第7回佐倉朝日健康マラソン
1988年3月6日(日) 晴れ
種目:42.195Km フルマラソン 16~34歳の部
記録:2時間58分21秒
順位:一般男子35歳以下67位
| | | | SPLIT | | LAP | | 5Km | | 21.1Km |
5 | Km | 19:41 | | 19:41 |
10 | Km | 40:54 | | 21:13 |
15 | Km | 1:00:29 | | 19:34 |
20 | Km | 1:21:14 | | 20:44 |
21 | .1Km | 1:24:42 | 3:28 | | 1:24:42 |
25 | Km | 1:41:46 | 17:03 | 20:31 |
30 | Km | 2:03:13 | | 21:26 |
35 | Km | 2:24:56 | | 21:43 |
36 | Km | 2:29:36 | 4:40 |
37 | Km | 2:34:30 | 4:53 |
38 | Km | 2:38:59 | 4:28 |
39 | Km | 2:43:35 | 4:36 |
40 | Km | 2:48:08 | 4:32 | 23:12 |
41 | Km | 2:53:15 | 5:07 |
42 | .2Km | 2:58:21 | 5:06 | 10:13 | 1:33:39 |
前日(5日)、急に鉄人クラブの沢田氏と一緒に車で行く事に決定。予定では6時ちょうどに上大岡で落ち合う事になっていた。不覚にも起床は5時55分。朝食も取らずに出発する。6時15分に沢田氏のところに到着。途中、車中でおにぎりをぱくつく。
横横道路、首都高速を経て東関道・佐倉へと向かう。1時間余りで佐倉ICへ到着。現地会場岩名陸上競技場へは8時頃到着する。ランナーは少しずつ集まり出した程度だった。陸上競技場の隣の野球場で受付と記録の発送依頼(800円)を済ませる。
第1コーナーの付近にとりあえず場所を取る。朝方は日が差し暖かく、コンディションは良い様であった。人々も徐々に集まり出す。9時頃にはだいぶ人が集まって来ていた様だった。9時過ぎからウォーミングアップを始める。一般市民が多いせいか、競技場ではアップをする人があまり多くは無い様だった。競技場下の駐車場の方まで行くと、芝生のところでアップをしている人がいた。中に、県トライアスロン理事長の平井氏も見えた。
9時半頃までにアップを済ませ、着替えに掛かる。陸上競技場である為、レースの雰囲気はいやでも盛り上がる。9時40分頃にはフルマラソンのコールが掛かる。しきりに早くスタート位置に付く様放送される。徐々にグランド内のスタート地点に人々が集まり始め、5分前にはほぼいっぱいになる。遅そうなランナーが前の方へ出て来る事も無く、割に整然と並んでいる。花火も打ち上げられ、次第に盛り上がっていく。
10時ちょうど、佐倉市長の合図でスタートする。グラウンドを半周しコースへと向かう。最初は下り、なるべく抑え気味にゆっくりとしたペースで行く。500mほど行くと今度は上り。無理はせず力は使わない。その次は長いだらだら下り。京成佐倉駅の方へ向かって行く。この先は暫く平坦地が続く。
佐倉駅前を通過し、暫くしたところで5キロポイント。タイムは19分41秒。ちょっと速い様だった。ここで意識してスピードを落とす。ちょっと飛ばし過ぎたペースの為だが、後で思うには、ここで無理にスピードを落とす必要は無かった様である。そのままのペースで十分であったと思う。5キロを過ぎ、再びちょっとした上り下りが続く。下りはやや長い。やはり無理はしない。坂を下り切り左へカーブすると、あと暫くは田んぼの中を行く。
10キロポイントは40分54秒。この5キロは21分13秒、やはりちょっと遅すぎる感じはある。20分程度でも十分であっただろう。反省する。10キロ手前に給水所があったが、ここでは水は取らなかった。(帰りではお世話になったが…。)10キロのちょっと手前で15キロポイント辺りの道路の下をくぐる。このコースでは各ポイントの200m程度手前に必ず給水/給食所が用意されている。これはランナーにとって非常にありがたかった。
11キロ辺りを過ぎると左に折れ、民家の中を過ぎて行く。それを過ぎるとなかなかきつい上り坂が待ち構えている。上り切ると暫くは森の様な感じの中を行く。約13キロポイント(帰りの30キロポイント)に給水所がある。ここで軽く水を取る。調子はまずまずの様である。そこから1キロ程行くと競技場前の道路にぶつかる。そこを鋭角に折れ、下のコースを見ながら少しずつ坂を下って行く。
そして15キロポイントを通過する。タイムは1時間00分29秒。この5キロはちょっとペースが上がった様である。19分34秒であった。この付近はちょうど沼の中央のくびれた辺り。「アシ」だか「ヨシ」だか分からないが、水草が生い茂っていた。その端あたりまで来ると、再び左折。沼の外周道路を行く。ここは沼の周りだけに、河口湖同様平坦である。コースも悪くはない。約13キロ程この道が続く。日差しも割合強く、結構汗も出てくる。応援は少ないが、たまに地元の人々が応援してくれている。
田んぼの中の20キロポイントは1時間21分14秒。この5キロは20分44秒でクリアしている。ちょっとペースダウンといったところだろうか。この辺りから少しずつ息が上がり、ふくらはぎにも張りが出てきた。
中間点は1時間24分42秒。この1キロはちょっと速過ぎる様で、3分28秒。このポイントはちょっと疑問。他のポイントはなかなか正確な様なので、残念。この付近は平坦地で走り易いが、ちょっと景色の変化に乏しく、やや退屈か。ただ河口湖でも殆ど景色に変わるところが無い。これは仕方ない。
25キロポイントはちょっと街の中を過ぎた京成線の線路際であった。ここは1時間41分46秒。この5キロも20分31秒、なかなかの良いペースだ。25キロをちょっと過ぎたところで、沿道の女の子から「いよかん」を貰う。とても水々しく美味しかった。感謝、感謝!!
