第4回NISSAN CUP神奈川県選手権大会

1990年7月1日(日) くもり
種目:Swim 1.5Km、Bike 40Km、Run 10Km
記録:2時間33分08秒
順位:170位/950人

  
Swim35:39
Bike1:16:07
Run41:22
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Total2:33:08


 900人もの参加者で、殆んどの混乱も無く…一部ミスがあった様だが…素晴らしい大会でした。自分の記録は残念ながら昨年を上回る事ができなかった。タイムも順位も…。

 前日までのカーボローディングはだいぶ調子良くできた様だ。当日は5時半頃起床。6時半に家を出発のつもり。前日まで十分にカーボローディングをすれば、当日は通常のとおりで構わないとの事。ご飯1杯に餅2切れ。

 荷物を積み込み、予定どおり出発。何事も無く、7時頃に現地に到着。まだそれ程来ている人はいなかった。駐車場も十分空いていた。ゆっくりと準備を進める。バイクを組み立て、荷物を持って会場のグラウンドへ。まだ8時半前、しかし当日の受付は始まっていた。会場もやはりまだ空いていた。

 8時50分からエアロビクス、9時から競技説明会。それも15分程で終了。あとはレースの準備となる。トランジッションバッグやウェットスーツの取り扱いで少々戸惑うが、結局全ての荷物をトランジッションエリアに持って行き、バイクラックのところで準備を進めた。10時前には全て終わり、スタート20分程前の10時10分頃に少し水に入りウォームアップをする。やはりウォームアップは水に体を慣らす為にも必要である。10分くらい前からスタートの為に水に入る。

 清水会長の合図で10時30分スタート。250人ずつのウェーブスタートになったので、殆んど混乱は無い。私はいちばん外側で格闘にならない様に注意する。2週間ほど前から海で泳いでいたので、海に対する恐怖も殆んど無い。コースは、100m×275mの四辺を2周するコース。100mの部分はやや短い様な気もした。これも水泳に対する自信からだろうか…。心配だったのは海に出てからのうねりだったが、波は殆んど無く、うねりも無いというくらいの好コンディションだった。

 1周目は割にいいペースで行けた様に思う。しかし、1周を終える頃には既に、5分後にスタートしたグループの先頭に追い付かれてしまった。やけに後ろから勢いの良いのが来るなと思ったら、後ろのグループの黄色いキャップだった。しかしこれもほぼ予想通りだった。自分は35分ペース、後ろのトップは25分ペース。結局1周に付き5分の差で、1周目で追い付かれてしまう事になる。そのとおりになった。

 2周目になり、沖の長辺あたりになって、だいぶペースが落ちてしまった。結局黄色キャップの組のかなりの人数に抜かれてしまった。しかし、自分としては十分満足の行くスイムができた様に思う。手元の時計でも岸に上がったところでおよそ34分、まずまずだろう。今後のレースが楽しみだ。

 海から上がってすぐにゼッケンチェック。そして100mほどランニング。そして日産の入口で計時。ここがスイムの正式ゴール、35分39秒。今までよりだいぶ良いタイムと言って良いだろう。

 バイクラックは更にそこから50mほど。サングラス、ヘルメットをかぶってスタート。予想どおり周りのバイクは殆んど無かった。バイクはいつものコースを5周。1周8.4キロでおよそ42キロ。スイムで気持ち良く上がれたので、バイクもその調子で、と思う。トップとは10分以上差があるので、もう既にバイクでも1周目を回って来る選手がたくさんいる。スタート地点辺りでもどんどんすれ違う。

 だいたいの平均スピードは35Km/hくらいのつもりで行くが、いまいちスピードが上がらない。どうもカーブや坂で落ちたスピードが、元に戻るまでに時間が掛かってしまう。このへんは、もう少しテクニックを上げなければならないところだろう。

