第3回MYCAL CUP ジャパンズトライアスロン 日産カップ神奈川県選手権大会
1989年7月2日(日) くもり
種目:Swim 1.5Km、Bike 40Km、Run 10Km
記録:2時間30分51秒
順位:総合83位/570人
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Swim | 36:24 |
Bike | 1:13:46 |
Run | 40:41 |
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Total | 2:30:51 |
朝は6時に起床。雨は降っていなかったが、今にも雨の降りそうな天気だった。しかしトライアスロンをやるにはこれくらいの天気の方が好都合である。いつもの様に朝の仕度は1時間くらい。ちょうど7時頃、バイクを積み込み会場へと向かった。
7時半頃に会場へ到着。やはり予想していたとおり、駐車場はいっぱいだった。何とか工場内に駐車場を確保する。昨日夕方に受付を済ませておいたお陰で、だいぶ楽をする事ができた。皆、車検にずらりと並んでしまっている時に、殆ど準備を終える事ができた。
9時ちょうどから開会式が始まる。今年はあの『ヒップアップ』や県警のマーチングバンドなどなど、多数のゲストが来ていた。ウォーミングアップ(エアロビクス)や清水会長、平井さんから競技説明などが行われ、9時50分頃開会式が終了し、スイム会場へと移動した。 皆バイクコースを試走していた様だが、私はすぐバイクスタンドへと向かった。今年のバイクスタンドはだいぶまとまったものになっていた。しかしやはり早い番号の方が、スイムからバイクへと移るのに有利な様であった。
トランジッションバッグを探し出し、早速水泳の用意をする。腕にはワセリン、そして体、足にはウェットスーツ用に「ニベア」を塗りたくる。ウェットスーツを着込み、トイレにも行き、準備万端である。早め、早めで余裕があった。スタート10分前くらいから、海へと降り始める。私も後の方から付いて行く。海が非常に汚い。まるでドロ水の様だった。
スタートポジションはなるべくロープから離れたところ、格闘に巻き込まれない様にした。11時少し前にスタートの合図が鳴った。後ろからゆっくりとスタートする。水が汚く、顔を付ける勇気が無い。仕方なく初めは平泳ぎで泳ぎ出す。暫くしてクロールに切り替えた。後ろの方から行っても、やはり多少はぶつかり合う。何とか端を泳いでしのぐ。
今回のスイムはウェットスーツを着込んでいるので心強い。全く不安は無い。泳いでいて時々冷っとするが、よく浮かんでくれるので安心である。ただ水が汚い。一寸先は闇といったところ。更に前に行った人達がドロをかき混ぜ、なお更である。しかし、何とか元気を出し泳ぐ。
最初の375m、まだまだ周りも多く、結構ぶつかり合ったりもする。またどうしても抜いて行くのにちゅうちょしてしまう。さっと抜いて行けるようになると、更に速くなるのだろうが…。ターンした後、そろそろこれからと思うが、やけに波が高い。うねりも結構あり、やや泳ぎにくい。とりあえずスピードを上げたつもりだったが、あまり上がらなかった様だ。
1周し終わったところで一度立ち上がりひと休み。途中スイムキャップがずれたのを直し、再度泳ぎ出す。だいぶ調子も出てきたところだ。やっと半分終わる。あともう1周。周りも少なくなってきて、だいぶ泳ぎ易くなる。途中だいぶ蛇行した様で、ターンの場所が分からず少し焦った。折り返してからはやっと本来のといった感じになり、思い切って泳ぐことができた。
水泳はおよそ36分、158位との事だった。前に半分いるとみるか、まだ後ろに半分いるとみるか、いずれにしてもあまり速い部類では無い様だ。ちなみにトップは國武、21分でクリアしている。大したものだ。せめて30分を切るくらいのタイムを出してみたいものだ。
海から上がり、ゼッケンをチェックしてバイクへと進む。バイクは目の前、かなりラッキーな方である。水を3~4杯かぶり、ウェットを脱ぎ、すぐにバイクをスタートする。この時、裸足からすぐシューズを履いた為、かなりの数の小石が靴の中に入ってしまった。また耳栓も左耳に入れたのも忘れていて、暫く走ってから気が付いた。少し焦っていたのかもしれない。
スタートしてテストコースまで行くと、あまりスピードが出ない。おかしいなと思ったが、コースの反対側まで行くと、逆にかなりスピードが出た。風が結構強い様だった。結局バイクパートでは常に同じ様な風が吹いていた。
今年はバイクが新しくなり結構速くなった様だ。エアロバーもかなりの効果があった様だ。30キロくらいから少し背中が痛くなってきたが、何とか我慢しながら乗り切る。殆どスピードも落ちずに済んだ様な気がする。バイクはおよそ1時間14分。平均34Km/hくらいは出ていた様な気がする。結局50人程バイクで抜き、100位くらいまで順位が上がった様だ。
天候は曇り、気温も高くなく、水も殆ど必要なく、バテることなくバイクを終了する事ができた。トップグループにも抜かれる事は無かった。それでもバイクが終わり、ランのスタートに向かったときは、100台のバイクが置かれていたのだった。結構いっぱいになっており、バイクを手前の方のスタンドに置き、トランジッションバッグへと向かう。
ランニング用のバッグもやはりちょうど良いところへ置かれていた。バイクシューズの中の小石を取り、きれいに足をふいてランニングシューズにはき替える。あとは、ヘルメットも脱ぎ、日も差していないのでサングラスも取り、帽子もかぶらない。
そのままランニングをスタートする。バイクの直後で足にやや張りがある。鉄人シャツを見て何人かが応援してくれる。やや遅めのスピードでゆっくりとスタートする。それでもすぐに何人かをすぐにとらえる事ができる。今年のランのコースはまたまた昨年よりも長くなった様だ。かなり先の方まで折り返し点が延びている。
1回目の折り返しを回り元のところへ戻ってきた辺りでは、まだあまり調子は上がっていなかった。タイムまでは気が回らなかった。ここまで抜かれたのは、ただの一人だった。TRI WINDの奥田。次にバイクコースの方をぐるりと回って半分終わり。そろそろ半分辺りという頃から次第にペースも上がってきた。2回目の折り返しでは、松井夫人が周回チェックのボランティアで活躍してくれていた。
2周目に入ってからはだいぶペースも上がり、気持ちの良いスピードで走る事ができた。やはりソーティが良かったのだろうか。20キロくらいまでのRUNでは十分使えそうだ。
だいぶ上位の方に来た様だが、上の方に来るとやはりなかなか追い付く事も難しくなってくる。何回かの折り返しで、前の方に数人、鉄人クラブのメンバーがいるのが分かった。全員抜き去るくらいのつもりでいたが、結局一人しか抜く事ができなかった。安田さん。
2周した後はグラウンドへ入り直線100m。軽くスパートし、ゴール。まだまだ余裕はあった。もう10キロくらいは走れそうなペースだった。ゴールでは清水会長が出迎えてくれていた。会長に感謝してレースは終了。タイムは何と2時間30分、目標をかなり上回る事ができた。ランのタイムは40分であった。
ゴール後は十分に満足してアフターレースを楽しむ事ができた。総合83位、バイクもランも申し分無かった。あとはスイムであろう。もう5分スイムが速ければ、十分50位以内に入る事ができたのだろうに…。今後はスイム、バイクに力を入れる事にしよう。
(No.67)
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