しかし景色は延々と田んぼが続く。途中左折し、暫く続いた線路から離れて行く。路上に28.5キロの印があり、そこで競技場からの道にぶつかる。スタートして直後の長い下り坂である。今度はここを上って行かなければならない。なかなかきつい。
競技場へ向かう道を右手に、恨めし気に見ながら進んで行く。折角ここまで戻って来たのに、何でまたグラウンドから離れて行かなければならないの…。先ほど15キロ地点へ向かって左折して行ったところを、今度は左側へ入って行く。これから先は往路をそのまま戻って行く。
もう少し行くと30キロポイントの給水/給食所がある。待ち遠しい。水を1杯とクリームパンを半分ほど食べる。満足する。ただ、口の中でパンがパサパサしてしようがなかった。しかし空腹には代えられない。暫くは口の中にパンが入ったまま走る。やはりバナナがベストかな?
30キロのポイントは2時間3分13秒。この5キロは21分26秒。やはりペースはちょっとダウン。河口湖の時よりもちょっと良い程度であった。これではやはり後半の事を考えると55分を切ることは無理であろうか…。やはり目標は2時間程度で、それを十分に満足しないとダメであろう。
この先は下り坂。往路では割に長かった上り坂である。ここで無理をすると足に来る事は良く分かっている。無理をしない走り方でゆっくりと下りる。小さなカーブが続く。人影もまばらになり、時には前方に誰もいなくなる事もあった。ひとりで走っている様な錯覚におちいる。
民家の中を過ぎ田んぼが見えて来ると右折をして、元の10キロ地点へと向かう。また暫くは田んぼの中を行く事になる。元の10キロの給水所で水と、パンをひと切れ。パンはひと口かじっただけ。勿体無いが仕方がない。今度は35キロ地点が目標である。ペースはかなり落ちている様だ。途中、小さな女の子の差し出す飴を1個貰う。お父さんらしき人からも声を掛けて貰う。『まだ余裕があるよ』このひと言でかなり元気になった。
35キロポイントは2時間24分56秒。この5キロは21分43秒。それほど急には落ちていない様だ。35キロ手前の救護所では、サロンパスのスプレーを両足ふくらはぎに使う。これもなかなか効果があった様だ。
暫く行って36キロの表示が見える。この1キロは4分40秒だった。ちょっと遅い。もう少しスピードアップしなければ、と思いつつ頑張る。ここからは1キロずつの表示が出ている。ランナーにはなかなか良い配慮だと思う。各ラップはなるべく4分30秒程度に収めるよう走る。
残り5キロにもなるとだんだんきつくなってくる。小さな上り下りも脚には非常にこたえてくる。36キロ過ぎの長い上りはいちばん辛いところである。スタート直後に見た駅の景色が見えてくると、あと残りは3キロ程である。しかしここからはまた上りである。急ではないが、やはり長い。ここで無理をしてしまうと、もう走れなくなってしまう。
40キロポイントの給水所でも水を1杯。あともうひと息。今度は坂を下りて前方に40キロの表示が見える。残りは2キロ、タイムは2時間48分8秒。この5キロは何と23分12秒も掛かってしまった。これではしょうがない。だめだ!
グラウンドまで暫く田んぼ道を行く。左前方にグラウンドが見えて来る。あと残りはグラウンド手前の上りだけである。それを過ぎれば後は平らなグラウンドである。ここでも無理はせず。ゆっくり歩く様なつもりで上る。競技場の外周道路まで行くと、10キロの部の人々がたくさん応援してくれている。
残り1キロの表示を左手に見て、外周道路を行く。3時間を切るランナーはまだまばらである。前方にもぽつりぽつりといる程度である。外周を4分の3周ほどしてグラウンド内に入る。あと残りはグラウンド1周と半分。600mだ。
やわらかい土のトラックを一歩ずつゆっくり走る。何故か顔は上がらず下を向いたままであった。55分を切ることができなかったからだろうか、それともまた昔のトラックでの苦しい思い出が思われるからだろうか。半周してゴール入口の前を通過して、残りは1周、400m。3時間は切れそうだ。55分は切れなかったが、58分は切れるだろうか。最後、頑張って走れば58分は切ることができたろうに…。
昔の苦しい事を思い出しながらトラックを1周。2時間58分21秒でゴールイン! 年代別では67位であった。ちなみに、35~49歳代では同じくらいのタイムで80番台であった。総合では150位程度であろうか…。
今回のレースでは30キロを過ぎて、意識がかすれたり、脚が上がらなくなったりという事が無かった。これは1月の走り込みと2月のスピード練習の成果だろうと思われる。今回、5~10キロポイントでしたスピードダウンも必要なかったのではないか、と反省する。それなりの練習をしたのだから、もう少し伸び伸びとしたレースをすれば良かったと思う。次回のフルマラソンへの課題としよう。
(No.28)
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