第8回横浜マラソン

1988年11月13日(日) 晴れ
種目:20Km
記録:1時間18分13秒
順位:総合206位 男子35歳以下123位

     
3Km10:4410:44
5Km19:068:2119:06
10Km38:4819:4219:42
15Km58:1919:3119:31
17Km1:06:127:53
18Km1:10:123:59
19Km1:14:003:48
20Km1:18:094:0819:50

 今日も朝からいい天気。昨日は9時前には床についたので、朝5時には起きる。暫くのんびりした後、食事をとる。6時半頃には子供達も起きてきたので、本郷台駅まで車で送って貰う。

 7時過ぎの電車に乗り、7時半には関内駅に到着する。まだランナーらしき人達もあまり見かけない。山下公園までのんびり歩き、45分頃に集合場所の「赤い靴の女の子の像」のところへ着く。こちらにもまだあまりランナーは来ていない。

 8時ちょっと前より受付が始まり、受付を済ませる。今年の参加賞は「ナップザック」であった。子供にちょうど良さそうである。参加者は約6,000人との事で、山下公園には人があふれていた。

 9時ちょっと前からウォーミングアップを始める。軽いジョグとストレッチ。調子は非常に良さそうである。天候の方は、やはり朝から日が差し、良い天気である。すぐに汗ばんでくる。15~20分程で終了。今日はなかなか暑そうである。

 9時半には着替えも済み、あとはスタートラインに付くばかりである。9時40分過ぎからそろそろスタートの集合がかかる。スタート地点へ向かうと、既にかなりの人達が集まって来ていた。なるべく前へ進む。しかし先頭から5mくらいまで来ると、もうそれ以上は人がたくさんで進めなくなってしまった。周りを見回すと、良く見かける人も何人かいる。ATCの高城さん、鉄人クラブの面々も数人いる。

 今日は暑くなりそうで、待っていてもそれほど寒くない。スタート30秒前になると、スタートラインへと向かって歩き出す。ゆっくり歩き、スタートライン10mほど手前に来たところでスタートのピストルの合図が鳴る。少し遅れて時計をスタート、そしてスタートラインを通過する。

 最初の100mくらいは人をかき分けながら進む感じだったが、それ以降はいつもの様にマイペースで走ることができた。横浜マラソンのスタートでこんなに気持ち良く走れたのは初めての事だった。しかしさすがにレベルの高いレースだけあって、周りの連中も皆速い。スタートしただけで、もう先頭はかなり前へ行ってしまった。

 いちょう並木を過ぎ、左に折れ陸橋を上がって行く辺りから、両足ふくらはぎの周りがやや張るような感じになってきた。ペースは割に速い様である。やはり周りが皆速いせいか、どうもペースが上がってしまう様である。昨年はここでペースを落とし失敗した様な気がする。鉄人クラブの松本、赤間氏などもかなり前の方に行ってしまった。高城氏もやはり前の方である。

 2キロ辺りまでは高架の陰で割合涼しい。3キロちょっと手前に橋があり、上り下りをするが、この辺りでもちょっとペースがきついようであった。しかし積極的なレースを考えると申し分無い様であった。

 横浜マラソンはレベルが高く好きなレースだが、コースはどうもあまり人間味が無くつまらない。カーブも割合多く、コンクリートの中を走るという感じが強い。日差しも強く感じられ、照り返しも強い様に感じた。

 橋の先、右左に折れながら3キロポイントを通過する。タイムは10分44秒。割合良いペースで来た様だ。ここまではタイムとしては申し分ないと言える。ただこの後、ペースが若干落ち、後ろからのランナーにもかなり抜かれて行った様であった。暫くはこのまま我慢して走る。

 暑い中第1の折り返しに向かう。いくつかのカーブを曲がりながら、突堤にある折り返しを回る。ここには固定カメラがあった様で、テレビに私も少し映っていた様だ。

 その先に5キロ地点がある。このスプリットは19分06秒で、3キロからの2キロにかなり掛かった様であった。自分ではそれなりのペースのつもりでいたが、結果は2キロを8分21秒、1キロあたり4分10秒も掛かってしまっている。

