第5回長良川国際トライアスロン大会

1990年8月12日(日) 快晴
種目:Swim 1.5Km、Bike 40Km、Run 10Km
記録:2時間39分53秒

   
Swim38:0538:05
Bike1:11:491:49:54
Run49:582:39:53
Total2:39:53


 JTSのレースは初めてである。前日からのパーティ、当日朝の開会式など素晴らしいものであった。11日はちょうど帰省のピーク。10日には台風に見舞われかなり交通渋滞があった。その影響か、東名高速は11日もずっと混んでいた様だ。
 11日朝、5時半過ぎに出発。横浜インターから入るつもりでいたが、東名は大渋滞。仕方なく246号線を行くが、こちらも同様。厚木から東名に乗る。流れはだいぶ良くなっていた。途中何ヶ所かの渋滞で、岐阜羽島ICにたどり着いたのは4時を過ぎていただろう。殆んど休み無し。作って貰ったおにぎりに大いに助けられた。また高速を降りてからも、地元の人に会場まで車で先導して貰う。お陰で遅ればせながらも何とか間に合った様だった。事務局、地元に人に感謝。それに応えるためにも一生懸命頑張った。

 日曜日、暑い一日が始まった。スイムスタートは9時30分。気温29℃、水温28℃、その中でレースはスタートした。グリーンのスイムキャップは第1組150人、皆速い。中山を初め、有力選手が数多く集まった。その中に混じってのスタート、なかなか良い気分である。他に赤、水、黄の3組。3分ずつ遅れのウェーブスタートである。長良川と言うが流れは殆んど無い。また波も無く非常に泳ぎ易そうである。ただ水はそれほどきれいではない。野島海岸といったところだろうか。

 スタートからやや取り残され、後ろからスイムスタートとなる。スイムの不安は全く無かった。ただタイムがどれくらいになるだろうか、といったところだけが心配であった。殆んどいつものマイペース、速くもなく、遅くもなく。

 コースは直線750mの折り返し。一直線というのはやはり長く感じるのか、400mも行くと少々疲れが出てくる。気をとり直し、何とか750mの折り返しまで。半分来ればあとはもう心配は無い。全コースにコースロープが張られ、50m置きに距離表示がなされている。とても泳ぎやすいコースであった。

 常にコースロープから5~10mの位置をキープした。後ろからスタートした組の赤キャップの第2組(全員女性)、青キャップの第3組には折り返し手前で抜かれてしまった。最終スタートの黄色キャップの第4組にも折り返してからのコース半ばあたりでやはり抜かれてしまった。しかし他にもグリーンキャップはいた様である。私が最後ではなかった様だ。

 スイムゴールは37分台であろう。だいぶ遅かった。JTSだけに距離は正確、これが本来の力だろうか。プールとではやはり大違い。ターンの分が大きく違ってくるのだろう。殆んど休みなく泳ぐ事はできた。だが遅い。30分台前半のタイムが欲しい。

 残り400m程になり、やっと楽になった様な気がした。そこから最後までややペースを上げたつもりで泳いだのであったのだが…。どうもタイムはパッとしないものであった。来年は頑張ろう--(来年もできれば出場するつもりでいる)。

 水から上がりスイムキャップを渡して記録上ゴール。バイクスタートへと向かう。既に気温はだいぶ上昇している様である。ボトルに入った水はお湯になってしまっていた。ウェットスーツを脱ぎ、サングラス、ヘルメットをかぶりバイクスタート。雰囲気は上々、かなり盛り上がっている。これから20キロのコースを2周、40キロのバイクである。だいぶ暑い。なるべく水分を補給するようにする。

 バイクコースは走り易くフラットである。直角のコーナーが多く、コースは堤防と田んぼの中が殆んど。しかし観客、応援、ボランティアとも多く、やりがいのあるレースであった。

 バイクは1時間10分を目標としていた。スイムが結局40分掛かってしまったので、バイクは1時間10分、そしてランを40分で収めれば何とか2時間30分というタイムが出るだろうというというつもりになった。ほぼ平均で35Km/hくらいが出ていたので、なかなかのタイムになった様である。バイクの実質タイムは1時間10分程度であろう--公式記録が来れば分かる事であるが--

 結局バイクコースでは全ての給水所で水を取り、スポンジで頭に水を掛ける事で、納得のいくタイムで上がる事ができた様だ。しかし総合的に見ると、バイクで頑張り過ぎたのが良くなかったのだろうか。バイクではあまりにも飛ばし過ぎてしまったのかも知れない。(これは日産カップの経験からでもあるが--日産ではあまりにもバイクが遅すぎた。1時間17分、今回は1時間10分、その差7分は大きい)その次のランに50分--実際には何とか40分台は出ているはずだが--も掛かってしまったのだから…。

 バイクを調子良く終了しランニングへと移る。このとき時刻は、9時30分+40分+70分=11時20分。既に気温は30℃を超え、陽がガンガン差している頃であったのだろう--アスリートには全く分からなかった。

 走り始めてバイクで水を取り過ぎ、あまり調子良く走れないと分かった。--しかしそれは水を取り過ぎた為ではなかった様だ。距離表示はきちんと1キロずつ、給水もほぼ1キロ毎にあった様だ。

 1キロポイントでは5分弱、走り始めという事もあり、まずまずだろうと思った。しかし意外にその先、思う様にスピードは上がらなかった。やはり気温が高過ぎた様だった。最初の1キロは5分弱。出だしとしてはまずまずの様である。ただいつもの様にどんどんペースを上げられるという様な調子では無いような気がした。

 ランニングコースは堤防下の農道。どうも思う様にスピードが上がらない。キロ5分のペースでじっと我慢。1キロ毎のエイドステーションが楽しみ。3キロ過ぎからは冷水を頭に掛ける。シャワーも所々にある。が、あまり効果は無かった。一時ややスピードが上がるが、あまり持続はしなかった。

 折り返しは5.5キロあたりだったろうか。鉄人クラブの坪井氏とは5キロ辺りですれ違う。その差は1キロほど。ゴール付近で追い付くのではないかと思っていたが、結局その差は変わらなかった。坪井氏もほぼキロ5分との事だった。だいぶ速くなった様だ--自分が遅かったのか…。

 6.5キロ辺りからバイクコースとなっていた堤防の上を走る。ここはバイクのエイドステーションしか無く、結局、2キロの間1ヶ所しか無かった。少々辛かった。ラスト1キロ程から河原の草地を走る。両サイドにカラーコーンが置かれた花道の様である。9キロ地点でキロ5分…45分を少々オーバーしていた。何とか40分台で走ろうと、最後の1キロだけは一生懸命走る。長かった。最後の100m、30秒で何とかカバー。ランは49分58秒でゴール。トータルも何とか30分台の2時間39分53秒。最低目標ラインだけはクリアした様だった。

 JTSの素晴らしい待遇でのレース。もう少し良いタイムを期待していたが、残念であった。ゴール後、水、ドリンク、氷補給、マッサージ等十分なものがあった。大会関係者に十分お礼を言いたい。

 横浜・岐阜、往復850キロ。ひとりで渋滞の中を行くにはあまりにも遠い様な気がした。もう少し余裕をもって行動をしなければならないだろう。今年の反省とし、来年への教訓としよう。しかし、暖かい声援、援助に支えられ、良い大会になりました。また来年も参加したいと思います。

(No.93)


  
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