第11回神奈川マラソン大会
1989年3月12日(日) 快晴
種目:20Km 一般
記録:1時間13分09秒 138位/1487人
| | | | | | | |
2 | .5Km | 10:00 | 10:00 |
4 | Km | 15:58 | 5:57 |
5 | Km | | | | (19:04) |
6 | Km | 22:09 | 6:11 |
9 | Km | 33:53 | 11:43 |
10 | Km | 37:08 | 3:15 | 37:08 | (18:04) |
12 | .5Km | 46:02 | 8:53 |
14 | Km | 52:01 | 5:59 |
15 | Km | 54:54 | 2:52 | 17:46 |
16 | Km | 58:06 | 3:12 |
17 | Km | 1:01:51 | 3:45 |
18 | Km | 1:05:42 | 3:50 |
19 | Km | 1:09:30 | 3:48 |
20 | Km | 1:13:08 | 3:37 | 18:14 |
今日は朝からいい天気。やはりマラソンはこういう天気でないと気分が盛り上がらない。今日は磯子で行われるという事で、朝は7時起床。久しぶりに家族4人で朝ご飯を食べて、それから出掛けた。家から40分もあれば十分到着してしまう。一度西山氏宅へ行きひと休みする。既に何人かは来ている。
5キロのスタートは10時40分という事で、9時30分頃には会場へと向かう。天気が良いせいか、皆出足が早く、かなりの人達が既に来ていた。
10時40分、5キロのスタートを見物してから少しばかりアップを始める。すぐに汗ばんでくる。ストレッチも十分に行う。そのうちに5キロの人達が続々とゴールする。竹山のゴール写真も撮る。その後再びアップを行う。やはりすぐに汗ばむ。天気が良く少し暑くなりそうだが、良い記録が狙えそうである。とりあえず目標は1時間15分くらい、できれば14分台を狙っていくというところであった。
エネルギーの補給を十分にしておく。バナナ1本半と大福1個、少し多めに水分も取る。シューズはレースでは初めてのcomp601。練習ではだいぶはいたが、実戦ではどんなものか全くわからない。靴がややゆるめな様な気がしたので、ひもをややきつめに締める。
スタート10分くらい前にスタート地点へと向かった。かなりの人が集まっていた。無理やり前の方へ割り込む。神奈川マラソンは、もう既に要領も得ているので、前の方のいいポジションを取る。スタート前に走友会連盟の清水理事長と横溝副会長の簡単な話がある。スタートはやはり副会長氏によって行われた。スムーズなスタートが切られる。
初めは左端のいいポジションをキープ。ばらけてきたところで真ん中あたりに入って行く。良く見かける人が今日も何人か来ている。いがぐり頭の紺色ウェアのいつものおじさんもいる。50mくらい前には赤間氏がいた。もうひとり、鉄人のランシャツがいたが、誰だか見当がつかなかった。――塚越氏であった。彼も過日の館山マラソンではかなりのタイムを出しているし、なかなか速くなった様だ。私はそれ程無理もせず、マイペースで行く。
最初の5キロは18分30秒程度、残りは全て18分50秒くらいで収まれば、何とか1時間14分台が出るかもしれないと言ったところだ。
最初のカーブを右へ曲がったところでは、先頭は既にかなり前の方へ行ってしまった様だ。普通のランナーも私の前をたくさん走っている。そのうちきっとつぶれるだろうに、と思いながら…。自分のペースは、と言えば、それ程速くない様な気がした。何とか3分台をキープするくらいのタイムの様だろうと思う。それ程きつくは感じなかったから……。
神奈川マラソンはどうも距離がイマイチといった感じで、はっきりと分からない。とりあえず表示されているものを参考にする。最初のポイントは5キロの折り返し点。およそ2.5~2.6キロを10分00秒で通過。キロ3分50秒くらいのペースの様だ。割合楽に通過。その後、何回か直角にカーブを曲がり下水処理場まで行く。先頭とは今年もいつもと同じ様に、最後の直線ですれ違う。10人くらいの集団ができている様だった。なかなか速くてカッコイイものだと感心する。その暫く後ろに鉄人クラブの井口氏がいた。今年はナイキの上下に奇抜なサングラスを掛けていた。彼もいつも速い。
4キロ過ぎの折り返しは15分58秒。ここはおよそ4.15キロにあたる。およそキロ3分50秒だが、ちょっとペースは落ちた様だ。折り返してニットーアスリートを軽く1杯。少し元気を出してスピードを上げて行く。2周目の残り5キロ地点を過ぎ、更に残り4キロ地点へと向かう。今日もやはり昨年までと同様日差しも強く暑い。なるべく日陰を走る様にする。