 コンクリートの暑い中、工場地帯の中をランナーは黙々と走る。かなり足にもきている感じがした。日陰はほとんど無く、暑く、しかしたまにある声援で少し頑張る。国道に向かう道路での右へカーブする辺りで8キロ、およそ32分で通過した様だ。風もやや強くなかなか苦しい。その先の陸橋の上りで、先行していた高城氏を抜き去る。そしてすぐ下り、なかなか苦しいコースである。路面自体もアスファルトというよりもコンクリートで、あまり走りやすいコースではない様だ。

 坂を下り、暫く行ったところで10キロ地点、38分48秒。何とか38分台が出た、と言ったところだろうか…。2回目の折り返しは11キロよりちょっと手前、42分11秒。例年より少し速い、といったところ。そのちょっと手前にいつもの様に横浜のおばさんが応援に出てくれていた。励みになる。

 折り返しを過ぎ、いつもの様に残り半分といった気持ちで行く。日差しが暑く、日陰も無いので陸橋下の日陰では急に楽になる。なるべく陰へ入る様に心掛ける。第3の折り返しを過ぎ、再び陸橋を通過する。ここでは西山氏の苦しそうなところがテレビカメラに納まっていた。この辺りからややバテ気味になってくる。多少気の抜ける様なところもあったが、何とかもちこたえる。

 水分もやや不足気味の様だった。ちょうど陸橋を下りたところに、県トライアスロン協会の平井氏がいた。声を掛けて通り過ぎて行く。やや気が抜けてしまいそうなところを、何とか持ちこたえながら、前の走者に付いて行く様に努力する。

 確か15キロポイントの先には給水所があったはずだと思いながら、それを期待しつつ暑い中を走り抜ける。15キロポイントは58分19秒。何とか1時間は切っている。しかし16キロはとても1時間以内では行けそうもないタイムであった。期待していた給水所だが、15キロを過ぎても見えて来ず、そのうちに左へ大きくカーブし、17キロ地点、残り3キロのポイントまで来てしまった。

 同じく、15キロを過ぎた辺りで、全く思ってもいなかった八田君が、突然右側をいいスピードで抜いて行った。追い付こうと思ったが、一気に抜いて行き、30mくらいの差が付いてしまった。その差は徐々に広がった。

 カーブを曲がって広い道路に出ると残り3キロのポイント。あと3キロ、何とかスタミナはもちそうだが、スピードの方は何ともならない。やはり前半のちょっと早めのペースが良くなかったか。或いは、高めの気温と連戦の疲れであろうか…。

 暫く行って右に折れ、次に左に折れると、あとは山下公園までは1本道である。橋の手前が残り2キロ、そしてそこに給水所があった。結局給水所は2ヶ所だけ、ちょっと今回は少ない気がした。

 残り1キロは高架の下で、もう全く日陰の中である。あまり長い日陰も、ここまで来ると寒くなってしまう。あとの1キロはラストスパートのつもりで走る。高架橋を上り下りすると、残りは300m弱といったところか。

 右に折れるとゴールが見えてくる。ちょうど曲がったところに時計が設置されていたが、タイムは1時間17分をちょっと過ぎたところ。距離からすれば17分台のタイムも出ないところではない。17分台を目指して一生懸命走る。とてもきつい。ゴールまでなかなかたどり着かない。観衆がたくさんいて、気持ちよくゴールしたいところだが、それほどのタイムではなく、何しろがむしゃらに走るといったところであった。

 抜きつ抜かれつしながら、何とかゴールイン。タイムは、と見ると、時計は既に18分を過ぎていた。残念ながら18分を切ることはできなかった様だ。いつもながらゴール手前の直線はとても長い。ちょうど1分掛かった様である。

 今回はタイムもそれほど良いものでもなく、途中で抜かれてしまったランナーもいることで、あまり結果としては満足できるものではなかった。いつも横浜マラソンはこんな気分になってしまう。残念でした。来年はガンバロー!!

 また、折り返しを過ぎた辺りから、左右の足にまめができた様である。ちょうど拇指球のあたり。走り方があまり良くなかったからではないか。足の裏全体が路面に着くのではなく、足の両側で着地する様な感じになっていた様である。まさに足が地に着いていなく、浮足立っていた様な感じがした。久しぶりに足にマメができてしまった。残念!!

(No.50)


  
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