第3回横浜駅伝

1991年4月28日(日) 晴れ
種目:駅伝 7区間 42.195Km
記録:2時間45分20秒 26位
個人記録:31分05秒(7区8.195Km)

 今日は横浜・綱島で駅伝大会。横浜駅に8時に集合、東横線で綱島へと向かった。今まで川崎で行われていた駅伝大会が、今年からこちらの方で行われる事になった様である。朝からとてもよい天気、もう5月という時期にランニング大会はなかなかきびしいものがある。

 今日のメンバーは竹山、佐藤、西山、勝倉、羽生、堀内、本吉というところ。他にギャラリーも佐野さん、堀内夫人と珍しい。参加チームはかなりの数に上っており、100チームを超えていた。

 スタートは10時ちょうど。我がチームの第1区10キロはいつもの竹山。スタートでは調子良く飛び出して行ったが、5キロ辺りでは腹痛を起こし、既にだいぶ順位を下げ、女子にも抜き去られていた。結局ずるずると落ち、タイムは40分を過ぎ、順位は50位程度であった。

 2区3キロ佐藤、3区5キロ西山とほぼキロ4分程度のペースで順調に進み、4区8キロ勝倉、5区3キロ羽生は少しペースを上げて来た。順位の方も各々数人ずつ抜き去り、だいぶ上位に上がっている様であった。6区5キロ堀内はタイムもだいぶ良く、順位を上げて来た。18分台でカバーしてきた。

 そして7区へとたすきが渡ってきた。7区8.195キロは、まず川下方向で3.195キロ、そしてスタート地点へ戻ってきて、そこから川上方向で5キロというコースである。だいたいのレースイメージとしては、前半無理せず、後半レースを盛り上げるというところが良いだろう。タイムの方は、8キロでおよそ30分、余分な195mがあるので、何とか30分台が出れば良いところだろう、と目標を設定した。

 堀内よりたすきを受けた時点で、前方およそ50mのところにひとり、そしてすぐ後ろにひとり来ている状態であった。後ろからのランナーは付いて来るのであれば付かせて行くつもりであった。とりあえずスタートはキロ4分程度のペースで行く事にした。そのうちに前のランナーをとらえて行くつもりであった。

 前を行くランナーは初めのうちはそれほど速くなく、500mも行くうちにとらえる事ができた。しかしそのランナーも最初の折り返しの時点ではしっかりと私の後ろに付いて来ていた。なかなかしっかりとした走りで、かなり走り込んでいる様子だった。私の前には牧元さんのTMクラブのチームも走っていた。あとは特に目立った人はいなかった。

 とりあえず前半はペースを抑え気味に行く。そのうち先ほどのランナーが追い付いて来て暫く並走。スタート地点まで戻って来たところの3キロ地点では、私の前に10mくらいの差が付いていた。暫くは先に行かせ、様子を見る事にした。

 タイムはおよそ、3.2キロ地点で約12分、まずまずのペースであろう。我がチームからの声援も飛ぶ。残りは5キロ、まだ半分以上ある。気は抜けない。前のランナーとの差もそれほど変わらないが、少しずつではあるが、開いている様であった。ここまでに2人ほど抜いた様だった。

 割合にペースは速い。しかし順位が後ろから始まったためか、前を行くランナーを割合簡単に抜き去る事ができた。そのため、ゴールまでに正確に何人抜いたかは不明であった。いちいち数えていられなかった。

 河原の自動車学校の横を通り過ぎると、川上の1キロ地点、こちらは2.5キロの往復である。1.5キロ辺りから砂利道となっていた。少々走りづらい。ペースダウンとなる。

 以前、横浜ロードレースの時に通った新羽橋を渡り、対岸へ行くと折り返しはもうすぐ。前のランナーとの差も殆んど変わっていない。折り返して前を行くランナーの様子を見る。並走していた時から息が乱れていたと思ったのだが、それほど様子は変わっていない。とりあえずしっかりと付いて行く。

 再び橋を渡るとあと残りは2キロ。砂利道の手前までに少し差を詰めておく。ややペースを上げた。少しずつではあるが差が縮まってきた様である。

 砂利道の坂を下りきると、あと残りは1.5キロ程である。もうラストの頑張りにかけるところである。目の前には牧元さんのTMクラブがだいぶ近付いて来ていた。

 残り1キロ、勝倉が水を持って待っていてくれた。これでとても元気が出た。最後の元気を出し、スピードアップした。TMクラブはあっけなく抜き去り、最後まで粘っていたランナーも橋の手前で抜き去る。ペースはかなり上がっていた。3分30秒くらいのペースの様だった。

 そしてまた暫く並走。目の前にフィニッシュ(スタート)の横断幕。およそ150~200m。すぐ後ろに付きスパートの様子。それを察知し、自分もラストスパート。ダッシュのスピード比べであった。腿を十分に上げ、ダッシュ、ダッシュ。練習でもこんな事はした事は無かった。しかし意外にもラストまで走り切る事ができた。先日の座間よりもきついラストであった。

 暫くは心臓の鼓動が収まらなかった。何ともばかげたラストスパートをしてしまったと思った……。タイムは31分05秒、トータル2時間45分20秒という事であった。総合26位。出だしが悪かったが、その後は皆よく頑張った駅伝であった。ご苦労様でした。大会後のビールもとても美味しかった。

(No.108)


  
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