 バイクで重要なところに風向きがある。これもまた今回はそれほどうまくない。ちょうど良く追い風という場所が、コースの良いところと重なっていないのである。これもいまいち、スピードの上がらなかった要因かもしれない。しかしこれも言い訳か…。コースは昨年とほぼ同じテストコースから橋を渡る辺りが少し短くなり、すぐにUターンとなっていた。Uターンしてすぐ上り坂、これもきついところだった。

 あとはいつもと同じ様なコース、これを5周であった。周回チェックは輪ゴム。大倉庫の前でUターン、その手前で輪ゴムを腕に掛けてくれる。タイムの方は殆んど気にしなかった。これも良くなかったかもしれない。目標タイムの設定を全くしなかった。これも良くないのだろう。もう少しきっちりと時間の割振りをした方が良いだろう。今後はその様にしよう。

 結局バイクは1時間17分も掛かってしまった。トップの選手などは1時間5分程度でクリアするところ、10分以上も遅いわけである。せめて1時間10分程度で走りたい。平均時速34~35Km/hといったところ。もう少しバイクを頑張ろう~~!!ただ良かったと思われるのは、各周のラップタイムはあまり変わっていないのではないだろうか、というあたり。後半になってもスピードは落ちなかった様だ。

 バイクゴールは周回チェックの手前を左に折れてバイクラックへと向かう。ゴールの表示がはっきりしていなかったので、この辺りで戸惑う人も少々いた様だ。ランの折り返しポイントの手前でバイクの計時。ここでトータルタイムは1時間53分。少々遅いと気が付く。2時間30分を切るのが少々無理と分かってしまった。

 バイクラックにバイクを置く。ヘルメット、サングラスを取る。バイクシューズは前日からの練習で、ペダルに付けたまま脱いだ。足をタオルで良く拭き、そのままランニングシューズを履く。そしてスタート。ここで手元の時計をスタート。バイクゴールからランスタートまで1分20秒程か、なかなかうまいものではないか……。

 先ほどバイクでスタートして行ったコースを走る。やはり最初はなかなか調子が出ない。両足の足首がまだ硬い感じ。スピードもいまいちという感じ。宿敵の安田さんとはグラウンドそばの食堂前ですれ違う。ざっと1キロ以上は、離れているだろう。果たして追い付けるだろうか。追い付くつもりで走るのだが、結局2周目も殆んど同じ場所ですれ違った。差は全く縮まらなかったわけである。

 1周目はとりあえず様子見、という事でじっと我慢。目標となる選手も殆んどいなく、ただ単に歩を進めて行く感じであった。河原恵子とは折り返し手前200mあたりですれ違ったのだろうか、定かではない。しかし前にいた事は事実である。バイクの折り返しを過ぎ、倉庫の周りをぐるりと回って、ちょうどバイクラックの手前で2回目の折り返し。黒マジックでチェックをする。チェックは赤・黒2回ずつ合計4回。

 1周回ってきた辺りからだいぶ調子がでできた。スピードにもだいぶ乗ってきた。3回目の折り返しを過ぎてからは、どんどん抜いて行く。天候もくもりで暑くもなく、走るにはちょうど良いコンデションだった。

 グラウンド前を通過、残り2キロ辺り。前方に鉄人クラブらしきランシャツのランナーが見えてきた。見えたならば追い付こうと思う。調子は更に上がり、どんどん追い付く。そのうち今度は河原恵子が前に見えてきた。やっといたか、というところ。これだけは絶対に負けられない。意地でも追い付き、追い越すぞと思う。とろとろ走る河原にやっと追い付いたのは残り700m程になったところ。この辺りではもうトップスピード、キロ4分を切るくらいのスピードも出ていたのではないかと思う。

 何とか女性には負けずに済んだ。が、もう既に2時間30分は過ぎてしまっていた。ゴールは2時間33分08秒。正味10キロはちょうど40分。0.3キロ短いという事だったが、なかなかのタイムだった様だ。ゴール前では最後しっかりと走る。完走Tシャツ、コーラ、完走証にネームタグが完走記念という事だった。良いレースだった。

(No.90)


  
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