第10回川崎駅伝大会
1988年3月21日(月・祝) 曇り
種目:駅伝(6区 42.195Km)
記録:2時間42分05秒(第4区8Km29分38秒)
順位:7位/30チーム
| 【各区記録】 | | | | | |
1区 | 10 | Km | 竹山 | 36:45 | 36:45 |
2区 | 5 | Km | 田口 | 19:04 | 55:49 |
3区 | 4 | Km | 佐藤 | 15:23 | 1:11:12 |
4区 | 8 | Km | 本吉 | 29:38 | 1:40:50 |
5区 | 6 | .045Km | 西山 | 26:23 | 2:07:13 |
6区 | 9 | .150Km | 勝倉 | 34:52 | 2:42:05 |
朝は5時40分頃起床。昨日よりちょっと早め。実は今日もレース…駅伝である。いつもの様にご飯と餅4切れ。納豆とのりで食べる。今日のレースは距離は短め、しかし駅伝である。個人だけのレースではなく団体戦だ。
今日は会社に7時集合。会場は川崎の多摩川べりの「古市場陸上競技場」、車で会場まで向かう。国道1号線からやや入ったところであった。メンバーは皆元気いっぱい。やや皆は初めての体験で緊張気味か。会場にはまだ誰も来ていなかった。主催者側のテントもできていなかった。やや戸惑う。暫くは、会場の名ばかりの「競技場」でくつろぐ。
9時を過ぎたあたりから関係者らしき人々が少しずつ集まり出してきた。9時半には準備も整い、何とか受付が始まった。その頃には、第1区走者の竹山はだいぶアップもできている様だった。開会式も無事済み、10時01分にスタートの合図が鳴る。30チームの第1走者が走り出した。
我がタツノRCチームは先頭よりやや遅れ気味に出て行った。コースは各走者とも古市場競技場をスタート、ゴールとし、多摩川サイクリングロードの往復というコースである。第1区は10キロ、先頭は33分の前半で帰ってきた。我がチームは競技場までは8位、トラック内でひとりに抜かれ、9位で第2走者にたすきを渡した。36分45秒であった。まずまずの出だしである。目標はとりあえず入賞の10位だ。
その後は2区の田口が3人抜きで、19分04秒、区間5位。3区の佐藤は1人抜き、15分23秒。これも区間5位である。総合順位は5位まで上がった。そして第4区8キロが私の受け持ちであった。6位との差は約50m程の様だった。
やや速めのペースでスタートする。前後とも離れていたのでペースがつかめない感じだった。あまり無理はせず、そして抜かれはしない様に、という気持ちで臨んだ。
最初は土手の下の砂利道を川下へ下って行く。国道1号線の橋の手前を右手に上り、サイクリングロードへと出る。今度は川上へと上って行く。ここまで約1キロ弱といったところだろうか。この辺りを過ぎた頃、自分では結構速いと思っていたところへ、後ろからの足音が少しずつ聞こえ始めてきた。
後ろのグループのうち2人が追い付いて来た。ひとりは若手、まだ高校生かそれをちょっと過ぎた程度の様である。もうひとりはかなり年配、40代半ばといったところだろうか。暫くは3人の集団が作られた。ペースはかなり速い様だった。昨日のレースと同じくらいのペースで、自分でもかなりきつい感じがした。しかしそのうち――再び競技場の辺りまで戻ってきた頃には――若手は最初飛ばし過ぎた為だろうか、やがて脱落していった。
しかし年配の方はしっかりとペースをつかみ、私と抜きつ抜かれつといった様子で、「ガス橋」辺りまで行った。そこで一旦橋をくぐる為に土手の下に降り、再びまた土手に上るというところまで来た。インコースをついて行く事ができた為、ややリードを奪う。しかし相手もかなり走り込んでいるのか、やはりまたじわりじわりと追い付いて来る。
ガス橋あたりが約3キロ地点。従って折り返しまであと1キロ程である。そこから折り返しまでも調子は全く同じだった。タイムの方は、スタートの時にストップウォッチを押し忘れ、30秒程度遅れて――確かではないが――スタートしていた。その為あまり定かでないが、折り返しで13分30秒程度。約14分くらいだろうか……3分30秒ペースである。かなり速い。
折り返しでも何とか先を行く。コーナーをつくときは、先に入った方が気持ちは良い。左側から入り右に抜けて行く。残りはあと半分、同じペースで行けるだろうか。やや不安がつのる。折り返してからはやや向かい風気味であった。途中やや中だるみの様な気がしたところも一部あった様だ。折り返しで、途中暫く一緒だった若者が疲れた様子で折り返しに向かって行った。
ガス橋を過ぎ、更に競技場を過ぎるとあと残りは2キロ。何とか最後までもちそうだ。景色は川っぷちで、ほぼ同じようなところばかり。1号線の橋まで行くと、左に鋭角に折れ下って行く。砂利道に変わり足の感触が異なる。初めはやや戸惑う。しかし残りはあと1キロ。はるか前方に競技場のテントが見える。後ろとは少し間があき、1~2m離れている様だった。
砂利道を過ぎ、競技場に入るとあと400mほど。殆ど2人並んだままのレースだった。残り100m、ややダッシュ。付いて来るがやや遅れ気味の様だ。50m手前くらいで「たすき」をはずし、次の走者の西山に渡す準備をする。何とか後ろのランナーに抜かれずゴールし、5位で「たすき」を渡す事ができた。ゴール後は競ったランナーと握手を交わし、お互いの健闘を称え合った。タイムは29分38秒、区間では5位の記録だった。
その後は西山がコースを間違え、後ろのランナーにも抜かれ、7位に転落してしまった。最終6区は、勝倉が何とかまとめ、総合2時間42分05秒で7位と健闘した。
初めての駅伝で、皆がこれだけ頑張り、非常に良い経験ができた。10位まで表彰という事で、7位入賞の賞状とメダルを各人が手にし、喜んで帰って来ることができた。今度は10月に同じコースで再び駅伝があるとの事だった。またみんなで頑張ろうか…。
(No.31)
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