りばかりの道になる。15キロ地点は1時間04分03秒。正味のタイムは1時間02分35秒という事。このまま行ければ2時間10分は切れるだろうというところになった。とりあえずの目標は、ワーストタイム--2時間09分--は出さない様に、というところにする。しかしだいぶ息も上がってきていた。
同じ様なペースで走る人もいなく、殆んどひとりで走り切るという感じ。2人でペースを作りながらの方がやはり楽であろう。折り返してからもペースは殆んど変わらない。20キロ辺りまでは全く変わらない調子で、5キロのラップは20分41秒。しかしその後、やはり走り込み不足か、徐々にペースが落ち、キロ当たり5~10秒程度は遅くなってしまった。5キロで約1分といったところ。しかしその落ち込みもその程度で済んだ。23キロを過ぎる辺りからは、いつもの様に左ひざ外側が痛み出してきてしまった。やはり走り込んでいないとその結果がちゃんと現れてくる。
残りも3キロ程度になると、街並みが現れ、青梅駅も近くなってくる。ここまで来れば残りは3キロ程だが、まだまだ走るには十分距離がある。最後の力をふりしぼり、痛い足も我慢してゴールへと向かう。街並みの続くところでは応援の人数もだいぶ増え、ランナーに声援を送ってくれる。それがとても嬉しい。
残り2キロを切ればもう足が痛いなどとも言っておれず、最後の力をふりしぼり一生懸命走って行く。ラスト前1キロのスプリットは4分08秒、だいぶペースも上がった。ラスト1キロも同じ様に一生懸命である。最後のストレートでは両側は応援でいっぱい。その応援に応える様にラストスパートをかけて行く。
河辺駅から続く道を右に曲がると正面に総合体育館、そしてゴールが見える。100mほどであろうか。右折した時は2時間7分を少し過ぎたところだった。最後は30キロの距離を完走できた喜びをじっくりとかみしめながらゴールラインを通過した。何とか最悪のタイムにはならずに済んだ様である。無理をしないレースが良い結果となったのであろう。
お疲れ様でした。また来年も走りたいと思います。お祭りの様な青梅マラソン、楽しい大会でした。
(No.105)
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