およそ6キロポイントは22分09秒。この辺りはだいぶペースも上がった様だ(ただ距離はやや短い様だ)。同じポイントで行きは5分57秒、帰りは6分11秒。若干帰りの部分が長い様だ。折り返し部分が少し長い。トータルではだいぶペースも上がった。あと暫くは平坦な走り易いコースが続く。しかしまだこの辺りでは本格的なスピードには十分乗っていない。
海のそばを過ぎ、街路樹の植えてある通りを過ぎる。この辺りの帰りはいつも追い風になっている様だ。ここを過ぎた辺りから、割合、走り易くなる。
左折し、駅前道路に出る。駅前までおよそ1.5キロ、直線が続く。駅前を通過、跨線橋の坂を過ぎ、折り返しまで行くと33分53秒。この間およそ3キロ、11分43秒。まずまずのペースの様だ。折り返して来て再び駅前を通過したところでおよそ10キロ、37分08秒。これもなかなかの様だ。しかしちょっと距離が短いかな。ここからもう1周。
この辺りからだいぶペースが上がってきて、調子も上がってきた。スタート50mと1周目の100m程の分が少し短いが、2回目の5キロの折り返し点まで、この間は8分53秒。1分以上も縮まっている。明らかに1周目よりスピードアップしている様だ。
街路樹の通りでは今度はやや向かい風になる。この辺りから、周りはだいぶペースダウンといった感じで、どんどんゴボウ抜きといった風である。気持ち良く走って行ける。ここから折り返しまでは、1.5キロ程。このタイムは前回と大して変わらず、5分59秒。調子もどんどん上がっている感じ。
折り返しではスポーツ・ドリンクを軽く1杯。それと頭に水を1杯。頭が冷えてまたまた元気になる。あと残りは6キロ程。
残り5キロ地点は、海の岸壁の通りにある。ここまで、それから残り4キロ地点まではやや短いのではないかと思われる。14~16キロのトータル6分04秒は1周目より更にアップしている。もうこの辺りまで来ると、残りも少なく、ほぼ『秒読み』といった感じもした。
16キロポイントで58分06秒。残り4キロで16分掛かったとしても、1時間14分台は間違いなさそうなところだ。徐々に新記録の期待が持ててくる。この先1キロ毎に表示が出てくるようになった。タイムからすると、ここまでは距離表示はいい加減だった様な気がするが、この先ゴールまでの4キロについては、まともな様である。
残り3キロ地点は街路樹通りの終わり100m程手前のところ。ここまで1時間01分51秒、この1キロは3分45秒、なかなかのペースだ。17キロポイントでこのタイムであるから、今までひとつの目標であった時速16キロというのはクリアしてしまった事になる。しかし…、やはり距離は短いのか…。
18キロポイントは副産業道路の東芝の前あたり。応援の数もだいぶ増えてくる。なかなか元気が出てくる。この1キロは3分50秒、まずまず。あと2キロ、折り返してしまえばもうゴールだ。17キロ手前辺りでは、前方を走っていた外人女性――米軍基地のレースなどではよく見掛ける若い女性――を軽く抜き去った。そしてゴール前を過ぎる辺りでは、女性ではトップらしきランナーを見付ける。女性には負けてなるものか、と思う。更にかなり前を走っていたはずの赤間氏がすぐ目の前に現れてくる。赤間氏はかなりバテ気味の様である。ペースはかなり落ちてしまっている。
19キロポイントは折り返しの手前50m程のところ。あと残りは1キロ。この1キロは3分48秒、トータル1時間09分30秒。もう1時間14分というタイムも十分実現できる。折り返してからすぐ前の女性ランナーを抜く。しかしさすがにしっかりと食らい付いて来る様だった。それに構わずペースを上げて行く。何とか食らい付いて来ている様だった。そして坂道の途中に『残り500m』の表示も出てくる。ちょうど上り坂の真ん中あたり。そして赤間氏も抜く。既に元気は無かった。
坂を下った辺りでは、後ろから付いて来た女性(野村さん)が一度抜いて行く。男子も2~3人抜いて行く人がいた。その辺のスピードにはちょっとかなわない。女性ランナーはゴール前の右折時に簡単に抜き去る。何とか女性には負けずに済んだ様であった。ゴールまであと50m程、ラストスパートでゴールを駆け抜ける。
タイムは、と言うと、何と1時間13分08秒。思ってもいないタイムが出てしまった様だ。目標を大きく上回るベストタイムが出てしまった。レース運びといい、体調といい、申し分無いレース結果であった。ゴール先では鉄人クラブの井口、塚越両氏が迎えてくれていた。赤間氏も暫くしてゴールに入って来た。
とても良いレースであった。2分30秒もタイムを更新してしまった。前半のスローペースが良かったのか、はたまた脚に負担の来ないcomp601が良かったのか。601はある程度、評価に値する様な気もする…。
レースが終わった後は、西山宅で楽しいビールを飲む事ができた。7時過ぎまで楽しくワイワイと騒いでしまった。
後日3月19日。神奈川県トライアスロン協会より敢闘賞としてテレフォンカード2枚が送られてきた。一応、表彰という事で、初めてなので大喜びしてしまった。大事にしまっておこう!!
(No.58)
|